青山学院大学・原監督が、「選手のやる気」を見極めるポイントは?

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。このコーナーではオンタイムのパフォーマンスアップにつながるヒントを紹介し、毎週月曜日はやる気を引き出す方法をシェアしている。

12月のマンスリーコンサルタントは、青山学院大学・原晋監督が担当。チーム全体やメンバー個々のモチベーションを上げて、最高のパフォーマンスを導き出すコツを5週にわたって紹介する。12月2日(月)のオンエアでは、選手のやる気を引き出すコツをレクチャーした。


■やる気は「体の姿勢」で見極める

まずは「選手のやる気があるか、ないか」を見極める方法を紹介した。

:やる気のあるなしがわかるのは、やはり“体の姿勢”でしょうね。特に朝練習で町田寮から出かけていく姿勢、そのときに靴紐を結ぶ姿勢、あるいは立ち上がったときの姿勢、集合して体操を行ってるときの体の姿勢、そういった選手の体を見ますね。目線が少し下向きなのか、落ち着きがないのか、体が固まってるのか、観察させてもらってますね。
サッシャ:細かいところまで見てるんだなあ。同じに見えますけどね。でも毎日見てると何かあるんだろうね。
増井:寮生活を共にしてますからね。
サッシャ:家族だと何も言わなくてもなんとなくわかるとか、ある意味家族になってるってことですよね。


■やる気がなさそうな部員に対して実践していること

続いて、やる気がなさそうな部員に対してどんな対応をしているのか紹介した。

:チーム全体的なことを言えば、平等にチャンスを与えることが大切な要素なんですよね。箱根駅伝は10名しか選ばれません。登録メンバーは16名です。部員は40名以上います。つまり3分の2は選手に選ばれないんですよね。だから誰もがチャンスがあるということを全体ミーティングを通して伝えるようにしてます。

さらに原監督は、個別で少しテンションが下がってる学生には、積極的に声を掛けるようにしているという。どんな言葉を掛けているのか。

:学生の興味があることって、サッカーやアイドルなど多種多様なんですけど、その子の興味のあることの情報を仕入れて、それに対して言葉を投げかけてあげると。そういう工夫をしてますね。
サッシャ:すごいね、細かい。40数名分把握してるってことでしょ? そしてさらに全員に対してチャンスを与える。これも選手としては嬉しいですよね。控えの選手が自分自身で納得して「彼に代表として頑張ってもらおう」と思うには、平等なチャンスが必要ですよね。
増井:最後まで監督が見てくれてるって思うと、練習も頑張ろうって思いますもんね。
サッシャ:あと自分の趣味の話をしてくれると、気にかけてくれてるんだって思うし、逆に監督のために頑張ろうって思うもんね。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」は、毎週月曜日から木曜日の10時54分ごろ放送。次回もお聴き逃しなく!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone 

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