開催中の第32回オリンピック競技大会(2020/東京)。J-WAVEの取材隊が、スポーツのみならず、音楽やファッション、カルチャーの視点から、競技の魅力や楽しみをお伝えします。今回はスケートボードとBMXを音楽で盛り上げたDJ REDBEARDにインタビュー。(J-WAVE NEWS編集部)
【関連記事】
・東京五輪を「音楽・ファッション・カルチャー」の視点から現地レポート!【スケートボード編】
・東京五輪のスケボー金メダリスト・堀米雄斗選手に訊いた! 滑るときに聴くヒップホップは?
・東京五輪のBMX「選手が自ら選んだBGM」は? 現地から音楽&ファッション視点でレポート
・東京五輪を音楽の視点で現地レポート! 「スケートボード・パーク」は疾走感あふれるロックが中心
・Instagram
https://www.instagram.com/cmdredbeard/
・Soundcloud
https://soundcloud.com/barbarrossa
DJ REDBEARD:めっっっちゃ疲れた!(笑) 7月20日から8月6日まで毎日ずっと音楽をかけていました。しかもそのうちのほとんどが朝7時から17時まで。大変だったけど、どれもかけがないのない時間でした。元々スケートボードだけを担当するはずだったんだけど、こっちに来てBMXのレースとフリースタイルにも飛び入りで参加できるようになったんです。全部が終わってほっとしてます。そしてポジティブなメッセージを世界中からたくさんもらって本当に嬉しいです。
──スケートボードの大会はどうでしたか?
DJ REDBEARD:大会は本当に素晴らしかったです。特に男女ともにパーク大会はとても良かった。スケートボードは常に成長しているカルチャー/ライフスタイルなんです。僕は1988年(7歳のとき)からスケートしています。オリンピックは、僕らのまわり以外の世界の人々にスケートボードとは何か、そしてそのエネルギーと友情を見せることが出来た、とても良い機会だと思います。スケーターはみんな友達なんです。とてもオープンでみんながみんなを受け入れる環境です! 僕たちが見せたいスケートボードを世界に見てもらえたことを誇りに思います。
──今大会のDJではどんな曲を選びましたか?
DJ REDBEARD:僕は1980年代後半からスケートボードをしていました。YouTubeや音楽のストリーミングサービスはもちろん、インターネットすら使われていない時代でした。僕たちの憧れているスケーター達がやっている新しいスケートボードのトリックを理解する方法は、毎日スケボーに行く前後に、ひたすらスケートビデオを友達と繰り返し見続けることくらいでした。このイベントで使った曲のほとんどは象徴的なスケートビデオのサウンドトラックに出てくる曲です。それと、たくさんのクリエイティブなスケーターが自分で作曲しているので、そういうトラックも使いました。さらに頑張ってスケーターたちの出身地を調べて、それぞれに合う曲を選ぶように努めました。そして最後に大事なことですが……そのスケーターのスタイルと曲のエネルギーがマッチするような選曲を行いました! 僕は2002年から色々なイベントでDJしていて、インターナショナルのイベントや靴のブランド、エナジードリンク、World Skateboarding Federationのイベントなどもやったことがあります。そして今回の選曲はSpotifyプレイリストで公開中なのでぜひチェックしてください。
【男子パーク決勝の選曲プレイリスト】
【女子パークでの選曲はこちら】
https://news.j-wave.co.jp/2021/08/post-8288.html
──スケートボードと音楽の関係性についてどう思いますか?
DJ REDBEARD:間違いない! スケートボードに音楽を足すと10倍良くなります。ほぼ全てのスケートビデオは曲のビートに合わせて編集されていて、ポップ(板を弾く動き)、フリップ(回転)とメイク(着地)がスネア、クラップ、リフなど様々な曲のリズムと合わさって強調されます。このような音楽のリズムとスケートボードの動き、2つの融合=ミックスは非常に大切で、DJが異なるメディアの曲を同時にMIXしてプレイすることにも似ています。僕のDJは基本的にこれを生でやっています。
(※このインタビューの一部は、8月7日(土)放送のJ-WAVE「SEASONS」でも紹介されました)
今回Instagramのダイレクトメッセージでご連絡をしたところ、快くインタビューに応じてくださいました。はじめはスケートボードのDJだけだと思ってメッセージを送ったので、まさかBMXも彼の担当とは思わず24日間もプレイしていたことに圧倒されました。お疲れと興奮の様子は彼のInstagram投稿でも見られました。
私はこのオリンピック彼のDJでずっと踊らされていた……ということですね。貴重なインタビューの機会をいただけて光栄でした。自由に渡航できるようになったら、いつかお会いして直接お礼を言えたらいいなと思います。最後にTokyo2020を楽しんだDJ REDBEARDの写真をどうぞ。お疲れのところ、本当にありがとうございました。Thank you so much!!!
(Writer:Kana Shionoya)
(J-WAVE NEWS編集部より:初出時、お名前にスペルミスがございました。お詫びして訂正させていただきます。
【関連記事】
・東京五輪を「音楽・ファッション・カルチャー」の視点から現地レポート!【スケートボード編】
・東京五輪のスケボー金メダリスト・堀米雄斗選手に訊いた! 滑るときに聴くヒップホップは?
・東京五輪のBMX「選手が自ら選んだBGM」は? 現地から音楽&ファッション視点でレポート
・東京五輪を音楽の視点で現地レポート! 「スケートボード・パーク」は疾走感あふれるロックが中心
スケートボードとBMXの会場を沸かせた、アムステルダム在住のDJ REDBEARD
東京2020オリンピックで「スケートボード ストリート」「スケートボード パーク」「BMX レース」「BMX フリースタイル」の競技会場のDJを務めたのは、DJ REDBEARDことRamoen Verbeet。アムステルダム出身・在住の40歳、職業はDJとマッサージセラピスト。自身もスケーターで、イベントや大会でもDJをおこなってきたそう。https://www.instagram.com/cmdredbeard/
・Soundcloud
https://soundcloud.com/barbarrossa
DJ REDBEARDに独占インタビュー!
──今回のオリンピック会場でDJをして、いかがでしたか?DJ REDBEARD:めっっっちゃ疲れた!(笑) 7月20日から8月6日まで毎日ずっと音楽をかけていました。しかもそのうちのほとんどが朝7時から17時まで。大変だったけど、どれもかけがないのない時間でした。元々スケートボードだけを担当するはずだったんだけど、こっちに来てBMXのレースとフリースタイルにも飛び入りで参加できるようになったんです。全部が終わってほっとしてます。そしてポジティブなメッセージを世界中からたくさんもらって本当に嬉しいです。
──スケートボードの大会はどうでしたか?
DJ REDBEARD:大会は本当に素晴らしかったです。特に男女ともにパーク大会はとても良かった。スケートボードは常に成長しているカルチャー/ライフスタイルなんです。僕は1988年(7歳のとき)からスケートしています。オリンピックは、僕らのまわり以外の世界の人々にスケートボードとは何か、そしてそのエネルギーと友情を見せることが出来た、とても良い機会だと思います。スケーターはみんな友達なんです。とてもオープンでみんながみんなを受け入れる環境です! 僕たちが見せたいスケートボードを世界に見てもらえたことを誇りに思います。
──今大会のDJではどんな曲を選びましたか?
DJ REDBEARD:僕は1980年代後半からスケートボードをしていました。YouTubeや音楽のストリーミングサービスはもちろん、インターネットすら使われていない時代でした。僕たちの憧れているスケーター達がやっている新しいスケートボードのトリックを理解する方法は、毎日スケボーに行く前後に、ひたすらスケートビデオを友達と繰り返し見続けることくらいでした。このイベントで使った曲のほとんどは象徴的なスケートビデオのサウンドトラックに出てくる曲です。それと、たくさんのクリエイティブなスケーターが自分で作曲しているので、そういうトラックも使いました。さらに頑張ってスケーターたちの出身地を調べて、それぞれに合う曲を選ぶように努めました。そして最後に大事なことですが……そのスケーターのスタイルと曲のエネルギーがマッチするような選曲を行いました! 僕は2002年から色々なイベントでDJしていて、インターナショナルのイベントや靴のブランド、エナジードリンク、World Skateboarding Federationのイベントなどもやったことがあります。そして今回の選曲はSpotifyプレイリストで公開中なのでぜひチェックしてください。
【男子パーク決勝の選曲プレイリスト】
【女子パークでの選曲はこちら】
https://news.j-wave.co.jp/2021/08/post-8288.html
──スケートボードと音楽の関係性についてどう思いますか?
DJ REDBEARD:間違いない! スケートボードに音楽を足すと10倍良くなります。ほぼ全てのスケートビデオは曲のビートに合わせて編集されていて、ポップ(板を弾く動き)、フリップ(回転)とメイク(着地)がスネア、クラップ、リフなど様々な曲のリズムと合わさって強調されます。このような音楽のリズムとスケートボードの動き、2つの融合=ミックスは非常に大切で、DJが異なるメディアの曲を同時にMIXしてプレイすることにも似ています。僕のDJは基本的にこれを生でやっています。
(※このインタビューの一部は、8月7日(土)放送のJ-WAVE「SEASONS」でも紹介されました)
今回Instagramのダイレクトメッセージでご連絡をしたところ、快くインタビューに応じてくださいました。はじめはスケートボードのDJだけだと思ってメッセージを送ったので、まさかBMXも彼の担当とは思わず24日間もプレイしていたことに圧倒されました。お疲れと興奮の様子は彼のInstagram投稿でも見られました。
1週間経った。疲れたー!ここからやるぞー!の図
写真ではお疲れの様子ですが、「自分のプレイリストが巨大なオリンピック会場で流れているなんて幸せすぎて信じられないよ!お家でみているすべての人へ愛を送ります!」とのメッセージ。
(J-WAVE NEWS編集部より:初出時、お名前にスペルミスがございました。お詫びして訂正させていただきます。