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冷え性なら、入浴は「40度」で! 医師が理由を解説

画像素材:PIXTA

冷え性なら、入浴は「40度」で! 医師が理由を解説

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)。12月16日(月)のオンエアでは、温泉療法専門医・東京都市大学教授・早坂信哉さんが、医学的におすすめなお風呂の入り方を指南した。

【12月16日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」】


■疲労回復には、40度のお湯に肩まで10分

入浴には、どんな健康効果があるのか。

早坂:体が温まり血流がアップし、新陳代謝が活性化して疲れがとれる「温熱効果」があります。また、お湯の水圧による全身マッサージでむくみや血流を改善する「静水圧効果」、水中では体重が10分の1になることから、重力から解放され関節や筋肉の緊張が緩みリラックスする「浮力効果」など、さまざまな健康効果が期待できます。シャワーだけでは体温も十分に上がらず、温熱効果や静水圧効果、浮力効果も得ることができません。血液が循環せず、疲労回復効果も低くなってしまいます。

湯船につかる際は、「40度のお湯に10分間、肩までつかる」のが重要だ。肩まで浸かることで、静水圧と浮力の作用により体の隅々まで血液が送られ、温熱効果がアップする。入浴剤は、血流アップや疲労物質除去効果がある「硫酸ナトリウム」を含むものがおすすめだ。泡が出る炭酸系も、血管を拡張させて血流を改善させる効果があるのだとか。


■熱すぎないお湯がいい理由は?

40度というと「寒い季節や冷え性の人は、もっと熱いお湯のほうがいいのでは」と感じるかもしれない。しかし、熱いお湯より40度のほうが、温かさが持続するのだという。

早坂:42度以上の熱めのお湯に浸かると、体温も、手足の皮膚の温度も上がります。しかし、その温かさは持続しません。人の体は急な体温上昇があると、汗をたくさんかいて、急速に体温を下げようとするからです。冷え対策には、40度から41度程度のお湯に10分ほど浸かるのがいいでしょう。41度のお湯と、42度のお湯に浸かったあとの皮膚の温度変化を比べると、入浴直後は42 度のほうが体温も高いのですが、1時間後には41度のほうが体の温かさが保たれていたという実験結果もあります。

入浴でリフレッシュする方法がもっと知りたい人は、早坂さんの著書『最高の入浴法』もチェックしてみてほしい。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年12月16日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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