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昼休みに「外でランチ」or「机で仮眠」 精神的な疲れを取るのはどっち?

昼休みの過ごし方によって、精神的な疲れの取れ具合が変わってくる。どんな過ごし方がいいのだろうか。自律神経研究の第一人者として知られる、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんが解説した。

【9月30日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」】


小林さんが「昼休みのいい過ごし方」について問題を出題した。

Q:職場での昼休みの過ごし方で"精神的な疲れ"が取れるのは、次のうちどっち?

1:近所の店でランチをして、公園を散歩する。
2:自分の席で食事をして、そのまま仮眠する。

正解は1番。デスクワークの場合は、パソコンの前に座っている時間が長く、血流が滞りがち。そこに人間関係などから生じるストレスが加わると、ますます疲れが蓄積されていくことになる。

小林:そんなときは、休み時間に体を動かすことがオススメです。昼休みに公園を歩くことで気分が変わるだけでなく、血流も改善されます。特に運動不足を感じている人は、体を動かすことで疲れが取れます。運動で血流がよくなると、たまっていた疲労物質が排出され、肉体的な疲れがリセットされるからです。

体がスッキリすると、メンタルにもいい影響を与え、たまっていた疲れが軽減されるそうだ。

小林:逆に、素早く食事を済ませて、少しでも休もうと机で仮眠をとってしまうと、血流は滞ったままでスッキリしません。そうすると、午後の作業効率が下がり、定時に終わるはずだった仕事が終わらず、残業することになってしまいます。このような負のスパイラルに陥らないためにも、軽く体を向かすアクティブレスト、つまり"積極的休養"が大切です。


■疲れたら肩を上げ下げ

精神的な疲れを取るには、肩を上げ下げするのがオススメ。

・背筋を伸ばして肩を耳たぶのほうへ引き上げる。そのとき、首をすくめるようなイメージで、息を吸いながら行う。
・息を吐くと同時に一気に力を抜きます。このときに背筋が丸まらないように注意。

小林:疲れがたまって緊張していた肩の力が抜けて、気持ちも楽になります。1時間に1度行うとスッキリしますよ。

ぜひ、ご参考にしてみて。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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