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SKY-HIが思う「人の才能が伸びるとき」 オーディション参加者に丁寧な話し方をした理由は…

SKY-HIが思う「人の才能が伸びるとき」 オーディション参加者に丁寧な話し方をした理由は…

ラッパーでありBMSG代表取締役CEOでもあるSKY-HIが、自身が主催したオーディション「THE FIRST」への理念や想いを語った。

SKY-HIが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。オンエアは9月17日(金)。

2021年10月9日(土)、10日(日)に開催予定のイベント「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2021 supported by CHINTAI」にて、SKY-HIはステージ「BMSG Showcase 2021 in INNOFES」のプロデュースを手がける。ステージにはBMSG所属のBE:FIRSTとNovel Coreが出演。配信視聴券が現在発売中。詳細は公式サイトまで。

・「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2021 supported by CHINTAI」公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/iwf2021/?jw_ref=iwf21_jnw

誠実さが生んだ感動

まずは、BE:FIRSTを生み出したSKY-HI主催のオーディション「THE FIRST」の話題になった。

SKY-HI:本当にいい番組を作れたなと思います。誠実なオーディション番組で、ウソなし、ヤラセなし、台本なし、演出なし、そのままを映すことが一番感動を生むとは思っていたんです。それを成せたし、ありがたいことに反響を得られたというのは、すごくいい体験でした。
川田:いまや社会現象になってます。
SKY-HI:ありがたい限りですよ。
川田:すごいですよね。イメージどおりにきてるんじゃないですか?
SKY-HI:イメージどおりと言えばそうですけど、当然そうはならないパターンも想定しなくてはいけませんでした。そうではないときでも、ちゃんとスクラムを組んで「みんなで一つひとつ頑張っていこう」とやっていければいいと思ってました。そういう意味ではイメージよりいいですね。
川田:予想を超えてきた?
SKY-HI:超えてますね。(BE:FIRSTの)ミュージックビデオの再生回数の伸び方とかも、もう1400万を越えているので、すごいスピードだなと思っております。

BE:FIRST / Shining One -Music Video-

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自身の反省を活かした助言「基礎練習をとにかく大事に」

SKY-HIはオーディション「THE FIRST」で「クオリティファースト」「クリエイティブファースト」「アーティシズムファースト」という審査基準の3つの柱を掲げていた。

SKY-HI:ステージに立つ人間として必要だと常々思ってきているし、絶対に2021年に新しく生まれるグループには求められると思っていました。ボーイズグループやダンス&ボーカルとなると「与えられたものをやる」というイメージが強いのはどうなんだろうと問題意識みたいなものが少しあって。当然その楽曲に対しての造詣や愛情が深ければ深いほど、すべてパフォーマンスや人格に関わってくると思うんです。「ここは隠し味のこれがこういうことになっている」と理解した上で料理するのと、ただレシピどおりにやるのとでは絶対に本質が変わってくると思うので、それは大事にしたかったですね。

SKY-HIはAAAで、楽曲のラップのリリックを作っていた。川田はそのことに触れつつ「クリエイティブな側面が必ずしも評価されるわけではない気がする」と話す。

SKY-HI:まったく評価されなかったですね(笑)。
川田:それでも柱になるようなものを維持できたのはなぜだと思いますか?
SKY-HI:「そういうものがかっこいい」とシンプルに思っていたからだと思いますね。なぞるタイプの塗り絵ではなくて、絵の具の色から作ることに美しさや魅力、かっこよさをずっと感じていたので。時代は確かに変わって、そういったものが評価されやすい時代にはなってきたと思うんですけど、もともとそれがかっこいいと思っていたので。
川田:アーティストとして「クオリティを維持する」というのは、どこからきた思いですか?
SKY-HI:僕の反省からかもしれません。番組のなかで僕は、彼らに「基礎練習をとにかく大事にしてほしい」と話しました。僕は10代から20代の期間にそういったことを集中的にやる時間をとれなくて、20代後半から30代前半にものすごく悔いたんです。教える側としてはすごく役に立って結果としてはよかったと思いますが、そういった意味では、自分はクリエイティブファーストに比べるとクオリティファーストの概念はあとからかなという気がします。
川田:合宿でも基礎練習に参加していましたね。
SKY-HI:あれは単純に自分もやっぱり現役なので、大事でしたね。彼らの心の在り方や現在どういう伸び方をしているのかが、一緒に基礎練するとすごくよくわかります。あとは「一緒にやっている」という感覚を大事にしたかったですね。「選ぶ側」と「選ばれる側」という線引きをいかにあいまいにしていくかを合宿の初期で大事にしていました。

向かう道が開けているとき、人は伸びる

川田は、「THE FIRST」でSKY-HIがオーディション参加者に対して丁寧に物事を伝えようとしていたことが印象的だったと話し、「なぜそのように振る舞うことができたのか」と問いかけた。

SKY-HI:丁寧に話すことが、一番才能を伸ばすはずだと思っていたからです。「厳しくしているシーンを撮ったほうがいい、これはオーディション番組なんだし」みたいなことを言われることもあったんですが、彼らのためにならないので。シンプルに「いま頑張らないと難しくなってしまうよ」と伝える優しさはあると思いますし、技術的に足りないことを指摘するのは当然やらないといけないんですが、やっぱり人が伸びるときって向かう道筋が開けているときだと思うんです。努力の方向を自分だけで定めるのは不安や迷いが大きいので「あなたが指しているコンパスの方向でそのまま真っ直ぐいけば大丈夫ですよ」と丁寧にやっていくことが一番。そうされたほうが単純に自分がうれしいですし。そういうことをされた記憶がいままでになくて、反面教師のほうが多いかも(笑)。
川田:自分が必ずしも理想どおりにこれたわけではなかったということですか?
SKY-HI:そうですね。そういう意味では優しいリベンジですね。
川田:その優しい復讐は年代的にグッときます。僕らがやられてきたように、新しい人にやっちゃダメですよね。
SKY-HI:絶対にダメですね。絶対にダメです。それだけは言い切れます。
川田:同じ世代の人たちにみんな観てほしいなと思うぐらい。一人ひとりに伝えて、それに個々が応えていましたから。理想的な人の育て方、光の当て方だと思いました。
SKY-HI:そう言っていただくのはありがたいのと同時に、気を引き締めたいなというか。つまり僕はこうやって成功体験を自分で作ってしまったので、それを同じようにしていくことが正しいと人に伝えてしまいそうなところを、たぶん気を付けていかないと。人間の感性なんて1年おきに違うわけで、そういったものを敏感に察知できる状態にしないといけないんでしょうね。最高のものをいっぱいもらえたし作れていると思うけど、いま話していて、成功体験として残しすぎないように気を引き締めなきゃなと感じました。

SKY-HIの最新情報は、公式サイトまたは、公式Twitterまで。

各界のイノベーターやクリエイターを迎えて仕事へのこだわりや、描く未来について語り合う「ROAD TO INNOVATION」は毎週金曜日の20時10分ごろからオンエア。

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