J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。10月25日(日)のオンエアでは、シンガーソングライター・aikoが出演。新曲『ハニーメモリー』の制作エピソードを語った。クリスが歌詞の意味を質問する場面も。また、コロナ禍で変化したレコーディングの様子も聞いた。
クリス:元気そうですが、コロナ禍は大変でしたか?
aiko:やさぐれてましたよ。あはは。ビールばっかり飲んでました(笑)。
クリス:いいですね、リアルな感じが伝わってきます(笑)。アテは何を?
aiko:お菓子が多かったですね。ご飯で飲むとお腹いっぱいになっちゃうので、チーズとかと一緒に。
ミュージシャンとして、ライブができないコロナ禍をどう過ごしていたのか。
aiko:今年の頭にツアーをやっていたんですが、コロナで一公演だけ延期になってしまって。そのまま自粛期間に入って、その間はやっぱり、先ほど言ったようにちょっとやさぐれて。4ヶ月くらいどうしていいかわからない日々を過ごしたんですけれども、そこからは曲を書かなくちゃいけないなと思って。今は制作に入っています。
配信ライブを2回開催し、自分にとって救いになったという。会場に観客がいないことは心細いものの、「スタッフのみなさん、バンドのみなさんと一緒に、楽しく過ごせていると信じてライブをやっていました」と語った。
10月21日、aikoは40枚目のシングルとなる『ハニーメモリー』をリリースした。
aiko:外出自粛期間中に作った曲で、歌詞を一気に書き上げました。
クリス:「ハニー」イコール「蜜」ってことは、「密」の意味もかけている感じ?
aiko:あはは、かけていないです(笑)。私、蜂蜜が苦手なんですよ。でも、歌っているとマヌカハニーとかを舐めたりするから、前よりも口にするようになって。蜂蜜の絡みつく感じや、最初は甘いのに段々と苦く感じるところ、後味をひくところが恋愛に近いなって思ったので、『ハニーメモリー』というタイトルにしました。
心のなかに消化できずにあったものを吐き出した曲なのだとか。
クリス:『ハニーメモリー』は男目線で書かれていますね。
aiko:一人称の「僕」を使うと、自分が思っていた以上に心のなかを文字にすることができました。男として生きてきているわけではないから、「どうか、こういう風に思っていてくれたらいいな」という願望もあると思うんですけど。
クリス:なるほどね。
aiko:「あたし」って言葉よりも、「僕」のほうが優しかったり女々しかったりする気持ちが書きやすかったです。
クリス:歌詞に「いつも悪いなって思ってたよ 夜明け前に帰ると洗面所だけ電気が付いてた」と書かれているじゃないですか。洗面所で何をしていたんですかね?
aiko:「暗いなか帰ってこないように付けてあげたよ」とか、「さっきまで起きていたんだよ」というサインを、洗面所の電気で表現してみました。
クリス:なるほど。だめだな、俺は。こういう心の機微がわからないんだよね。
aiko:(笑)。
クリス:レコーディングはリモートですか?
aiko:『ハニーメモリー』はみんなでスタジオ収録したのですが、感染予防対策を徹底しました。スタジオは前と一変していて、扇風機が至るところに置いていましたね。スタジオってどちらかというと空気がこもるイメージがありますけど、ずっと風が通っていました。
クリス:最初は違和感がありましたか?
aiko:そうですね。だけど、スタジオに入ってレコーディングができることが、何よりもうれしかったです。なので、へっちゃらでした。
クリス:現在、新曲のレコーディングもされているそうですね。
aiko:いろんな曲のレコーディングをしています。予定していたツアーが延期になってしまったので、「今できることはレコーディングやな」と、気持ちを切り替えました。
クリス:いっぱい曲を作って、そのなかでリリースする曲を決めるスタイルなんですよね。
aiko:そうですね。CDにしたい曲を一つひとつをレコーディングに持っていく感じです。なので、家で曲をどんどん作っていこうと思います。
クリス:日の目を見ない曲はどうなっちゃうんですか?
aiko:気になりますよね(笑)。時間が経ってから色が変わってくる曲もあるので、ベストなタイミングで出せたらいいなと思っています。
クリス:そうなんですね。新たな曲たちも楽しみにしています!
『ハニーメモリー』は好評発売中。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100では、J-WAVE全番組のオンエアチャート、インターネット投票、東京都内主要のCDショップのセールスチャート、ストリーミングを集計。J-WAVEのオフィシャルチャートとして、毎週100曲のオリジナルランキングをオンエアする。放送は毎週日曜日の13時から。
コロナ禍は少しやさぐれてしまったけど…
この日のaikoは自宅からリモート出演。同番組に出るのは2年10ヶ月ぶり。クリス:元気そうですが、コロナ禍は大変でしたか?
aiko:やさぐれてましたよ。あはは。ビールばっかり飲んでました(笑)。
クリス:いいですね、リアルな感じが伝わってきます(笑)。アテは何を?
aiko:お菓子が多かったですね。ご飯で飲むとお腹いっぱいになっちゃうので、チーズとかと一緒に。
ミュージシャンとして、ライブができないコロナ禍をどう過ごしていたのか。
aiko:今年の頭にツアーをやっていたんですが、コロナで一公演だけ延期になってしまって。そのまま自粛期間に入って、その間はやっぱり、先ほど言ったようにちょっとやさぐれて。4ヶ月くらいどうしていいかわからない日々を過ごしたんですけれども、そこからは曲を書かなくちゃいけないなと思って。今は制作に入っています。
配信ライブを2回開催し、自分にとって救いになったという。会場に観客がいないことは心細いものの、「スタッフのみなさん、バンドのみなさんと一緒に、楽しく過ごせていると信じてライブをやっていました」と語った。
恋と蜂蜜は似ている「絡みつく感じが」
aiko:外出自粛期間中に作った曲で、歌詞を一気に書き上げました。
クリス:「ハニー」イコール「蜜」ってことは、「密」の意味もかけている感じ?
aiko:あはは、かけていないです(笑)。私、蜂蜜が苦手なんですよ。でも、歌っているとマヌカハニーとかを舐めたりするから、前よりも口にするようになって。蜂蜜の絡みつく感じや、最初は甘いのに段々と苦く感じるところ、後味をひくところが恋愛に近いなって思ったので、『ハニーメモリー』というタイトルにしました。
心のなかに消化できずにあったものを吐き出した曲なのだとか。
クリス:『ハニーメモリー』は男目線で書かれていますね。
aiko:一人称の「僕」を使うと、自分が思っていた以上に心のなかを文字にすることができました。男として生きてきているわけではないから、「どうか、こういう風に思っていてくれたらいいな」という願望もあると思うんですけど。
クリス:なるほどね。
aiko:「あたし」って言葉よりも、「僕」のほうが優しかったり女々しかったりする気持ちが書きやすかったです。
クリス:歌詞に「いつも悪いなって思ってたよ 夜明け前に帰ると洗面所だけ電気が付いてた」と書かれているじゃないですか。洗面所で何をしていたんですかね?
aiko:「暗いなか帰ってこないように付けてあげたよ」とか、「さっきまで起きていたんだよ」というサインを、洗面所の電気で表現してみました。
クリス:なるほど。だめだな、俺は。こういう心の機微がわからないんだよね。
aiko:(笑)。
レコーディングにも変化…違和感はあるけど「へっちゃら」
コロナ禍で、レコーディングも変化したという。クリス:レコーディングはリモートですか?
aiko:『ハニーメモリー』はみんなでスタジオ収録したのですが、感染予防対策を徹底しました。スタジオは前と一変していて、扇風機が至るところに置いていましたね。スタジオってどちらかというと空気がこもるイメージがありますけど、ずっと風が通っていました。
クリス:最初は違和感がありましたか?
aiko:そうですね。だけど、スタジオに入ってレコーディングができることが、何よりもうれしかったです。なので、へっちゃらでした。
クリス:現在、新曲のレコーディングもされているそうですね。
aiko:いろんな曲のレコーディングをしています。予定していたツアーが延期になってしまったので、「今できることはレコーディングやな」と、気持ちを切り替えました。
クリス:いっぱい曲を作って、そのなかでリリースする曲を決めるスタイルなんですよね。
aiko:そうですね。CDにしたい曲を一つひとつをレコーディングに持っていく感じです。なので、家で曲をどんどん作っていこうと思います。
クリス:日の目を見ない曲はどうなっちゃうんですか?
aiko:気になりますよね(笑)。時間が経ってから色が変わってくる曲もあるので、ベストなタイミングで出せたらいいなと思っています。
クリス:そうなんですね。新たな曲たちも楽しみにしています!
『ハニーメモリー』は好評発売中。
ポーズは「影絵でカタツムリを作ってるところ」とのこと。
radikoで聴く
2020年11月1日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54