元ちとせが「調味料に謝りました(笑)」と語るワケ

J-WAVEで放送中の番組『RINREI CLASSY LIVING』(ナビゲーター:村治佳織)。6月6日(土)のオンエアでは、生まれ故郷・奄美大島を拠点に歌い続ける、元ちとせがリモート出演。奄美の魅力やライフスタイル、リラックスタイムについて語った。


■音楽を見つめ直した外出自粛期間。料理への意識変化も

元は外出自粛の期間、ずっと奄美大島で過ごしたそうだ。「高校を卒業してから、こんなに長い期間、島にいるのは初めてかもしれない」と語った。

村治:季節の移り変わりを肌で感じるという時間ですね。
:「自分の時間をゆっくり使ってみたことがなかったな」と改めて感じています。

普段からしている料理でも、新しい気づきがあったという。

:けっこうやっているつもりだったんですけど、パパッと作っているだけで、味の深さとか「この調味料が何に活かされているのか」とかを考えたことがなかったんです。
村治:主婦はあるものでチャチャっと作って出す、みたいな。
:素材と調味料に謝りました(笑)。
村治:あはは(笑)。
:「雑に使っていてごめんなさい」みたいな。
村治:いいですね。きっとこの期間が有益になっていますね。
:今回覚えたことを忘れないようにしないとなと思います。

現在、緊急事態宣言が全国で解除されたが、元はライブやコンサートについて「次どこで歌えるかという、めどが立っていない状態」とコメント。しかし、こんな時期だからこそ、音楽を見つめ直す時間を増やしていると話す。

:声を出す、歌う練習という感覚はなく、歌うことが好きなので「こういう声はどうやって出しているのかな?」みたいなことを考えたりする時間は、もともとありました。でも、自分が憧れてきた先輩方の歌をもう一回聴き直したり、そういう時間は今までより増えてきましたね。
村治:いいですね。一般的にはポップスとの融合という形で、ちとせさんの音楽が好きという方も多いと思いますけれども、原点は“島唄”ですもんね。


■音楽が日常的に聴こえてくる場所で育った

元が育った奄美大島の瀬戸内町の一画は、音楽が日常的に流れている場所だったそうだ。

:瀬戸内町自体はそれなりに大きいんです。でも私が生まれ育った、集落というんですかね、そこが本当に小さくて、小学校のときの全校生徒が4人とか、そういう場所でした。
村治:へえ。その集落の中で歩いていると、いつもどこかで誰かの楽器の音や歌が聴こえてくるといったことはありましたか?
:はい。それが日常で、それを聴いて育ちました。私が生まれ育った環境はそうだったんですが、街にいる私の同級生は「島唄はおじいちゃん・おばあちゃんがする娯楽」と思っている子たちのほうが多かったですね。
村治:当時はそういう認識だったんですね。
:今はまた違いますけど。
村治:ちとせさんは、誰かに「やりなさい」と言われなくても、みなさんの歌声に自然と惹かれていったんですね。
:今もそうですけど、すごく格好よく思えていたので。
村治:歳を重ねられても歌われるというところがまた格好いいですよね。
:歳を重ねていくことが格好よくなっていくことだったりするので。
村治:歳を重ねる楽しみがあったら最強ですよね。
:そうなりたいと思っています。

元は8月5日(水)、昨年9月15日に開催された「Augusta Camp 2019」のライブの模様と、ショートフィルム『ボクと君』を収録した映像商品を、UNIVERSAL MUSIC STORE限定で発売する。

『RINREI CLASSY LIVING』はリラクシングミュージックとともに、さまざまなフィールドで活躍するゲストを迎え、リラックス・トークをお届け。放送は毎週土曜日20時から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月14日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『RINREI CLASSY LIVING』
放送日時:毎週土曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/classyliving/

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