J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。9月6日(金)のオンエアでは、アメリカで女優・コメディアン・プラスサイズモデルとして活躍する藤井美穂の活動の裏側に迫った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月13日28時59分まで)
■活躍の場を求めてアメリカへ
三重県出身の藤井は、子どもの頃から舞台女優を志し、地元の劇団に所属。子どものときから目立つのが好きで、子役に憧れたり、モーニング娘。のオーディションを受けたりしたという。その後、桐朋学園芸術短期大学に進学し、ダンスや歌などを学んだ。
そんな藤井がアメリカ行きを決めた理由は?
藤井:日本でこのまま芸能系をやるときに、自分で「どんな女優になりたいか」というビジョンがわかなくて、世界に行ったら自分らしいなにかが見つかるんじゃないかなと思って。きれいなモデル上がりの女優さんが日本は多いので、「どんなにお芝居を一生懸命やってもテレビには出られないよね......」という思いがあったり、「コメディが得意だからお笑い芸人になろうかな」って女芸人さんたちを見たけど、私がやりたいこととはちょっと違うかなという思いもあったり、自分を受け入れてもらえないんじゃないかという気持ちもありました。
藤井は21歳のときにアメリカへ行き、最初はホームステイをしながら語学学校へ通った。英語が通じず、最初は犬に話しかけることもあったとか。
藤井:女優は言葉を操る仕事なので、言葉をしゃべれないと意味がないとわかっていたんです。そのプレッシャーで本当に英語が嫌いだったんですけど、一生懸命勉強しました。やるしかないので。
■「痩せよう」と思うことをやめた
語学学校に1年間通ったあと、ロサンゼルスの演劇学校へ入り、さまざまなオーディションを受け、いくつかの仕事を獲得。さらに大きな舞台を目指して挑戦しているときに"プラスサイズモデル"と出会った。
藤井:標準体型ではなく「もう少し購買者に近い体型を」という動きがここ5年くらいで人気が出てきて、有名な雑誌もプラスサイズモデルを取り上げるようになって、私が始めたのは1年半くらい前です。自分がプラスサイズであることは自覚していたんですけど、モデルをやることは考えてなかったです。たまたま友だちからYouTubeの人気番組を紹介してもらって、出させてもらって、そこからいろいろなブランドのアンバサダーにしてもらいました。「ボディポジティブ」という"自分の体をポジティブにみよう"という考え方ですね。世の中では、体型や外見をジャッジしている現状があるので「どの体型でも美しいよ」ということを表現するようなムーブメントです。「どの体型でも自分は自分らしくいていいよ」という、自己肯定感を伸ばすような活動とリンクして大きくなっています。
影響力のある人物が多様な美を発信していくことによって、世の中の普通という価値観は変わっていく。「典型的な美人だけが美しいんじゃないということを、世の中に示していけると思う」と語った。また、藤井自身が外見を理由につらい思いをしたことがあるため、プラスサイズモデルが活躍している姿を目にして勇気づけられ、「痩せよう」や「細く白くなりたい」と思うのをやめたと明かした。
藤井は「いま日本で苦しんでいる人たちのために私が声をあげることで、何かを変えられたらいいな」と締めくくった。藤井の今後の活躍にも注目したい。
J-WAVE『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、さまざまなフィールドで活躍する人物の裏側に迫る。放送は毎週金曜の10時40分頃から。お楽しみに。
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PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
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■活躍の場を求めてアメリカへ
三重県出身の藤井は、子どもの頃から舞台女優を志し、地元の劇団に所属。子どものときから目立つのが好きで、子役に憧れたり、モーニング娘。のオーディションを受けたりしたという。その後、桐朋学園芸術短期大学に進学し、ダンスや歌などを学んだ。
そんな藤井がアメリカ行きを決めた理由は?
藤井:日本でこのまま芸能系をやるときに、自分で「どんな女優になりたいか」というビジョンがわかなくて、世界に行ったら自分らしいなにかが見つかるんじゃないかなと思って。きれいなモデル上がりの女優さんが日本は多いので、「どんなにお芝居を一生懸命やってもテレビには出られないよね......」という思いがあったり、「コメディが得意だからお笑い芸人になろうかな」って女芸人さんたちを見たけど、私がやりたいこととはちょっと違うかなという思いもあったり、自分を受け入れてもらえないんじゃないかという気持ちもありました。
藤井は21歳のときにアメリカへ行き、最初はホームステイをしながら語学学校へ通った。英語が通じず、最初は犬に話しかけることもあったとか。
藤井:女優は言葉を操る仕事なので、言葉をしゃべれないと意味がないとわかっていたんです。そのプレッシャーで本当に英語が嫌いだったんですけど、一生懸命勉強しました。やるしかないので。
■「痩せよう」と思うことをやめた
語学学校に1年間通ったあと、ロサンゼルスの演劇学校へ入り、さまざまなオーディションを受け、いくつかの仕事を獲得。さらに大きな舞台を目指して挑戦しているときに"プラスサイズモデル"と出会った。
藤井:標準体型ではなく「もう少し購買者に近い体型を」という動きがここ5年くらいで人気が出てきて、有名な雑誌もプラスサイズモデルを取り上げるようになって、私が始めたのは1年半くらい前です。自分がプラスサイズであることは自覚していたんですけど、モデルをやることは考えてなかったです。たまたま友だちからYouTubeの人気番組を紹介してもらって、出させてもらって、そこからいろいろなブランドのアンバサダーにしてもらいました。「ボディポジティブ」という"自分の体をポジティブにみよう"という考え方ですね。世の中では、体型や外見をジャッジしている現状があるので「どの体型でも美しいよ」ということを表現するようなムーブメントです。「どの体型でも自分は自分らしくいていいよ」という、自己肯定感を伸ばすような活動とリンクして大きくなっています。
影響力のある人物が多様な美を発信していくことによって、世の中の普通という価値観は変わっていく。「典型的な美人だけが美しいんじゃないということを、世の中に示していけると思う」と語った。また、藤井自身が外見を理由につらい思いをしたことがあるため、プラスサイズモデルが活躍している姿を目にして勇気づけられ、「痩せよう」や「細く白くなりたい」と思うのをやめたと明かした。
藤井は「いま日本で苦しんでいる人たちのために私が声をあげることで、何かを変えられたらいいな」と締めくくった。藤井の今後の活躍にも注目したい。
J-WAVE『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、さまざまなフィールドで活躍する人物の裏側に迫る。放送は毎週金曜の10時40分頃から。お楽しみに。
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番組名:『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時-11時30分
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