J-WAVEで放送中の番組『SHIBUYA DESIGN』(ナビゲーター:千原徹也・武藤千春)。10月3日(土)のオンエアでは、番組オリジナル楽曲『揺れてたブランコ』が初公開された。
【radikoで聴く】『揺れてたブランコ』(2020年10月10日28時59分まで)
田中:めちゃくちゃいい曲ができました。プロジェクトが立ち上がってから公開までに半年以上かかっているので、丹念に作り上げることができたなと実感しております。
武藤:歌詞に込めた思いをお聞かせいただけますか。
谷中:これからたくさんの人に聴いてもらえると思うと、うれしくてしかたないです。歌詞は、2020年の出来事というか、世界中がはじめて経験する大変な状況を思いながら綴りました。武藤さんの歌声には切ない孤独感があって、美しいなと思いました。
武藤:ありがとうございます!
田中:今から遡ること20年ぐらい前、お酒の席で谷中 敦さんに「あなたは作詞家になったほうがいい」と僭越ながら進言したことがあったんですよ。そこからなんと、今回のプロジェクトでようやくお仕事をご一緒することになりました。本人を前にして言いますけども、やっぱり天才ですね。
谷中:また、そんなこと言って(笑)。
【関連記事】スカパラ・谷中を作詞家として羽ばたかせた! FPM・田中が明かす、20年前の会話
田中:ラジオ番組の楽曲だったので、千原くんと武藤さんが醸し出す雰囲気、J-WAVE、渋谷、コロナ禍をキーワードにしました。千原くんと楽曲の相談をしているときに「コロナのなかで翻弄される自分と過去の自由だった自分」というテーマが出たのですが、それを谷中くんが「揺れてたブランコ」って言葉で表現したんですよね。過去形なんだけどブランコの動きを感じられる不思議な言葉じゃないですか。見事だなと思いましたね。
谷中:余韻、残響、残像といった、いろんなものを感じながらみんなは外出自粛期間を過ごしているんだろうなと思ったんですよね。余韻を含めた思い出の部分を前向きに捉えて、思い出を力に生きていくのは大切なことだなとこの1年で感じるようになりました。
田中:本当だよね。作詞家の先生のような見事なコメントだね。
谷中:(笑)。
田中:『揺れてたブランコ』には「東京はずっと夜の七時」という歌詞があるんだけど、ピチカート・ファイヴの『東京は夜の七時』からの引用なんだよね。うまいなって思った。
谷中:どこにも出かけることができないから、ずっと家にいるんですよね。家にいるのに帰りたい気持ちになってくるといいますか。「ずっと」という言葉を使うことで、停滞した感じを出したかったんですね。
武藤:久しぶりの歌唱だったので、すごく緊張しましたね。自分なりに曲を解釈しながら準備を進めました。曲の制作ではご指導をいただきながら“足し算”で歌ができあがるんだろうなと思っていたのですが、実際にやってみると“引き算”だったんですよ。それがすごく新鮮な気持ちでしたね。自分のなかでも新しい「武藤千春」の声を聴くことができました。
田中:歌手として活動されてきたわけだから、ポテンシャルはもちろんある方なんだとは思っていたんですが、予想以上に素晴らしいなと感じたんですよ。細かい歌唱の指導をしても、一発で修正してくれるんです。「言葉尻は声を抜いてウィスパーに切り替えてください」という、テクニック的に難しい指示をサクっとやっちゃっていて、すごいなと思いましたよ。
谷中:その場での変更を飲み込むことって大変なことですよね。あと、武藤さんの顔付きは緊張しているように見えなかったよ(笑)。
武藤:本当ですか(笑)!?
田中:ラジオの経験も活きているんじゃないですかね。スタジオでもすごく落ち着いていましたよ。
武藤:とても楽しいレコーディングでした。
千原:そして、この『揺れてたブランコ』ですが、10月17日(土)に配信リリースが決定されました。
武藤:たくさんの方に聴いていただけるとうれしいです。
J-WAVE『SHIBUYA DESIGN』は、アートディレクター 千原徹也と武藤千春がナビゲートする「渋谷」にこだわるラジオ。渋谷に居ても、渋谷に行かなくても、今その瞬間の「一番新しい渋谷」を音で味わうことができる。毎週土曜15時からオンエア。
番組オリジナル楽曲『揺れてたブランコ』ついに完成!
今回の放送では、『SHIBUYA DESIGN』で進行していたサウンドデザインプロジェクトの楽曲『揺れてたブランコ』が初公開。作曲・編曲はFPMの田中知之、楽曲のグランドデザインと歌詞の原案は千原徹也、作詞を東京スカパラダイスオーケストラの谷中 敦、共同コンポーザーにi-depのナカムラヒロシ、歌唱は武藤千春が担当した。【radikoで聴く】『揺れてたブランコ』(2020年10月10日28時59分まで)
谷中、歌詞制作は「世界中がはじめて経験する大変な状況を思いながら」
『揺れてたブランコ』オンエア後には、田中と谷中がリモート出演し、楽曲制作を振り返った。田中:めちゃくちゃいい曲ができました。プロジェクトが立ち上がってから公開までに半年以上かかっているので、丹念に作り上げることができたなと実感しております。
武藤:歌詞に込めた思いをお聞かせいただけますか。
谷中:これからたくさんの人に聴いてもらえると思うと、うれしくてしかたないです。歌詞は、2020年の出来事というか、世界中がはじめて経験する大変な状況を思いながら綴りました。武藤さんの歌声には切ない孤独感があって、美しいなと思いました。
武藤:ありがとうございます!
田中:今から遡ること20年ぐらい前、お酒の席で谷中 敦さんに「あなたは作詞家になったほうがいい」と僭越ながら進言したことがあったんですよ。そこからなんと、今回のプロジェクトでようやくお仕事をご一緒することになりました。本人を前にして言いますけども、やっぱり天才ですね。
谷中:また、そんなこと言って(笑)。
【関連記事】スカパラ・谷中を作詞家として羽ばたかせた! FPM・田中が明かす、20年前の会話
「揺れてたブランコ」という表現のよさ
武藤:田中さんは楽曲の制作中、どんなことを感じていましたか?田中:ラジオ番組の楽曲だったので、千原くんと武藤さんが醸し出す雰囲気、J-WAVE、渋谷、コロナ禍をキーワードにしました。千原くんと楽曲の相談をしているときに「コロナのなかで翻弄される自分と過去の自由だった自分」というテーマが出たのですが、それを谷中くんが「揺れてたブランコ」って言葉で表現したんですよね。過去形なんだけどブランコの動きを感じられる不思議な言葉じゃないですか。見事だなと思いましたね。
谷中:余韻、残響、残像といった、いろんなものを感じながらみんなは外出自粛期間を過ごしているんだろうなと思ったんですよね。余韻を含めた思い出の部分を前向きに捉えて、思い出を力に生きていくのは大切なことだなとこの1年で感じるようになりました。
田中:本当だよね。作詞家の先生のような見事なコメントだね。
谷中:(笑)。
田中:『揺れてたブランコ』には「東京はずっと夜の七時」という歌詞があるんだけど、ピチカート・ファイヴの『東京は夜の七時』からの引用なんだよね。うまいなって思った。
谷中:どこにも出かけることができないから、ずっと家にいるんですよね。家にいるのに帰りたい気持ちになってくるといいますか。「ずっと」という言葉を使うことで、停滞した感じを出したかったんですね。
『揺れてたブランコ』の配信リリースは10月17日(土)から
武藤は歌の収録を振り返り、楽曲の制作秘話を語った。武藤:久しぶりの歌唱だったので、すごく緊張しましたね。自分なりに曲を解釈しながら準備を進めました。曲の制作ではご指導をいただきながら“足し算”で歌ができあがるんだろうなと思っていたのですが、実際にやってみると“引き算”だったんですよ。それがすごく新鮮な気持ちでしたね。自分のなかでも新しい「武藤千春」の声を聴くことができました。
田中:歌手として活動されてきたわけだから、ポテンシャルはもちろんある方なんだとは思っていたんですが、予想以上に素晴らしいなと感じたんですよ。細かい歌唱の指導をしても、一発で修正してくれるんです。「言葉尻は声を抜いてウィスパーに切り替えてください」という、テクニック的に難しい指示をサクっとやっちゃっていて、すごいなと思いましたよ。
谷中:その場での変更を飲み込むことって大変なことですよね。あと、武藤さんの顔付きは緊張しているように見えなかったよ(笑)。
武藤:本当ですか(笑)!?
田中:ラジオの経験も活きているんじゃないですかね。スタジオでもすごく落ち着いていましたよ。
武藤:とても楽しいレコーディングでした。
千原:そして、この『揺れてたブランコ』ですが、10月17日(土)に配信リリースが決定されました。
武藤:たくさんの方に聴いていただけるとうれしいです。
J-WAVE『SHIBUYA DESIGN』は、アートディレクター 千原徹也と武藤千春がナビゲートする「渋谷」にこだわるラジオ。渋谷に居ても、渋谷に行かなくても、今その瞬間の「一番新しい渋谷」を音で味わうことができる。毎週土曜15時からオンエア。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
radikoで聴く
2020年10月10日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SHIBUYA DESIGN
-
土曜15:00-17:00
-
千原徹也/武藤千春