映画『ゾッキ』(4月2日全国公開)の公開直前イベントが20日(土)都内スタジオで行われ、竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督、九条ジョー(コウテイ)、鈴木福、松井怜奈、原作者の大橋裕之が参加した。
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唯一無二の作家と称される漫画家・大橋裕之による幻の初期作集『ゾッキA』『ゾッキB』を、竹中直人、山田孝之、齊藤工の三人が映画監督として共同制作。レンタルビデオ屋で退屈なアルバイトに従事する伊藤役の鈴木は「今までにないような役だったので、戸惑いながらも、楽しく撮影ができました。アルバイト経験がないので、実際にアルバイトをするとこんな感じなのかな?と楽しく演じることができました」と回想した。それに竹中監督は「キャスティングの決め手は、声色。キャスティングの段階でもう役はできているので最高でした。何も言うことはありませんでした」と鈴木のなりきりぶりを絶賛していた。
特殊メイクで白塗り&坊主といういで立ちで幽霊のような女を演じた松井は「私は何かにつけて幽霊を演じることが多くて、今回も『こんなに素晴らしい幽霊のような役は二度とできない!』と、すぐにお返事をしました」と抜擢に大喜び。これに竹中監督は「抜擢理由は声色。そして振り向いたときの姿と首の線。この役はもう松井さんしかいない!と思った」と太鼓判を押していた。
会ったことのないクラスメイトのお姉ちゃんに恋をしてしまう伴くん役の九条は、斎藤監督直々にバリカンを入れて、坊主頭姿で熱演した。「坊主への抵抗感はありましたが、工監督は『行くぞ!』と頭の真ん中から刈られた。これはやられるわあ……と思った」と笑わせつつも「自分の姿を鏡で見たら、伴くんがそこにいたんです!さすが工監督!」と自画自賛。演技初挑戦の九条の自信に齊藤監督は「伴くんがそこにいたって自分で言えるのはすごい」とニヤリとしていた。
“ちょっとだけ楽しかった撮影エピソード”を発表するトークの流れで鈴木は「自分の中で発したことのない言葉や書いたことのない言葉を書いたりして……。自分の殻を破ったというか、今までにない色々な経験をさせていただきました」と新境地開拓を宣言。今作のオファーをドッキリだと思っていたという九条は「工監督の指示を仰いで演技をする。そういったやりとりを密に取ることができたのが楽しかった」と齊藤監督との充実した時間を紹介した。
松井は「夜の移動車の中で自分の姿がバックミラーに写ると幽霊みたいに見えたので、心霊写真を偽造して撮っていました。それがちょっと楽しかった。映画が公開してしばらく経ったらその写真をSNSにシレっと載せたい」と予告していた。
一方の山田監督は「僕は誰とでも仲良くなれるタイプだけれど、苦手な人が5000人くらいいる。そんな人の家の近くに毎晩行って、10センチくらいの深さの落とし穴を掘るのがちょっとした楽しみです」と謎の大喜利コメントで笑いを誘っていた。
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この日65歳の誕生日を迎えた竹中監督にサプライズで、愛知県蒲郡市の名産品として知られるみかんをデコレーションした特製『ゾッキ』バースデーケーキをプレゼント。登壇者全員で65回目の竹中監督の誕生日を祝福した。
(文・写真=石井隼人)
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唯一無二の作家と称される漫画家・大橋裕之による幻の初期作集『ゾッキA』『ゾッキB』を、竹中直人、山田孝之、齊藤工の三人が映画監督として共同制作。レンタルビデオ屋で退屈なアルバイトに従事する伊藤役の鈴木は「今までにないような役だったので、戸惑いながらも、楽しく撮影ができました。アルバイト経験がないので、実際にアルバイトをするとこんな感じなのかな?と楽しく演じることができました」と回想した。それに竹中監督は「キャスティングの決め手は、声色。キャスティングの段階でもう役はできているので最高でした。何も言うことはありませんでした」と鈴木のなりきりぶりを絶賛していた。
鈴木 福
公開直前イベントにて
松井玲奈
斎藤 工
九条ジョー(コウテイ)
松井は「夜の移動車の中で自分の姿がバックミラーに写ると幽霊みたいに見えたので、心霊写真を偽造して撮っていました。それがちょっと楽しかった。映画が公開してしばらく経ったらその写真をSNSにシレっと載せたい」と予告していた。
一方の山田監督は「僕は誰とでも仲良くなれるタイプだけれど、苦手な人が5000人くらいいる。そんな人の家の近くに毎晩行って、10センチくらいの深さの落とし穴を掘るのがちょっとした楽しみです」と謎の大喜利コメントで笑いを誘っていた。
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山田孝之
大橋裕之