J-WAVEで放送中の番組『GOLDEN PASS』(ナビゲーター:藤田琢己)。1月12日(日)のオンエアでは、シンガーソングライターの片平里菜が登場。世界中を一人旅しているという片平に、海外に行く意義を訊いた。
■時間とお金の余裕ができたら、すぐにどこかに行きたい
10代限定夏フェス「閃光ライオット」出場を経て2013年にデビューした片平。史上最年少で東京スカパラダイスオーケストラのゲストボーカルを務め、ギターブランド・Epiphoneの日本女性初公認アーティストとなるなど多方面から注目されている。
片平は世界各国を一人旅で飛び回っているそうだ。子どもの頃から好奇心旺盛だったのだという。
片平:家にあった世界遺産の写真を見て「ここ行きたい!」と言っていました。学校の閉塞感から「早くいろんなところに行きたい!」という感覚はずっとありましたね。
藤田:イマジネーションが膨らむ部分と学生時代のムズムズ感があった?
片平:「こんな小さなところで悩んでいる自分がすごく嫌だ」と思っちゃって。本当だったら早い段階で海外で過ごしてあっちで活動する希望もあったんですが、気付いたら時間が経っていました。
藤田:というより、すでに脚光を浴びてしまっていたので、アーティストとしてのキャリアが10代以降怒涛だったんですよね。
片平:そうですね。だから時間とお金の余裕ができたら、すぐにどこか行きたいモードになっていましたね。周りのスタッフさんには迷惑をかけてました。急にどっか行くから(笑)。
■旅は「ここだけは行こう」「これだけはやる」を持つことが大事
片平はこれまでに、アメリカやインド、パリ、カンボジアなどに行ったことがあるそうだ。
片平:パリは下調べもせずに行ったら、着いた翌々日だったかな。プロアマ関係なく誰でも街全体で音楽を奏でていいという「音楽の日」だったんです。
藤田:アーティストとしてはうずきませんでした?
片平:めっちゃうずきましたね(笑)。楽器を持っていかなかったので、現地でアコギを買って路上ライブをやりました。
藤田:めちゃくちゃ格好いいじゃないですか!
片平:珍しいのか、自分が歌ってきた英語のカバー曲よりも、オリジナル曲のほうが立ち止まって聴いてくれる方が多かったです。
藤田:それは収穫でしたね。
片平:そういう発見はありましたね。クロード・モネという印象派の画家が好きなんですが、モネの晩年過ごしたお家がパリ郊外にあるんですよ。見に行ってお家の中に入ったら、コレクションされているのが日本の浮世絵ばかりで。パリまで行っていろいろなものを吸収しようと思ったけど、自分の国のよさをそこで知りました。
また2015年には、写真家の石井麻木とともにカンボジアへ行った片平。内戦による地雷源を綿畑にするという石井が行っているプロジェクトに参加した。
片平:私が行った場所は一応ちゃんと整備されていて踏み入れて大丈夫だったんですが、雨が降ると地雷が埋まったり流れ出たりして、まだまだ完全に安全とは言い切れないところでした。もともと綿畑だったところを再生させようという活動で。
藤田:それもまた、一つの旅かもしれないですね。
片平:行って景色がすごいとか楽しいだけでもいいんですけど、私はなるべく目的を持っていくことが多いですね。
藤田:思い立つ行動力はひらめきに近いけど、やりたいプランや目的意識は根っこにありますよね。
片平:「これだけはやろう!」という計画があれば、すべて予定が流れてしまっても冒険しても残るものがありますからね。「行ったけど何もなかった」というのが怖いんですよね。
■海外に行くと赤ちゃんに戻ったような気持ちに
そして番組最後では、片平は旅に出ることの意義について語った。
片平:海外に行くと毎回、赤ちゃんに戻った気持ちになります。意思や感情はあるけどうまく伝えられない。でもそのもどかしさや無力さ、今までの常識が通じないことを感じるだけでも一人旅に行く意味がある。自分が新しくなるきっかけでもあるので、冒険して飛び込んでみると帰ってきてから自信がつくと思います。
片平のニューアルバム『一年中』が15日にリリースされた。
『GOLDEN PASS』では、さまざまな分野で国際的に活躍をする、日本発のゲストを迎えて、活動や思いを伺う。放送は毎週日曜の23時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月19日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOLDEN PASS』
放送日時:毎週日曜 23時00分-23時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goldenpass/
■時間とお金の余裕ができたら、すぐにどこかに行きたい
10代限定夏フェス「閃光ライオット」出場を経て2013年にデビューした片平。史上最年少で東京スカパラダイスオーケストラのゲストボーカルを務め、ギターブランド・Epiphoneの日本女性初公認アーティストとなるなど多方面から注目されている。
片平は世界各国を一人旅で飛び回っているそうだ。子どもの頃から好奇心旺盛だったのだという。
片平:家にあった世界遺産の写真を見て「ここ行きたい!」と言っていました。学校の閉塞感から「早くいろんなところに行きたい!」という感覚はずっとありましたね。
藤田:イマジネーションが膨らむ部分と学生時代のムズムズ感があった?
片平:「こんな小さなところで悩んでいる自分がすごく嫌だ」と思っちゃって。本当だったら早い段階で海外で過ごしてあっちで活動する希望もあったんですが、気付いたら時間が経っていました。
藤田:というより、すでに脚光を浴びてしまっていたので、アーティストとしてのキャリアが10代以降怒涛だったんですよね。
片平:そうですね。だから時間とお金の余裕ができたら、すぐにどこか行きたいモードになっていましたね。周りのスタッフさんには迷惑をかけてました。急にどっか行くから(笑)。
■旅は「ここだけは行こう」「これだけはやる」を持つことが大事
片平はこれまでに、アメリカやインド、パリ、カンボジアなどに行ったことがあるそうだ。
片平:パリは下調べもせずに行ったら、着いた翌々日だったかな。プロアマ関係なく誰でも街全体で音楽を奏でていいという「音楽の日」だったんです。
藤田:アーティストとしてはうずきませんでした?
片平:めっちゃうずきましたね(笑)。楽器を持っていかなかったので、現地でアコギを買って路上ライブをやりました。
藤田:めちゃくちゃ格好いいじゃないですか!
片平:珍しいのか、自分が歌ってきた英語のカバー曲よりも、オリジナル曲のほうが立ち止まって聴いてくれる方が多かったです。
藤田:それは収穫でしたね。
片平:そういう発見はありましたね。クロード・モネという印象派の画家が好きなんですが、モネの晩年過ごしたお家がパリ郊外にあるんですよ。見に行ってお家の中に入ったら、コレクションされているのが日本の浮世絵ばかりで。パリまで行っていろいろなものを吸収しようと思ったけど、自分の国のよさをそこで知りました。
また2015年には、写真家の石井麻木とともにカンボジアへ行った片平。内戦による地雷源を綿畑にするという石井が行っているプロジェクトに参加した。
片平:私が行った場所は一応ちゃんと整備されていて踏み入れて大丈夫だったんですが、雨が降ると地雷が埋まったり流れ出たりして、まだまだ完全に安全とは言い切れないところでした。もともと綿畑だったところを再生させようという活動で。
藤田:それもまた、一つの旅かもしれないですね。
片平:行って景色がすごいとか楽しいだけでもいいんですけど、私はなるべく目的を持っていくことが多いですね。
藤田:思い立つ行動力はひらめきに近いけど、やりたいプランや目的意識は根っこにありますよね。
片平:「これだけはやろう!」という計画があれば、すべて予定が流れてしまっても冒険しても残るものがありますからね。「行ったけど何もなかった」というのが怖いんですよね。
■海外に行くと赤ちゃんに戻ったような気持ちに
そして番組最後では、片平は旅に出ることの意義について語った。
片平:海外に行くと毎回、赤ちゃんに戻った気持ちになります。意思や感情はあるけどうまく伝えられない。でもそのもどかしさや無力さ、今までの常識が通じないことを感じるだけでも一人旅に行く意味がある。自分が新しくなるきっかけでもあるので、冒険して飛び込んでみると帰ってきてから自信がつくと思います。
片平のニューアルバム『一年中』が15日にリリースされた。
『GOLDEN PASS』では、さまざまな分野で国際的に活躍をする、日本発のゲストを迎えて、活動や思いを伺う。放送は毎週日曜の23時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月19日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOLDEN PASS』
放送日時:毎週日曜 23時00分-23時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goldenpass/
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