東大卒のベーシスト・キタニタツヤが思う「ベースのよさ」とは?

毎年11月11日はベースの日。『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)では11日、シンガーソングライター、そしてベーシストとして活躍するキタニタツヤさんをゲストにお迎えし、音楽のルーツや東京大学で専攻していた美学芸術学研究などについて聞いた。コーナーは「MORNING INSIGHT」。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月18日28時59分まで)


■アジカンでロックにハマり…

9月発売の1stミニアルバム『Seven Girls' H(e)avens』から「Stoned Child」が、J-WAVEの「SONAR TRAX」にセレクトされているキタニさん。ロックにハマったのは、とあるバンドの楽曲との出会いがきっかけだったという。

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キタニ:一番初めにロックにハマった曲は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『遥か彼方』。アニメのオープニングテーマになっていて、それを見てハマったんですよね、音楽に。その曲がベースのイントロから始まっていて、ベースのリフがあって……。そこからロックの道に突き進んでいきました。ベースは、高校に入る直前に友だちとバンドを組むことになって、ギターとドラムがいたので僕がベースになったんです。


■東京大学文学部「美学芸術学研究室」とは

東京大学文学部卒という経歴の持ち主であるキタニさんは、「美とは何か」を考える「美学芸術学研究室」を専攻していたという。いったいどういう学問なのかを聞いた。

キタニ:「美学芸術学」なので、絵を鑑賞するのかなとか思われがちなんですけど違うんです。「子どもが描いた落書きも芸術っていえるの?」とか、そのへんにあるペンを手に取って「これを芸術品だっていって展覧会に出したらどうなるの?」みたいな。芸術を一歩上からの目線で見た学問という感じですね。


■ベースのよさは「地味」なところ?

ギターに比べて地味なイメージのベース。しかし最近では、キタニさんをはじめフロントマンで活躍しているベーシストが増えているという。ベースの立ち位置は、日本の音楽シーンで変化してきているのだろうか。

キタニ:ベースは地味ですよね。でも、ベースの音は無意識的に体に入ってくるものだから、地味でいいと思う。J-POPってサウンドじゃなくて歌詞が中心だったと思うんですけど、洋楽のヒットチャートの影響を受けて「体で聴く音楽、リズムの音楽」に年々少しずつ変わっているような気がしています。それにともなってベーシストとドラムの重要さは相対的に上がっているなと思いますね。

キタニさんは、11月26日(火)に渋谷WOMB LIVEでスリーマンライブを開催。2020年の東名阪ツアーのチケットはソールドアウトしているという。ベースは"踊らせる楽器、体で聴く音楽"だと語るキタニさんの最新情報は公式ホームページとSNSでチェックしてほしい。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr 

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