GAKU-MCが中心となって2011年から続けている、被災地へ心をつなぐライブイベント「J-WAVE HEART TO HEART アカリトライブ ON LINE」が2021年3月10日(水)、オンライン配信された。出演はGAKU-MC、藤巻亮太、CHEMISTRYの3組。3月16日(火)までアーカイブも配信されている。
・アーカイブ視聴チケット詳細はこちら
https://eplus.jp/sf/detail/1513280004?P6=001&P1=0402&P59=1
J-WAVEの震災復興支援番組『Hitachi Systems HEART TO HEART』でGAKU-MCは、2020年度にナビゲーターを務めた。そして藤巻亮太は2019年度に同番組のナビゲーターとして被災地の今を見てきた。そして、CHEMISTRYもまた、被災地に心を寄せるアーティストだ。この3組による“想い”の詰まった特別なライブの模様をここではお届けする。(J-WAVE NEWS編集部)
オレンジのスポットライトがGAKU-MCを照らし、心地の良いアルペジオの音色が会場全体に響き渡る。節目となる、10回目の「アカリトライブ」はGAKU-MCの「take it slow」からスタートした。
会場には視聴者から寄せられたメッセージ入りのキャンドルホルダーが並び、幻想的な空間を演出している。その非日常的な空間に酔いしれていると、弾き語りから心地の良いバンド・アンサンブルへサウンドが変化する。メロウな雰囲気で「take it slow」を最後まで歌い上げると、「発起人のGAKU-MCです」と挨拶。そして、藤巻亮太を呼び込んだ。
少しはにかみながら登場した藤巻亮太が最初に歌うのは、若者を応援したいという想いで作詞・作曲された「オウエン歌」。冒頭から力強く歌う藤巻の声から伝わるのは、明るい未来を切に願う想い。「行こうぜ僕等の未来/何にでも成れそうな気がしてるんだ/新しいその一歩で/未だ見ぬ世界へ羽ばたいて行け」というフレーズは学生だけでなく、被災地、そして混沌とした現在を生きるすべての人々へ届くメッセージだろう。
そして、2曲目、被災地への特別な想いの詰まった力強いギター・ストロークから始まる「大地の歌」へ。この楽曲は、2019年度の『Hitachi Systems HEART TO HEART』のナビゲーターを務めた藤巻が被災地を取材する中で感じた想いと現地の方への願いを紡ぎ書き下ろした特別な楽曲だ。メッセージ性の高い楽曲の余韻に浸っていると3曲目の「雨上がり」がスタート。最初の2曲とは異なるポップなサウンドで会場を盛り上げ、MC。「いいですね。ライブは楽しいな」と素直な言葉が溢れる。最後に披露したのが、彼の代表的な楽曲である「3月9日」。MCではコロナ禍で卒業式や文化祭などをできなかった学生たちに触れ、ひとことひとこと丁寧に歌いあげた。
次に登場したのが、CHEMISTRY。GAKU-MCとは久々の再会だったようで、肘タッチで再会を祝した。「音楽で皆さんの力になりたいと思います」と挨拶をして、スタートしたのは「ユメノツヅキ」。小気味のいいギターが鳴り響き、会場は一気にR&Bの雰囲気を纏う。
2曲目に披露したのは、至極のバラード「My Gift to You」。特にラストで2人が向き合い「愛してる」と歌い上げるハーモニーは圧巻だった。
「せっかくなので、GAKUさんも一緒に」と3曲目に披露されたのは、GAKU-MCも参加する「Dance with Me feat. GAKU-MC」。日韓友情年2005のキャンペーンソングであったこの曲だが、両者が揃って歌うのは今日が2回目。タイトル通り「一緒に踊ろう」という意味が込められたダンサブルな楽曲は今日という特別な日を盛り上げる一翼を担っていた。そして、「ここで歌えることに感謝し、歌で皆さんの心の隙間を埋めたい」と挨拶をし、 最後に披露したのは今年でデビュー20周年を迎えた彼らのデビュー曲「PIECES OF A DREAM」。オリジナルとは異なるバンドセットでの歌唱はいつもとは違う雰囲気。「画面の前の方も一緒に」とカメラへマイクを向ける演出は、配信を観ていたすべてのリスナーが歓喜したことだろう。
最後にパフォーマンスをするのは、発起人のGAKU-MC。毎月被災地へ行ったこと、そしてそこで実感した自分の小ささについて話し、歌い始めたのは「僕は忘れない」。「大切な人を大切に」とシンプルなメッセージを込めたこの楽曲を歌っているGAKU-MCと一緒に映し出されるのは、ひとつひとつメッセージが書かれ、灯りが灯ったキャンドルの数々。その光はまさに希望の証のように思えた。彼が歌に込めた“想い”が昇華された。そんなような気がした。
2曲目の「昨日のNo,明日のYes」では本日のライブの演奏を支えた、リズムソムリエズのソロパートを披露し、3曲目の「もしもラッパーじゃなかったなら」へ。「メドレーを歌います」と軽やかなテンポで始まったこの曲は、EAST END×YURIの「DA・YO・NE」やウカスカジーの「勝利の笑みを 君と」のフレーズが随所に散りばめられている。終始明るい雰囲気で歌い上げ、最後のMC。「いつかコロナが終わって、ココでまた会いましょう」と言葉をはさんでから、歌われたのは「サバイブ」だった。優しく語りかけるように歌唱するGAKU-MCから紡ぎだされる言葉の数々は、不思議と私たちに寄り添ってくれる。辛いことがあっても「共に生きよう」と思わせてくれる。彼の“愛”のこもった特別な時間だった。
ライブのラストには、藤巻亮太とCHEMISTRYが再び登場し、GAKU-MCとともに「希望の灯り」歌い10回目となる「アカリトライブ」は幕を閉じた。オンラインといういつもとは違う環境ながら、きっと彼らの音楽は被災地を含む、すべての人たちの心へ届いただろう。だからこそ、来年は有観客で「アカリトライブ」を開催してほしい。そんな明るい未来を切に願っている。
(取材・文=笹谷 淳介)
【アーカイブ視聴チケット購入はこちら】
販売は3月16日(火)21:00まで、視聴は3月16日(火)23:59まで。
https://eplus.jp/sf/detail/1513280004?P6=001&P1=0402&P59=1
・アーカイブ視聴チケット詳細はこちら
https://eplus.jp/sf/detail/1513280004?P6=001&P1=0402&P59=1
J-WAVEの震災復興支援番組『Hitachi Systems HEART TO HEART』でGAKU-MCは、2020年度にナビゲーターを務めた。そして藤巻亮太は2019年度に同番組のナビゲーターとして被災地の今を見てきた。そして、CHEMISTRYもまた、被災地に心を寄せるアーティストだ。この3組による“想い”の詰まった特別なライブの模様をここではお届けする。(J-WAVE NEWS編集部)
オレンジのスポットライトがGAKU-MCを照らし、心地の良いアルペジオの音色が会場全体に響き渡る。節目となる、10回目の「アカリトライブ」はGAKU-MCの「take it slow」からスタートした。
会場には視聴者から寄せられたメッセージ入りのキャンドルホルダーが並び、幻想的な空間を演出している。その非日常的な空間に酔いしれていると、弾き語りから心地の良いバンド・アンサンブルへサウンドが変化する。メロウな雰囲気で「take it slow」を最後まで歌い上げると、「発起人のGAKU-MCです」と挨拶。そして、藤巻亮太を呼び込んだ。
少しはにかみながら登場した藤巻亮太が最初に歌うのは、若者を応援したいという想いで作詞・作曲された「オウエン歌」。冒頭から力強く歌う藤巻の声から伝わるのは、明るい未来を切に願う想い。「行こうぜ僕等の未来/何にでも成れそうな気がしてるんだ/新しいその一歩で/未だ見ぬ世界へ羽ばたいて行け」というフレーズは学生だけでなく、被災地、そして混沌とした現在を生きるすべての人々へ届くメッセージだろう。
そして、2曲目、被災地への特別な想いの詰まった力強いギター・ストロークから始まる「大地の歌」へ。この楽曲は、2019年度の『Hitachi Systems HEART TO HEART』のナビゲーターを務めた藤巻が被災地を取材する中で感じた想いと現地の方への願いを紡ぎ書き下ろした特別な楽曲だ。メッセージ性の高い楽曲の余韻に浸っていると3曲目の「雨上がり」がスタート。最初の2曲とは異なるポップなサウンドで会場を盛り上げ、MC。「いいですね。ライブは楽しいな」と素直な言葉が溢れる。最後に披露したのが、彼の代表的な楽曲である「3月9日」。MCではコロナ禍で卒業式や文化祭などをできなかった学生たちに触れ、ひとことひとこと丁寧に歌いあげた。
次に登場したのが、CHEMISTRY。GAKU-MCとは久々の再会だったようで、肘タッチで再会を祝した。「音楽で皆さんの力になりたいと思います」と挨拶をして、スタートしたのは「ユメノツヅキ」。小気味のいいギターが鳴り響き、会場は一気にR&Bの雰囲気を纏う。
2曲目に披露したのは、至極のバラード「My Gift to You」。特にラストで2人が向き合い「愛してる」と歌い上げるハーモニーは圧巻だった。
「せっかくなので、GAKUさんも一緒に」と3曲目に披露されたのは、GAKU-MCも参加する「Dance with Me feat. GAKU-MC」。日韓友情年2005のキャンペーンソングであったこの曲だが、両者が揃って歌うのは今日が2回目。タイトル通り「一緒に踊ろう」という意味が込められたダンサブルな楽曲は今日という特別な日を盛り上げる一翼を担っていた。そして、「ここで歌えることに感謝し、歌で皆さんの心の隙間を埋めたい」と挨拶をし、 最後に披露したのは今年でデビュー20周年を迎えた彼らのデビュー曲「PIECES OF A DREAM」。オリジナルとは異なるバンドセットでの歌唱はいつもとは違う雰囲気。「画面の前の方も一緒に」とカメラへマイクを向ける演出は、配信を観ていたすべてのリスナーが歓喜したことだろう。
最後にパフォーマンスをするのは、発起人のGAKU-MC。毎月被災地へ行ったこと、そしてそこで実感した自分の小ささについて話し、歌い始めたのは「僕は忘れない」。「大切な人を大切に」とシンプルなメッセージを込めたこの楽曲を歌っているGAKU-MCと一緒に映し出されるのは、ひとつひとつメッセージが書かれ、灯りが灯ったキャンドルの数々。その光はまさに希望の証のように思えた。彼が歌に込めた“想い”が昇華された。そんなような気がした。
2曲目の「昨日のNo,明日のYes」では本日のライブの演奏を支えた、リズムソムリエズのソロパートを披露し、3曲目の「もしもラッパーじゃなかったなら」へ。「メドレーを歌います」と軽やかなテンポで始まったこの曲は、EAST END×YURIの「DA・YO・NE」やウカスカジーの「勝利の笑みを 君と」のフレーズが随所に散りばめられている。終始明るい雰囲気で歌い上げ、最後のMC。「いつかコロナが終わって、ココでまた会いましょう」と言葉をはさんでから、歌われたのは「サバイブ」だった。優しく語りかけるように歌唱するGAKU-MCから紡ぎだされる言葉の数々は、不思議と私たちに寄り添ってくれる。辛いことがあっても「共に生きよう」と思わせてくれる。彼の“愛”のこもった特別な時間だった。
ライブのラストには、藤巻亮太とCHEMISTRYが再び登場し、GAKU-MCとともに「希望の灯り」歌い10回目となる「アカリトライブ」は幕を閉じた。オンラインといういつもとは違う環境ながら、きっと彼らの音楽は被災地を含む、すべての人たちの心へ届いただろう。だからこそ、来年は有観客で「アカリトライブ」を開催してほしい。そんな明るい未来を切に願っている。
(取材・文=笹谷 淳介)
【アーカイブ視聴チケット購入はこちら】
販売は3月16日(火)21:00まで、視聴は3月16日(火)23:59まで。
https://eplus.jp/sf/detail/1513280004?P6=001&P1=0402&P59=1