スマホで小説を執筆! 現役高校生のミステリー作家・日部星花が明かした執筆法

J-WAVEで放送中の番組『TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。12月26日(木)のオンエアでは、現役高校生作家・日部星花がゲストに登場。執筆活動にまつわるトークを展開した。


■スマホで小説を執筆する時代

日部は現在高校生であり、「このミステリーがすごい!」大賞の“隠し玉”として選考。宝島社の『偽りの私達』で、見事作家デビューを果たした。

別所:いつぐらいから小説を書いているんですか?
日部:長編は中学生ぐらいから描いています。
別所:最初からミステリーが好きだったんですか?
日部:そうですね。児童文学のなかでも、特にミステリーを読んでいましたね。
別所:どうしてミステリーが好きなんだろう。謎解きが好き?
日部:好きですね。でも、トリックは見抜けないです(笑)。
別所:(笑)。どんなミステリーを読みますか?
日部:いろいろ読みますね。謎解き系だったりどんでん返し系だったり。
別所:作家だとどなたがお好きですか? 思い出深い作品とかがあれば。
日部:最初に読んだミステリーは、はやみねかおる先生の作品です。
別所:ありがとうございます。どんでん返しみたいなのって、書くのがとても大変だと思うのですが、どういうときに思いつくんですか?
日部:ぼーっとしてふと思いつくこともありますし、(ミステリー小説を)読んでいて「こういうのが書きたい!」となるときもあります。
別所:物語の構造の部分ですか?
日部:そうです。「こういう結末で、こういうどんでん返しがあったら面白いんじゃないかな」って思っています。
別所:(思いつく)法則性みたいなものはないんだ。夜、夢のなかで浮かんだものを書きとめるみたいなことって。
日部:ないんですよ。なので(アイディアが)降ってくるのを待つしかない(笑)。
別所:大変だね! 当然、今の時代だとパソコンを使ってタイピングですよね?
日部:そうですね。あとは、スマートフォンを使います。
別所:スマホで小説を書いちゃうんだ。そういう時代なんですね。
日部:はい。便利です、スマホ(笑)。


■趣味でも小説は漫画っぽい表現も

日部は、インターネット上に小説を投稿するのが趣味だという。出版物として書き上げる小説と、趣味で書く小説の違いは?

別所:書き分けがあるんですか?
日部:ネットで書くものは自分の趣味を全開に出すので、読者さんをあまり意識しないです。一方で、本を執筆する際は、読者を楽しませることを考えています。
別所:そういう違いなんだ! ネットのなかでは、パーソナルなことが綴られているんですね。
日部:自分の書きたいものだけを書いていますね。
別所:妄想を含め?
日部:そうですね(笑)。
別所:どんなことを書くの?
日部:私は漫画が好きなので、漫画っぽい表現でライトノベルを書いてみたりとか。
別所:そうなんですね。デビュー作は学校が舞台なんですけど、高校生活ではどんなことを観察していますか?
日部:こういう人はこういう発言をするんだ、というようなことを観察していますね。
別所:キャラクターはどうやって作っていくんですか?
日部:いろんな人をモデルにして、そこからいろいろと改変して。“もはや別人”ってこともありますね(笑)。
別所:(笑)。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質にインサイトしていく。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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