J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。この日はスペシャル・ミュージック・レシーバーとして04 Limited SazabysのGENを迎えてお届けした。
音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。9月4日(水)は、イスラエル・テルアビブ在住のライター がぅちゃんが、イスラエルの音楽事情を紹介した。
■イスラエルの音楽シーン
イスラエルの音楽シーンについて訊くと......。
がぅちゃん:イスラエルはそもそも移民の国なので、外国語にそこまで抵抗がなく色んな音楽が流れています。主にアメリカ音楽、ヘブライ語音楽、インターナショナルの3つです。アメリカの音楽はどこでもいっしょで、世界的に流行ってるものが流行ってます。
がぅちゃんが紹介したのは、イスラエルの公用語・ヘブライ語の音楽。その中でも有名なのがミズラヒ音楽だ。
がぅちゃん:ミズラヒとは中東系ユダヤの意味。アラブやイスラムの文化の入った音楽で、日本の歌謡曲のポジションの音楽です。
あっこゴリラ:なるほど。
がぅちゃん:最近は「ミズラヒ風・現代ポップ」のようにもなっていて、アメリカにもあるようなユニバーサルな曲もあり、情緒がありつつもクールな曲が流れてたりします。
国外のインターナショナル音楽についても教えてくれた。
がぅちゃん:ヨーロッパの移民の影響で、ロシアやフランスとかの曲が流れてたりします。さらにアラビア語、日本の曲もあります。
あっこゴリラ:えっ!?
がぅちゃん:チャートにはないんですけど、ヒップスターエリアでは山下達郎とか竹内まりやとかその辺りが流れてます。
GEN:そうなんだ~!
がぅちゃん:なぜかというと、ヨーロッパの流行りとしてシティポップが来ていて、結果日本語の曲が流れるというちょっと特殊な状況があるんです。
あっこゴリラ:へ~! めっちゃ面白いんですけど!
がぅちゃん:なのでまとめると、基本的には英語とヘブライ語が主流で、ちょいちょいインターナショナルみたいな感じが入り、ごちゃ混ぜなんです。
■最大の特徴は日本語とヘブライ語のスラング
今回がぅちゃんが紹介したのは、イスラエルで一番有名な女性シンガー、Netta Barzilai(ネッタ・バルジライ)。
がぅちゃん:曲はミズラヒ音楽で、歌もルックスもずば抜けて印象的なんですよね。ボディシェイミング(体型批判)を強く否定して、「Be yourself(ありのままの自分で)」という今どきの主張をしています。
あっこゴリラ:おぉ~!
このNetta Barzilaiは、ヨーロッパの音楽コンテスト「ユーロビジョン・ソング・コンテスト2018」優勝者。これを機に、世界的に人気になった。
がぅちゃん:そのときの曲が今日紹介させて頂く『TOY』っていう英語の曲なんですけど、そのメッセージが「i'm not your toy(私はあんたのおもちゃじゃない)」っていうところから始まるんですよ。
あっこゴリラ:うぇ~い! かっこいい。
がぅちゃん:結構コミカルなのに寂しいところもありつつ、全体的にすごくキレがすごくいいのでノレる曲なんですよね。音も独特で、ミズラヒ音楽をEDMっぽくしてるんですよ。
そして、がぅちゃんはこの曲の注目ポイントについてこう話した。
がぅちゃん:この曲は世界に発信することを前提に作られた曲なので、歌詞の言葉遊びや歌い方に仕掛けが多いんです。その最大の特徴っていうのが、日本語とヘブライ語のスラングを混ぜた曲なんですよ。
GEN:日本語のスラング入ってるんですか!?
がぅちゃん:日本語で「ピカチュウ」って入っていたり、節々にスキャットというニワトリの鳴き声が入っていたり、歌い方とリリックのチョイスに辻褄が合うので、歌も歌詞も爽快な曲です。
【楽曲を聴く】Netta Barzilai『TOY』
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。9月4日(水)は、イスラエル・テルアビブ在住のライター がぅちゃんが、イスラエルの音楽事情を紹介した。
■イスラエルの音楽シーン
イスラエルの音楽シーンについて訊くと......。
がぅちゃん:イスラエルはそもそも移民の国なので、外国語にそこまで抵抗がなく色んな音楽が流れています。主にアメリカ音楽、ヘブライ語音楽、インターナショナルの3つです。アメリカの音楽はどこでもいっしょで、世界的に流行ってるものが流行ってます。
がぅちゃんが紹介したのは、イスラエルの公用語・ヘブライ語の音楽。その中でも有名なのがミズラヒ音楽だ。
がぅちゃん:ミズラヒとは中東系ユダヤの意味。アラブやイスラムの文化の入った音楽で、日本の歌謡曲のポジションの音楽です。
あっこゴリラ:なるほど。
がぅちゃん:最近は「ミズラヒ風・現代ポップ」のようにもなっていて、アメリカにもあるようなユニバーサルな曲もあり、情緒がありつつもクールな曲が流れてたりします。
国外のインターナショナル音楽についても教えてくれた。
がぅちゃん:ヨーロッパの移民の影響で、ロシアやフランスとかの曲が流れてたりします。さらにアラビア語、日本の曲もあります。
あっこゴリラ:えっ!?
がぅちゃん:チャートにはないんですけど、ヒップスターエリアでは山下達郎とか竹内まりやとかその辺りが流れてます。
GEN:そうなんだ~!
がぅちゃん:なぜかというと、ヨーロッパの流行りとしてシティポップが来ていて、結果日本語の曲が流れるというちょっと特殊な状況があるんです。
あっこゴリラ:へ~! めっちゃ面白いんですけど!
がぅちゃん:なのでまとめると、基本的には英語とヘブライ語が主流で、ちょいちょいインターナショナルみたいな感じが入り、ごちゃ混ぜなんです。
■最大の特徴は日本語とヘブライ語のスラング
今回がぅちゃんが紹介したのは、イスラエルで一番有名な女性シンガー、Netta Barzilai(ネッタ・バルジライ)。
この投稿をInstagramで見る@atlasweekend was littt Photography: @kolotiy_ilya
Netta Barzilaiさん(@nettabarzi)がシェアした投稿 -
がぅちゃん:曲はミズラヒ音楽で、歌もルックスもずば抜けて印象的なんですよね。ボディシェイミング(体型批判)を強く否定して、「Be yourself(ありのままの自分で)」という今どきの主張をしています。
あっこゴリラ:おぉ~!
このNetta Barzilaiは、ヨーロッパの音楽コンテスト「ユーロビジョン・ソング・コンテスト2018」優勝者。これを機に、世界的に人気になった。
がぅちゃん:そのときの曲が今日紹介させて頂く『TOY』っていう英語の曲なんですけど、そのメッセージが「i'm not your toy(私はあんたのおもちゃじゃない)」っていうところから始まるんですよ。
あっこゴリラ:うぇ~い! かっこいい。
がぅちゃん:結構コミカルなのに寂しいところもありつつ、全体的にすごくキレがすごくいいのでノレる曲なんですよね。音も独特で、ミズラヒ音楽をEDMっぽくしてるんですよ。
そして、がぅちゃんはこの曲の注目ポイントについてこう話した。
がぅちゃん:この曲は世界に発信することを前提に作られた曲なので、歌詞の言葉遊びや歌い方に仕掛けが多いんです。その最大の特徴っていうのが、日本語とヘブライ語のスラングを混ぜた曲なんですよ。
GEN:日本語のスラング入ってるんですか!?
がぅちゃん:日本語で「ピカチュウ」って入っていたり、節々にスキャットというニワトリの鳴き声が入っていたり、歌い方とリリックのチョイスに辻褄が合うので、歌も歌詞も爽快な曲です。
【楽曲を聴く】Netta Barzilai『TOY』
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。