J-WAVEで放送中の番組『SEIKO SOUND STORAGE』では、ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。4月はレキシが登場。3日(金)のオンエアでは、大阪の音楽専門学校に進学した頃によく聴いていた曲など、レキシの音楽歴史を振り返った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月10日28時59分まで)
■調律科に進学した理由は?
レキシがピアノを始めたきっかけは、中学生の頃のバンドブームだった。
レキシ:僕らの中学校は全員丸刈りで学生服。そんな中学生がバンドをやるんだけど、めちゃくちゃかっこよかった。ピアノを始めた理由は、単純に押せば音が鳴るから(笑)。単純なドレミファソラシドがわかればできたので「こりゃあいい」ということで始めました。
高校卒業後は、実家を出て大阪の音楽専門学校に進学。専門学校ではピアノ調律科を専攻した。
レキシ:高校時代はバンドばっかりやっていたので大学なんて行けないとなっていたら、母親から「そんなに音楽が好きなら音楽に携われる学校に行ったら? ピアノの調律という仕事があるらしいよ」と言われ、バンドではキーボード担当だったので、ピアノの調律科に行きました。正直、そこまで「調律師になりたい!」と思ったわけではなく、「学校に行けば音楽関係のいろいろな人に知り合えるだろう」という軽い気持ちで、勧められるがままでした。
■ピアノの上に乗り…実家で真似した人物
そんなレキシが当時よく聴いていたのはザ・ビートルズ。彼らのルーツを知るために、オールディーズなど、次第に古い曲も聴き始めたという。そのなかで出会ったのが、シンガーソングライターでピアニストのジェリー・リー・ルイス。
レキシ:彼の伝記映画『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』をたまたまレンタルビデオ店で見つけて観ました。「ザ・キラー」と呼ばれるほど女性遍歴がすごいんです。音楽的に成り上がっていく様も面白い。プレイスタイルがとにかくはちゃめちゃで、足でピアノを弾くのは当たり前。椅子を蹴飛ばして立って足で弾くし、ピアノの上にも乗っかっちゃう。映画の最後に本人と主役のデニス・クエイドが一緒に演奏するプロモーションビデオがあって、それがまたかっこよかったんですよね。ちょうど家にはピアノの真うしろにテレビがあったんで、真似しました。でも全然できなくて、結果的に覚えたのはピアノの上に乗ることだけ(笑)。のちに組んだファンクバンドのSUPER BUTTER DOGで僕がやっていたのは、彼の影響を多大に受けたからです。
■コアな音楽に傾倒していく高校時代
高校時代には、周囲のバンドがユニコーンやX JAPANをカバーするなか、レキシのバンドでは近田春夫によるヒップホップバンド・ビブラストーンやファンクロックバンド・JAGATARAなど「当時は誰も聴いていなかったようなコアな音楽をカバーしていた」そうだ。ブラックミュージックや洋楽を聴いていくうちに、アシッドジャズなどにも夢中になっていく。
レキシ:オルタナティブが流行り始め、そういうのをオリジナルとしてやりだすバンドが増えた時代でした。そんななか出てきたのが、コアな音楽的なことをやっていたジャミロクワイ。当時はわかりやすいだけだったブラックミュージックもスタイリッシュでおしゃれになってきていた流れがあって、洗練されたジャズという感じですごくかっこよかったです。あと聴いていたのは、コーデュロイというジャズファンクバンド。おじさんがやるイメージのあったインストをグッと若者のほうに持ってきた感じで、すごく衝撃を受けました。あと、その前からヒップホップも聴きだして、ドクター・ドレーもよく聴いていましたね。Gファンクです。わかりやすく言うと、高い笛みたいなシンセの音が入ったサウンドなんですけど(笑)。そういう音楽というか、全体的なシーン、雰囲気に憧れていました。外国に行ったときのイメージというか、非現実的な空気を感じられるので聴いていましたね。
次週10日(金)のオンエアでは、レキシが初めて買ったCDや子どもの頃の音楽体験についてじっくりと語る。
『SEIKO SOUND STORAGE』では各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。放送は毎週金曜日の22時から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月10日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 22時-22時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
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■調律科に進学した理由は?
レキシがピアノを始めたきっかけは、中学生の頃のバンドブームだった。
レキシ:僕らの中学校は全員丸刈りで学生服。そんな中学生がバンドをやるんだけど、めちゃくちゃかっこよかった。ピアノを始めた理由は、単純に押せば音が鳴るから(笑)。単純なドレミファソラシドがわかればできたので「こりゃあいい」ということで始めました。
高校卒業後は、実家を出て大阪の音楽専門学校に進学。専門学校ではピアノ調律科を専攻した。
レキシ:高校時代はバンドばっかりやっていたので大学なんて行けないとなっていたら、母親から「そんなに音楽が好きなら音楽に携われる学校に行ったら? ピアノの調律という仕事があるらしいよ」と言われ、バンドではキーボード担当だったので、ピアノの調律科に行きました。正直、そこまで「調律師になりたい!」と思ったわけではなく、「学校に行けば音楽関係のいろいろな人に知り合えるだろう」という軽い気持ちで、勧められるがままでした。
■ピアノの上に乗り…実家で真似した人物
そんなレキシが当時よく聴いていたのはザ・ビートルズ。彼らのルーツを知るために、オールディーズなど、次第に古い曲も聴き始めたという。そのなかで出会ったのが、シンガーソングライターでピアニストのジェリー・リー・ルイス。
レキシ:彼の伝記映画『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』をたまたまレンタルビデオ店で見つけて観ました。「ザ・キラー」と呼ばれるほど女性遍歴がすごいんです。音楽的に成り上がっていく様も面白い。プレイスタイルがとにかくはちゃめちゃで、足でピアノを弾くのは当たり前。椅子を蹴飛ばして立って足で弾くし、ピアノの上にも乗っかっちゃう。映画の最後に本人と主役のデニス・クエイドが一緒に演奏するプロモーションビデオがあって、それがまたかっこよかったんですよね。ちょうど家にはピアノの真うしろにテレビがあったんで、真似しました。でも全然できなくて、結果的に覚えたのはピアノの上に乗ることだけ(笑)。のちに組んだファンクバンドのSUPER BUTTER DOGで僕がやっていたのは、彼の影響を多大に受けたからです。
■コアな音楽に傾倒していく高校時代
高校時代には、周囲のバンドがユニコーンやX JAPANをカバーするなか、レキシのバンドでは近田春夫によるヒップホップバンド・ビブラストーンやファンクロックバンド・JAGATARAなど「当時は誰も聴いていなかったようなコアな音楽をカバーしていた」そうだ。ブラックミュージックや洋楽を聴いていくうちに、アシッドジャズなどにも夢中になっていく。
レキシ:オルタナティブが流行り始め、そういうのをオリジナルとしてやりだすバンドが増えた時代でした。そんななか出てきたのが、コアな音楽的なことをやっていたジャミロクワイ。当時はわかりやすいだけだったブラックミュージックもスタイリッシュでおしゃれになってきていた流れがあって、洗練されたジャズという感じですごくかっこよかったです。あと聴いていたのは、コーデュロイというジャズファンクバンド。おじさんがやるイメージのあったインストをグッと若者のほうに持ってきた感じで、すごく衝撃を受けました。あと、その前からヒップホップも聴きだして、ドクター・ドレーもよく聴いていましたね。Gファンクです。わかりやすく言うと、高い笛みたいなシンセの音が入ったサウンドなんですけど(笑)。そういう音楽というか、全体的なシーン、雰囲気に憧れていました。外国に行ったときのイメージというか、非現実的な空気を感じられるので聴いていましたね。
次週10日(金)のオンエアでは、レキシが初めて買ったCDや子どもの頃の音楽体験についてじっくりと語る。
『SEIKO SOUND STORAGE』では各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。放送は毎週金曜日の22時から。お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 22時-22時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
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