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椎名林檎『公然の秘密』から漂う、エロスと若々しさ…Sano ibukiが語る

椎名林檎『公然の秘密』から漂う、エロスと若々しさ…Sano ibukiが語る

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」で、11月11日(月)から14日(木)は、椎名林檎を特集。椎名は11月13日(水)に、デビュー22年目にして初のベストアルバム『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』をリリース。

同番組は普段、あっこゴリラがナビゲーターを務めているが、この日はお休みのため、代理で三原勇希&Sano ibukiがお届けした。オンエアは11月14日(木)。Sanoは11月6日、デビューアルバム『STORY TELLER』でメジャーデビューを果たしたばかりのシンガーソングライターだ。

【1日目】椎名林檎、初のベスト盤! sumika・片岡が愛を語る
【2日目】「椎名林檎は唯一無二の存在」OKAMOTO'S・オカモトコウキが語る
【3日目】秦 基博、椎名林檎の魅力を熱弁「歌声、表情、声色、すべてを兼ね備えている」


■東京事変を先に知った

Sanoはこの週の月曜から水曜まで、同番組でADを担当していた。この日はナビゲーターとして、椎名について話をすることに。

三原:SanoくんもADとして3日間このコーナーに携わってきて、語りたかったでしょ? Sano:語るのが恐れ多いというか……高貴な存在の感じがしていて。レーベルの大先輩でもあるので、背筋がピッと伸びる感じがあります。
三原:でも大好きなんですよね?
Sano:大好きですね、格好いい。林檎さんがデビューをしたのが98年だったと思うんですけども、僕は96年生まれで2歳なので、知ったのは(椎名が)東京事変の活動を始めたくらいからなんです。バンドを知ったのが先だったので、「椎名林檎さんってソロもやってるんだ」って、ソロの椎名さんをはじめて大学生のときに聴きました(笑)。
三原:(Sanoと)同じ世代の人はきっとそうなんですよね。
Sano:もちろん林檎さんのことを「憧れてるぜ」という男性も女性もたくさんいらっしゃると思うんですけど、僕はどちらかというと遅くて、最近になってすごく聴いています。


■三原が椎名から感じ取ったのは「さとりの境地」

幼いころから母の影響で椎名の楽曲を聴いていたという三原は、椎名の作り出す曲のイメージの移り変わりについて解説した。

三原:私は母が最初に『勝訴ストリップ』というアルバムを聴いていて。当時は「過激な歌詞だなあ」と思ったけど、カラオケで歌ったりしてた。昨日も(同コーナーで)『ギブス』をかけましたけど、今聴くと「こんなアレンジだったんだ」とか、サウンドプロダクションのすごさも感じます。『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』を聴いていて歌詞の書き方の変遷とかも、求めるようなものからどんどん、満足をしていくというか、「さとりの境地」に立った歌詞みたいになっていくのもすごく面白くて。
Sano:僕、TOKIOの『雨傘』という曲がすごく好きなんですが、林檎さんが書かれた曲だったんです。あとで知ってびっくりしました。
三原:ご本人も「裏方である」と言っているぐらい、提供をする側としても素晴らしい人ですよね。


■ニューアルバムからは『公然の秘密』を紹介

『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』は、活動20年を超え、これまで発表した全オリジナルアルバムおよびセルフカバーアルバムを中心に、チャート、売り上げ実績、各種リサーチ結果を元に、リスナーに愛され求められている楽曲をオールタイムで選曲。シングル曲のみならず、ライブパフォーマンスにおける人気曲や、カップリング曲も収録されている。番組では収録曲のなかから『公然の秘密』を紹介することに。Sanoが曲の印象を語った。

Sano:「若さがバスッと出てきたな」というイメージがありまして。僕はひと回りどころじゃなく年齢が違うとは思うんですけども、女性のエロスを感じます。ちょっとドキッとしてしまう。思わず惚れてしまいそうになるような声を今も出しているというのが、すごく面白いなと思って聴いていました。
三原:タイトルにもエロスを感じますよね。
Sano:20代ぐらいで出しそうなエロスで、若々しさを感じるのが不思議ですよね。
三原:わかるかも。

ここで『公然の秘密』がオンエアされた。

三原:すごい曲だな……。
Sano:ですね。少しだけ少女の匂いがするというか、そういうところもまたドキドキしちゃう曲です。
三原:わかる! 曲を聴いて「なにがあったんですか?」って聴きたくなっちゃうよね。いろいろ推測したくなったりするというのも椎名さんの楽しさ。

番組ではその他に、椎名の楽曲をランダムで流す「椎名林檎ガチャ」も実施。椎名がこれまでに発表した全てのアルバムと、数字の書かれたクジが入った2種類のボックスの中から、三原と秦がランダムに1枚ずつセレクト。どのアルバムの何曲目かを発表し、番組で流す企画だ。この日は、2000年にリリースされたセカンド・オリジナルアルバム『勝訴ストリップ』の10曲目に収録されている『サカナ』を流した。

『SONAR MUSIC』のワンコーナー「FEATURE TOPICS」では、旬なトピックを掘り下げていく。放送は毎週月曜日から木曜日の23時頃から。お聴き逃しなく!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月21日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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