起きた瞬間なのに疲れてる! 「朝バテ」 の解消法を医師に訊いた

朝起きた瞬間に、ドッと疲れを感じることはないだろうか。体を休めていたはずなのに、なぜ? 「朝バテ」の原因と対策を、東京医科大学客員講師で内科・循環器の専門家である池谷医院の池谷敏郎院長に訊いた。

【9月5日(木)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】

■眠りの質を改善して朝バテを解消

朝バテの原因は眠りの質が悪いことだ。十分な睡眠をとるためには、起きる時間を一定にすることが重要。朝の正しい時間に起きて光を浴び、体内時計を整えよう。眠る時間も起きた時間で決まるため、正しい時間に起きると、決まった時間に深い眠りにつくことができる。

眠りの質を改善するためには、他にも4つのポイントがある。

・室温は27度に
池谷:必要に応じて室温を調整しましょう。エアコンをつけないと寝苦しくて眠りの質が低くなるので、だいたい27度に調整するといいと思います。

・スポーツをするような格好で
池谷:几帳面にパジャマを着て第1ボタンまで閉めて寝る人がいますが、スポーツをするような格好が適しています。ジョギングや軽い運動をするときに着るような薄い服、ゴムのキツくないパンツなどをはいて寝るといいです。通気性を考慮するといいですね。

・寝る前の水はコップ1杯
池谷:熱中症や脳梗塞を恐れて水を飲みすぎる人もいますが、飲みすぎて夜中にトイレに行く回数が増えてしまうと眠りの質が落ちます。トイレで頻繁に起きる人は、寝る前にコップ1杯くらいの水を飲むのがいいと思います。

・ギャバを摂ってリラックス
池谷:日中の仕事や生活などで高ぶった神経のままだと深く眠れなくなります。リラックスに導くギャバを摂ると深い眠りに入りやすいです。私は夕飯で、ギャバが普通のもやしの3倍ほど含まれている大豆もやしを食べています。レンジでチンしたり、軽く茹でてオリーブオイルを混ぜてナムルのようにして食べています。だいたいひと袋分摂ると完璧です。

また、夏は炭水化物を多く摂りがちなため、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を摂り、栄養のバランスを考えた食生活を送ることも大事だとアドバイスした。



池谷さんは先日、『1日5分! 血管ケアだけで20歳若返る!』を上梓した。血管が若返れば、見た目も臓器も機能が若返り、血管を丈夫にすることで脳卒中や心筋梗塞、ガンなど健康寿命に関わるもの全てを改善できるそうだ。ぜひチェックしてみてほしい。

『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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