J-WAVEで放送中の番組『GOLDEN PASS』(ナビゲーター:藤田琢己)。11月17日(日)のオンエアでは、ゲストに音楽プロデューサー・村井邦彦がゲストに登場。YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の結成秘話や、息子である映像作家のヒロ・ムライについて語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月24日28時59分まで)
■海外戦略を意識して生まれたYMO
1978年にグループを結成後、シンセサイザーとコンピュータを駆使し、世界中の音楽シーンを席巻したYMO。世界を意識した音楽活動をはじめた経緯を、村井が語った。
村井:海外と日本を往復しながら仕事をしていたら、外国人に日本の音楽を知ってもらいたくなったんだよね。僕たちは150年ぐらい前から西洋の音楽を取り入れてきたんだけど、西洋の人に「これはいいな」って思わせるにはどうしたらいいんだろうと考えるようになって。そうしたら、アメリカの音楽を研究している細野晴臣も、同じことを思っていたわけだね。「海外で(音楽を)売りたい、そのためにはどうしたらいいか」の作戦のなかから、YMOが出てくるわけです。細野はアメリカの音楽以外にも、沖縄やインドなどのいろんな音楽知識を持っていて。それに付け加えて、電子音楽ですね。ポピュラーではなかったエレクトロ・ミュージックを、大々的に取り入れまして。それらが上手く結びついて、海外でブレイクしました。
■ヒロ・ムライを父の目線で語る
リスナーから「(ミュージックビデオが)グラミー賞を受賞したご子息を、どのように子育てしたのか教えてください」というメッセージが寄せられた。第61回グラミー賞ではヒロ・ムライが手がけた、チャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」が、最優秀短編ミュージック・ビデオ賞を受賞したことは記憶に新しい。村井は父として、どのような環境でヒロ・ムライの才能が育まれたのかを語った。
村井:彼が9歳のときに、ロサンゼルスに家族で移住したんですね。最初は英語を学ぶことに、かなり苦労したんじゃないかな。我が家の家風が“自由放任”でして、好きなことをやらせていました。中学生の頃には映像に興味を持っていて、いくつか映画を作っていましたよ。そして、南カリフォルニア大学の映画学部で学ぶことになりました。大学に入ったら、すぐにミュージック・ビデオを作り出していましたね。最初の頃の予算は500ドルだったらしいですよ。どうやって作っていたんだろう(笑)。そういう経験を重ねて、仲間から評価をもらって、有名アーティストから仕事が入って。そして、グラミー賞をとるに至ったわけです。僕が音楽を好きで、そのままレコード会社を設立したり作曲家やプロデューサーになったりしたのと同じですね。彼も子どもの頃から映像を作るのが好きで、そのまま仕事にしている感じです。
『GOLDEN PASS』では、世界に目を向け、活躍する日本発のゲストから、活動や思いを伺う。放送は毎週日曜の23時から。オンエアは23時頃から。
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PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOLDEN PASS』
放送日時:毎週日曜 23時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldenpass/
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■海外戦略を意識して生まれたYMO
1978年にグループを結成後、シンセサイザーとコンピュータを駆使し、世界中の音楽シーンを席巻したYMO。世界を意識した音楽活動をはじめた経緯を、村井が語った。
村井:海外と日本を往復しながら仕事をしていたら、外国人に日本の音楽を知ってもらいたくなったんだよね。僕たちは150年ぐらい前から西洋の音楽を取り入れてきたんだけど、西洋の人に「これはいいな」って思わせるにはどうしたらいいんだろうと考えるようになって。そうしたら、アメリカの音楽を研究している細野晴臣も、同じことを思っていたわけだね。「海外で(音楽を)売りたい、そのためにはどうしたらいいか」の作戦のなかから、YMOが出てくるわけです。細野はアメリカの音楽以外にも、沖縄やインドなどのいろんな音楽知識を持っていて。それに付け加えて、電子音楽ですね。ポピュラーではなかったエレクトロ・ミュージックを、大々的に取り入れまして。それらが上手く結びついて、海外でブレイクしました。
■ヒロ・ムライを父の目線で語る
リスナーから「(ミュージックビデオが)グラミー賞を受賞したご子息を、どのように子育てしたのか教えてください」というメッセージが寄せられた。第61回グラミー賞ではヒロ・ムライが手がけた、チャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」が、最優秀短編ミュージック・ビデオ賞を受賞したことは記憶に新しい。村井は父として、どのような環境でヒロ・ムライの才能が育まれたのかを語った。
村井:彼が9歳のときに、ロサンゼルスに家族で移住したんですね。最初は英語を学ぶことに、かなり苦労したんじゃないかな。我が家の家風が“自由放任”でして、好きなことをやらせていました。中学生の頃には映像に興味を持っていて、いくつか映画を作っていましたよ。そして、南カリフォルニア大学の映画学部で学ぶことになりました。大学に入ったら、すぐにミュージック・ビデオを作り出していましたね。最初の頃の予算は500ドルだったらしいですよ。どうやって作っていたんだろう(笑)。そういう経験を重ねて、仲間から評価をもらって、有名アーティストから仕事が入って。そして、グラミー賞をとるに至ったわけです。僕が音楽を好きで、そのままレコード会社を設立したり作曲家やプロデューサーになったりしたのと同じですね。彼も子どもの頃から映像を作るのが好きで、そのまま仕事にしている感じです。
『GOLDEN PASS』では、世界に目を向け、活躍する日本発のゲストから、活動や思いを伺う。放送は毎週日曜の23時から。オンエアは23時頃から。
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