J-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい”音楽をつくるクリエイターが“WOW”と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる。
6月のマンスリープレゼンターは、ギタリスト、キーボーディスト、音楽プロデューサーなどさまざまな活動をおこなう川谷絵音。6月19日(金)のオンエアでは、前回に続きサカナクションの山口一郎がゲスト出演。音楽業界やサカナクションの魅力について熱いトークを展開した。
【前回記事】サカナクション・山口一郎×川谷絵音が語る、ミュージシャンのメッセージの伝え方
■どんどんテクノロジーだけが先に行っている感じがする
現在の音楽業界は、サブスクリプションが台頭してCDの販売が落ち、アナログレコードが少し伸びてきている。また、YouTubeなど動画配信コンテンツで音楽を聴くようにもなった。この流れを山口はどう捉えているのだろうか。
山口:個人的にはその流れは普通のことだと思っていて。ただ、レコード会社がCDをまだ売っていかないとビジネスとして成立しないとか、レコード業界自体がそういった性質のままだから残っているだけで、リスナーとしてはCDに縛られる必要はないと思う。ある種、リスナーの応援したい気持ちを利用しているっていうか。「このミュージシャンが好きだからCDを買ってあげたい」みたいな。それってアイドルの推しメンバーを上げたいみたいな思いなのかなって思う。だから、僕はCDがグッズみたいなものになっていくような気がする。
一方で、山口はサブスクリプションに関して、よくわからないところもあるという。
山口:例えば(売り上げの)分配方法とか、Apple Musicと他の会社のサブスクはぜんぜんパーセンテージが違うとか、どうしたらそこでビジネスとして成立するのかとか。まず、オンライン上で曲が流れるのとメディアで流れるのとではぜんぜん権利の関係も違ったりさ。
川谷:そうですよね。
山口:そういったところが整備されていないなかで、どんどんテクノロジーだけが先に行っている感じはするから、そのへんは声をあげていかないといけないような気はしているけどね。
川谷:確かにいまだによくわからないですもんね。あのパーセンテージ。
山口:リスナーもCD一枚に対してミュージシャンにいくらキックバックがあるのかって想像できてない人が多いじゃん。だからミュージシャンがレコード会社とマネジメント会社と契約してCDを出す時代は終わる気がする。マネジメント会社とレコード会社の関係みたいなものも一緒に変化していくんじゃないかなと思う。
■これからの時代はプロモーションの仕方も変わっていく
ゲスの極み乙女。が6月17日にリリースしたアルバム『ストリーミング、CD、レコード』は、CDの代わりにバームクーヘンを封入。世界初の“賞味期限付きアルバム”となった。
川谷:CDショップに新譜で置かれるのってだいたい1週間くらいじゃないですか。だから「CDも賞味期限があるよね」って話になって、賞味期限付きのアルバムを出そうと。歌詞カードしかいらない人もめちゃくちゃ多いから、CDは抜いてその代わりにバームクーヘンを入れて。CDよりいいものが入っていたほうがいいでしょって。バームクーヘンは賞味期限が1カ月くらいは持つから、それを食べながら歌詞カードを見てサブスクで音楽を聴くのってどうかなと思って、そうやってリリースしてみました。でも、ファンから「CDが聴きたいです」っていう声もあるにはあるんですよね。
山口:CDを買いたいってある種の愛じゃん。愛は拒絶する必要はないかなと思っていて。ただ、僕らとしては準備をしておかないといけないところはある。(川谷)絵音くんが言った通り、CDはリリースして1週間で何枚売るかが勝負だったじゃん。翌週からは売れなくなっていくし。でもサブスクになってからは、どれだけ長く売るかになったんだよね。てことは、プロモーションの仕方も変わっていくわけじゃん。1週間でどれだけ売るかっていうプロモーションと5年間でどれだけ売るかっていうプロモーション。
山口はサカナクションの『新宝島』を例に話を続ける。
山口:『新宝島』は5年前の曲だけど、いまだに6、7個くらいタイアップが決まったりとか。そうやって長く売れるってことがすごく重要だから、途中でどういう戦略をとるかってことになってくるんだと思う。CDは瞬発性のあるものだから個々で応援してくれる血が濃い人たちに対してのアプローチとして、サブスクは自分たちを浅く知ってくれた人たちに対してのアプローチとしていけばいいんじゃないかなと思う。僕らはファンクラブ限定でCDを販売しようかなと思っている。
川谷:それはいいですね。
山口:レコードショップに介入しないで、自分たちのファンクラブのなかで会員しか買えないとか。でも、そういう話をするとレコードショップの問題も出てくるから、いい方法を見つけていかなければいけないかなとは思うよね。レコードショップは世の中で売れるものをどんどん出していかなきゃいけなくなっているけど、どちらかというとニッチなほうに行ったほうがいいと思うんだよね。なかなか手に入らないものを並べるとか。流行を作っていく側にまわらないと必要じゃなくなってくるからね。オンラインでも買えるから、どんなものをセレクトするかっていうバイヤーの力が試される時代が来るような気がします。
山口は「CDも重要なものかもしれないけど、それだけじゃないものを発明していくことが僕ら世代の役割」と話し「人を傷つけずに、人の気持ちをやさしく受けとめながら藪漕ぎしていかないといけない難しい世代だけど、それを諦めずにやっていかなきゃ」と、これからを見据えた。
■進化を続けるサカナクション 「過去の自分のマネをしない」スタイル
山口は川谷について「すごく表情がよくなった」と伝える。
山口:少し前まではギラギラしてたよね。
川谷:(笑)。
山口:笑顔が笑ってなかったよね。
川谷:マジですか。いろんなことを思ってたかもしれないですね。余裕がちょっと出てきたということもありますね。いろんな大人の方の話を聞けたこともありますしね。人と出会うことって大事だなと思いました。
山口:人生の先輩っていっぱいいるよね。
川谷:本当に世界は広いなって思いました。俺いま31歳ですけど、すごい年上の人と話すと「31歳ってこれでいいのかな」と思いますもん。
山口:でも欲張らないことが大事だよ。自分のスケールのなかでいかに楽しむかってことがすごく大事だなって。だって上には上がいるし、規模が大きすぎるからわけわからなくなるしね。僕が「NF」(サカナクションがオーガナイズする複合イベント)を始めたときに、音楽はもっと他の文化とつながるべきだと思って今もやっているけど、やっぱり欲張らないことだよね。伝え方って規模を大きくし過ぎると薄まっていくし。
山口は「自分たちのファンをずっと保持したいとは全く思っていなくて、入れ替わって血が変わることを繰り返すことが、ユーミン(松任谷由実)さんが言ってた『ずっと評価される』ことだ」と話し、川谷も納得。
川谷:サカナクションが6年ぶりに出した2019年リリースのアルバム『834.194』って、前作と実売数が変わってなかったじゃないですか。
山口:めっちゃ調べてるね(笑)。
川谷:それが本当にすごいんですよね。サカナクションって頻繁にアルバムをリリースしてるわけじゃないですよね。サカナクションのファンの人たちもTwitterとかで調べると、みんな「音が飽きない」って書いていて。昔の曲もぜんぜん飽きないし、そういうサイクルで若いミュージシャンも戻っているというか。その間にサカナクションはアルバムを作っていて、6年経ってリリースしたら「サカナクションだ」ってなるし。
山口:人の影響は受けるじゃん。でも、影響の受け方に気をつけて、自分のマネをしないってことをやっていくと、ずっとオリジナリティを保てるかなって気がしている。結局、みんなどんどん自分が作ったもののマネをしてやってきちゃう。そうすると、カルピスが薄くなってくるような感じで摩耗していくんだよね。研磨じゃなくて摩耗。僕らは(自分のマネをしない)スタイルでやってこられたから長く支持されてきたと思う。
■アーティストのファンも多いサカナクション
川谷は6月5日オンエアの『WOW MUSIC』に登場した若手マルチアーティストのVaundyが「サカナクションが好きだ」と言っていた、と山口に伝えた。
【関連記事】
川谷絵音がVaundyの曲作りに迫る。トレンドを分析し、新しいものを生み出す若き才能
川谷:サカナクションってすごく広い幅を持っていますよね。僕も何回も好きなアーティストはサカナクションですって言ってるので。それってすごくないですか。普通、アーティストがアーティストを好きだっていうとなんか恥ずかしかったりするじゃないですか。
山口:確かに。
川谷:でも、ぜんぜん恥ずかしくないというか。(山口)一郎さんは僕が「独特の立ち位置」って言いましたけど、サカナクションがめちゃくちゃ独特な立ち位置で、一郎さん自体の立ち位置がよくわからないですからね。
山口:普通のおっさんなんだって。音楽好きなただのにいちゃんなんだよ。だからたぶん、みんな見下せるじゃん(笑)。だから言いやすいのかなと思うけどね。普通だからさ。
川谷:いやいや(笑)。
番組では他にも、山口と川谷がこれからのライブのあり方について話す場面もあった。PAや照明のスタッフなど、何年も一緒に仕事している人たちを守らなければいけない、と山口。また、オンラインで音楽を発信する方法を、無観客ライブ以外の形で発明したいと述べた。
次回、6月26日(金)のオンエアでは藤原ヒロシが登場し、川谷と音楽談義を繰り広げる。放送は24時30分から。お楽しみに!
深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』はJ-WAVEと、MUSIC FUN !のコラボ。『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月26日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『WOW MUSIC』
放送日時:金曜24時30分-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/wowmusic/
6月のマンスリープレゼンターは、ギタリスト、キーボーディスト、音楽プロデューサーなどさまざまな活動をおこなう川谷絵音。6月19日(金)のオンエアでは、前回に続きサカナクションの山口一郎がゲスト出演。音楽業界やサカナクションの魅力について熱いトークを展開した。
【前回記事】サカナクション・山口一郎×川谷絵音が語る、ミュージシャンのメッセージの伝え方
■どんどんテクノロジーだけが先に行っている感じがする
現在の音楽業界は、サブスクリプションが台頭してCDの販売が落ち、アナログレコードが少し伸びてきている。また、YouTubeなど動画配信コンテンツで音楽を聴くようにもなった。この流れを山口はどう捉えているのだろうか。
山口:個人的にはその流れは普通のことだと思っていて。ただ、レコード会社がCDをまだ売っていかないとビジネスとして成立しないとか、レコード業界自体がそういった性質のままだから残っているだけで、リスナーとしてはCDに縛られる必要はないと思う。ある種、リスナーの応援したい気持ちを利用しているっていうか。「このミュージシャンが好きだからCDを買ってあげたい」みたいな。それってアイドルの推しメンバーを上げたいみたいな思いなのかなって思う。だから、僕はCDがグッズみたいなものになっていくような気がする。
一方で、山口はサブスクリプションに関して、よくわからないところもあるという。
山口:例えば(売り上げの)分配方法とか、Apple Musicと他の会社のサブスクはぜんぜんパーセンテージが違うとか、どうしたらそこでビジネスとして成立するのかとか。まず、オンライン上で曲が流れるのとメディアで流れるのとではぜんぜん権利の関係も違ったりさ。
川谷:そうですよね。
山口:そういったところが整備されていないなかで、どんどんテクノロジーだけが先に行っている感じはするから、そのへんは声をあげていかないといけないような気はしているけどね。
川谷:確かにいまだによくわからないですもんね。あのパーセンテージ。
山口:リスナーもCD一枚に対してミュージシャンにいくらキックバックがあるのかって想像できてない人が多いじゃん。だからミュージシャンがレコード会社とマネジメント会社と契約してCDを出す時代は終わる気がする。マネジメント会社とレコード会社の関係みたいなものも一緒に変化していくんじゃないかなと思う。
■これからの時代はプロモーションの仕方も変わっていく
ゲスの極み乙女。が6月17日にリリースしたアルバム『ストリーミング、CD、レコード』は、CDの代わりにバームクーヘンを封入。世界初の“賞味期限付きアルバム”となった。
川谷:CDショップに新譜で置かれるのってだいたい1週間くらいじゃないですか。だから「CDも賞味期限があるよね」って話になって、賞味期限付きのアルバムを出そうと。歌詞カードしかいらない人もめちゃくちゃ多いから、CDは抜いてその代わりにバームクーヘンを入れて。CDよりいいものが入っていたほうがいいでしょって。バームクーヘンは賞味期限が1カ月くらいは持つから、それを食べながら歌詞カードを見てサブスクで音楽を聴くのってどうかなと思って、そうやってリリースしてみました。でも、ファンから「CDが聴きたいです」っていう声もあるにはあるんですよね。
山口:CDを買いたいってある種の愛じゃん。愛は拒絶する必要はないかなと思っていて。ただ、僕らとしては準備をしておかないといけないところはある。(川谷)絵音くんが言った通り、CDはリリースして1週間で何枚売るかが勝負だったじゃん。翌週からは売れなくなっていくし。でもサブスクになってからは、どれだけ長く売るかになったんだよね。てことは、プロモーションの仕方も変わっていくわけじゃん。1週間でどれだけ売るかっていうプロモーションと5年間でどれだけ売るかっていうプロモーション。
山口はサカナクションの『新宝島』を例に話を続ける。
山口:『新宝島』は5年前の曲だけど、いまだに6、7個くらいタイアップが決まったりとか。そうやって長く売れるってことがすごく重要だから、途中でどういう戦略をとるかってことになってくるんだと思う。CDは瞬発性のあるものだから個々で応援してくれる血が濃い人たちに対してのアプローチとして、サブスクは自分たちを浅く知ってくれた人たちに対してのアプローチとしていけばいいんじゃないかなと思う。僕らはファンクラブ限定でCDを販売しようかなと思っている。
川谷:それはいいですね。
山口:レコードショップに介入しないで、自分たちのファンクラブのなかで会員しか買えないとか。でも、そういう話をするとレコードショップの問題も出てくるから、いい方法を見つけていかなければいけないかなとは思うよね。レコードショップは世の中で売れるものをどんどん出していかなきゃいけなくなっているけど、どちらかというとニッチなほうに行ったほうがいいと思うんだよね。なかなか手に入らないものを並べるとか。流行を作っていく側にまわらないと必要じゃなくなってくるからね。オンラインでも買えるから、どんなものをセレクトするかっていうバイヤーの力が試される時代が来るような気がします。
山口は「CDも重要なものかもしれないけど、それだけじゃないものを発明していくことが僕ら世代の役割」と話し「人を傷つけずに、人の気持ちをやさしく受けとめながら藪漕ぎしていかないといけない難しい世代だけど、それを諦めずにやっていかなきゃ」と、これからを見据えた。
■進化を続けるサカナクション 「過去の自分のマネをしない」スタイル
山口は川谷について「すごく表情がよくなった」と伝える。
山口:少し前まではギラギラしてたよね。
川谷:(笑)。
山口:笑顔が笑ってなかったよね。
川谷:マジですか。いろんなことを思ってたかもしれないですね。余裕がちょっと出てきたということもありますね。いろんな大人の方の話を聞けたこともありますしね。人と出会うことって大事だなと思いました。
山口:人生の先輩っていっぱいいるよね。
川谷:本当に世界は広いなって思いました。俺いま31歳ですけど、すごい年上の人と話すと「31歳ってこれでいいのかな」と思いますもん。
山口:でも欲張らないことが大事だよ。自分のスケールのなかでいかに楽しむかってことがすごく大事だなって。だって上には上がいるし、規模が大きすぎるからわけわからなくなるしね。僕が「NF」(サカナクションがオーガナイズする複合イベント)を始めたときに、音楽はもっと他の文化とつながるべきだと思って今もやっているけど、やっぱり欲張らないことだよね。伝え方って規模を大きくし過ぎると薄まっていくし。
山口は「自分たちのファンをずっと保持したいとは全く思っていなくて、入れ替わって血が変わることを繰り返すことが、ユーミン(松任谷由実)さんが言ってた『ずっと評価される』ことだ」と話し、川谷も納得。
川谷:サカナクションが6年ぶりに出した2019年リリースのアルバム『834.194』って、前作と実売数が変わってなかったじゃないですか。
山口:めっちゃ調べてるね(笑)。
川谷:それが本当にすごいんですよね。サカナクションって頻繁にアルバムをリリースしてるわけじゃないですよね。サカナクションのファンの人たちもTwitterとかで調べると、みんな「音が飽きない」って書いていて。昔の曲もぜんぜん飽きないし、そういうサイクルで若いミュージシャンも戻っているというか。その間にサカナクションはアルバムを作っていて、6年経ってリリースしたら「サカナクションだ」ってなるし。
山口:人の影響は受けるじゃん。でも、影響の受け方に気をつけて、自分のマネをしないってことをやっていくと、ずっとオリジナリティを保てるかなって気がしている。結局、みんなどんどん自分が作ったもののマネをしてやってきちゃう。そうすると、カルピスが薄くなってくるような感じで摩耗していくんだよね。研磨じゃなくて摩耗。僕らは(自分のマネをしない)スタイルでやってこられたから長く支持されてきたと思う。
■アーティストのファンも多いサカナクション
川谷は6月5日オンエアの『WOW MUSIC』に登場した若手マルチアーティストのVaundyが「サカナクションが好きだ」と言っていた、と山口に伝えた。
【関連記事】
川谷絵音がVaundyの曲作りに迫る。トレンドを分析し、新しいものを生み出す若き才能
川谷:サカナクションってすごく広い幅を持っていますよね。僕も何回も好きなアーティストはサカナクションですって言ってるので。それってすごくないですか。普通、アーティストがアーティストを好きだっていうとなんか恥ずかしかったりするじゃないですか。
山口:確かに。
川谷:でも、ぜんぜん恥ずかしくないというか。(山口)一郎さんは僕が「独特の立ち位置」って言いましたけど、サカナクションがめちゃくちゃ独特な立ち位置で、一郎さん自体の立ち位置がよくわからないですからね。
山口:普通のおっさんなんだって。音楽好きなただのにいちゃんなんだよ。だからたぶん、みんな見下せるじゃん(笑)。だから言いやすいのかなと思うけどね。普通だからさ。
川谷:いやいや(笑)。
番組では他にも、山口と川谷がこれからのライブのあり方について話す場面もあった。PAや照明のスタッフなど、何年も一緒に仕事している人たちを守らなければいけない、と山口。また、オンラインで音楽を発信する方法を、無観客ライブ以外の形で発明したいと述べた。
次回、6月26日(金)のオンエアでは藤原ヒロシが登場し、川谷と音楽談義を繰り広げる。放送は24時30分から。お楽しみに!
深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』はJ-WAVEと、MUSIC FUN !のコラボ。『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月26日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『WOW MUSIC』
放送日時:金曜24時30分-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/wowmusic/