J-WAVEで放送中の『SPARK』(水曜担当ナビゲーター:Suchmos)。2月26日(水)オンエアのワンコーナー「SPARK DREAMER」にて、先週に引き続きYONCEとGRAPEVINE・田中和将(Vo./Gt.)が対談をおこなった。
GRAPEVINEは、3月から開催予定のSuchmosの全国ツアー「The Blow Your Mind TOUR 2020」Zepp Nagoya公演に出演する。
【前回の記事】Suchmos・YONCE×GRAPEVINE・田中が対談!「シンパシーを感じる」理由とは?
■GRAPEVINEにとって大きな転機となった出来事
2019年9月、Suchmosは結成時からの夢であった、地元・横浜スタジアム(通称・ハマスタ)でのワンマンライブ「"Suchmos THE LIVE" YOKOHAMA STADIUM」を実施。会場に足を運んだ田中に、YONCEは“ターニングポイント”にまつわるトークを展開した。
YONCE:あの舞台を成し遂げたことで、俺たちにとっていい意味でも悪い意味でも、プレッシャーから解放されました。区切りがついたかなというタイミングでした。GRAPEVINEは結成から何周年になりますか?
田中:23周年かな。
YONCE:それぐらいのキャリアがあって、そのなかで楽曲製作や公演を成し遂げたときに、「燃え尽きた」って感じたことはありましたか?
田中:Suchmosのハマスタのような、いわゆる大きな節目というものは、もしかしたらなかったかもしれないなあ。Suchmosにとって、バンドの出身地であるハマスタでライブをするっていう目標があったわけですよね。我々は、そういったものがないんですよ。大阪出身で東京に来て、さほど大きな夢を持っていなかったんですよ。まだ新宿にあった頃のLIQUIDROOMで他のバンドのライブを観に行ったときに、「こういうところでお客さんが満杯になってやれるようになれたらいいねえ」って言っていたんです。その夢が、デビュー1年目ぐらいで叶ってしまって。そこから先の夢が、なくなってしまったんですよ。途方にくれてしまいました(笑)。
YONCE:(笑)。
田中:とはいえ、ライブというよりは、作品作品で節目はあったのかなと思っています。まず4人バンドだったのが、5枚目のアルバム『another sky』を出してから1人脱退してしまって。そのときはやっぱり、揉めましたね。脱退したあとに(活動を)どうするんだって方針を決めるのは、大きな節目になりました。モチベーションに変えないと、バンドが続けられないぞって思っていましたね。
YONCE:(バンドが)揺らいだ瞬間ということでしょうか。それとも、次に向かうためのガソリンになったのでしょうか?
田中:なるべくすぐに切り替えようとしましたね。ガソリンにしていました。ただやっぱり、メンバー脱退は悲しいことですから、ネガティブに見えていたと思います。そこを乗り越えるのは、なかなかキツいものはありました。でも、結果的にそこから長いこと続いてきていますので。今の体制からのほうが、キャリアが長くなっていますからね。あながち、あのときの舵の切り方は、間違いでもなかったのかもしれないなって思いますね。
■対バンは“先輩の側”も勉強になる機会
田中はYONCEに、「The Blow Your Mind TOUR 2020」の次に計画していることはあるのかという質問を投げかけた。
田中:次は何をしてくれるんかなあって思っています。答えられる範囲でいいので。
YONCE:今回の対バンの顔ぶれって、音楽が好きな人からしたら「なんちゅう食い合わせだ」って思うかもしれないラインナップな気はしています。ただ、俺たちにとっては“当たり前”に通ってきた音楽たちなんですよ。
田中:そうやんね。幅広くは見えるかもしれないけれど、みんなが聴く音楽だよね。
YONCE:僕らの思春期や青春時代を彩ってくれた人たちです。そして、自分たちが音楽で飯を食わせてもらうにあたって、どんなキャリアを辿ってきたのかということにも興味がある人たちでもあります。今回のライブでは、その人たちがどういう歌を歌ってきたのかということを知らせたいというか。歌のレシピを公開って言ったらいいのかな。
田中:こういう素材で成り立ってきたんですよってことだね。
YONCE:はい。「この人たちの音楽で、世を湧かしてきましたよ」というようなツアーになるんじゃないかなと思っています。
田中:楽しみだね。
YONCE:なので、正直そこから以降の展望というのは、僕らにもまだわからないです(笑)。「To be continued」的な感じですね。
田中:なるほど、楽しみにしておきます。きっと、対バンツアーで得るものは多そうだよね。
YONCE:楽しみですね。
田中:面白いと思うよ。全然違う人たちやからさ。リハのやり方も違えば音の作り方も違うし。機材の使い方も全然違うやろうしね(笑)。きっと、面白いと思います。
YONCE:ある意味、「勉強させてもらいます」っていう部分も強いツアーですね。
田中:そうだね。でもね、こういうのって先輩後輩は関係なくって。我々にとっても刺激になるし、勉強になるのよ。我々も対バンツアーをやりますけど、そういうところが本当に楽しみです。
YONCE:そうですね。ここ1、2年はワンマンライブが多かったんですよ。人と一緒にステージを共有するってことがなかったんで、まずはそれでしょっていう気持ちが、今回のツアーでは大きかったです。6人だけでするツアーに、ちょっと疲れてしまったというか(笑)。
田中:(笑)。刺激があったら、次へのモチベーションになるよね。
YONCE:カッコいいバンドのライブを観ながらお酒を飲むっていう場が、もっともっとほしいなって気持ちもありました。出演いただけて、本当にうれしいです。
田中:改めて、よろしくお願いします。
Suchmosのツアー詳細は、公式サイトにて。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月4日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/spark/
GRAPEVINEは、3月から開催予定のSuchmosの全国ツアー「The Blow Your Mind TOUR 2020」Zepp Nagoya公演に出演する。
【前回の記事】Suchmos・YONCE×GRAPEVINE・田中が対談!「シンパシーを感じる」理由とは?
■GRAPEVINEにとって大きな転機となった出来事
2019年9月、Suchmosは結成時からの夢であった、地元・横浜スタジアム(通称・ハマスタ)でのワンマンライブ「"Suchmos THE LIVE" YOKOHAMA STADIUM」を実施。会場に足を運んだ田中に、YONCEは“ターニングポイント”にまつわるトークを展開した。
YONCE:あの舞台を成し遂げたことで、俺たちにとっていい意味でも悪い意味でも、プレッシャーから解放されました。区切りがついたかなというタイミングでした。GRAPEVINEは結成から何周年になりますか?
田中:23周年かな。
YONCE:それぐらいのキャリアがあって、そのなかで楽曲製作や公演を成し遂げたときに、「燃え尽きた」って感じたことはありましたか?
田中:Suchmosのハマスタのような、いわゆる大きな節目というものは、もしかしたらなかったかもしれないなあ。Suchmosにとって、バンドの出身地であるハマスタでライブをするっていう目標があったわけですよね。我々は、そういったものがないんですよ。大阪出身で東京に来て、さほど大きな夢を持っていなかったんですよ。まだ新宿にあった頃のLIQUIDROOMで他のバンドのライブを観に行ったときに、「こういうところでお客さんが満杯になってやれるようになれたらいいねえ」って言っていたんです。その夢が、デビュー1年目ぐらいで叶ってしまって。そこから先の夢が、なくなってしまったんですよ。途方にくれてしまいました(笑)。
YONCE:(笑)。
田中:とはいえ、ライブというよりは、作品作品で節目はあったのかなと思っています。まず4人バンドだったのが、5枚目のアルバム『another sky』を出してから1人脱退してしまって。そのときはやっぱり、揉めましたね。脱退したあとに(活動を)どうするんだって方針を決めるのは、大きな節目になりました。モチベーションに変えないと、バンドが続けられないぞって思っていましたね。
YONCE:(バンドが)揺らいだ瞬間ということでしょうか。それとも、次に向かうためのガソリンになったのでしょうか?
田中:なるべくすぐに切り替えようとしましたね。ガソリンにしていました。ただやっぱり、メンバー脱退は悲しいことですから、ネガティブに見えていたと思います。そこを乗り越えるのは、なかなかキツいものはありました。でも、結果的にそこから長いこと続いてきていますので。今の体制からのほうが、キャリアが長くなっていますからね。あながち、あのときの舵の切り方は、間違いでもなかったのかもしれないなって思いますね。
■対バンは“先輩の側”も勉強になる機会
田中はYONCEに、「The Blow Your Mind TOUR 2020」の次に計画していることはあるのかという質問を投げかけた。
田中:次は何をしてくれるんかなあって思っています。答えられる範囲でいいので。
YONCE:今回の対バンの顔ぶれって、音楽が好きな人からしたら「なんちゅう食い合わせだ」って思うかもしれないラインナップな気はしています。ただ、俺たちにとっては“当たり前”に通ってきた音楽たちなんですよ。
田中:そうやんね。幅広くは見えるかもしれないけれど、みんなが聴く音楽だよね。
YONCE:僕らの思春期や青春時代を彩ってくれた人たちです。そして、自分たちが音楽で飯を食わせてもらうにあたって、どんなキャリアを辿ってきたのかということにも興味がある人たちでもあります。今回のライブでは、その人たちがどういう歌を歌ってきたのかということを知らせたいというか。歌のレシピを公開って言ったらいいのかな。
田中:こういう素材で成り立ってきたんですよってことだね。
YONCE:はい。「この人たちの音楽で、世を湧かしてきましたよ」というようなツアーになるんじゃないかなと思っています。
田中:楽しみだね。
YONCE:なので、正直そこから以降の展望というのは、僕らにもまだわからないです(笑)。「To be continued」的な感じですね。
田中:なるほど、楽しみにしておきます。きっと、対バンツアーで得るものは多そうだよね。
YONCE:楽しみですね。
田中:面白いと思うよ。全然違う人たちやからさ。リハのやり方も違えば音の作り方も違うし。機材の使い方も全然違うやろうしね(笑)。きっと、面白いと思います。
YONCE:ある意味、「勉強させてもらいます」っていう部分も強いツアーですね。
田中:そうだね。でもね、こういうのって先輩後輩は関係なくって。我々にとっても刺激になるし、勉強になるのよ。我々も対バンツアーをやりますけど、そういうところが本当に楽しみです。
YONCE:そうですね。ここ1、2年はワンマンライブが多かったんですよ。人と一緒にステージを共有するってことがなかったんで、まずはそれでしょっていう気持ちが、今回のツアーでは大きかったです。6人だけでするツアーに、ちょっと疲れてしまったというか(笑)。
田中:(笑)。刺激があったら、次へのモチベーションになるよね。
YONCE:カッコいいバンドのライブを観ながらお酒を飲むっていう場が、もっともっとほしいなって気持ちもありました。出演いただけて、本当にうれしいです。
田中:改めて、よろしくお願いします。
Suchmosのツアー詳細は、公式サイトにて。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月4日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/spark/