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痩せたいなら「床から30センチ以上、高い位置で寝る」のがいい! 肥満外来専門医が解説 

あなたはベッドで寝ていますか? 布団で寝ていますか? “痩せる”という観点では、高い位置で寝るのがおすすめです。睡眠とダイエットの関係について、肥満外来専門医の佐藤桂子さんに訊きました。

【7月8日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190708063010(2019年7月15日28時59分まで)


■寝ているときの顔の高さが大事

高い位置で寝ると、低い位置で寝た時に比べて睡眠の質が上がり、痩せホルモンである「成長ホルモン」の分泌が活発になるそうです。

佐藤:理由は「空気の汚れ」が関係しています。室内に存在するアレルゲンとなるものや、ホコリ、粒子などは空気中に浮遊していますが、時間の経過とともに下のほうによどんで溜まっていきます。最も汚染度が高いのは、床から30センチの場所とされています。布団を敷いて寝た場合、床から30センチはちょうど顔の高さにあたります。体をリセットするために寝ているときに、吸う空気が汚れているのはよくありません。ベッドを置いたり、マットレスを重ねて敷いたりすることで、寝ているときの顔の位置を30センチよりも高くすることがおすすめです。

枕は、起きているときと同じく、頭と首が自然なS字カーブをキープできるものがいいでしょう。また、敷布団は、背中ではなく腰を支えるものが適しています。


■ダイエット効果が得られる睡眠は3・3・7

さらに、ダイエット効果を得るために睡眠の質を上げて成長ホルモンの分泌を活発にするためには「3・3・7睡眠法」がおすすめと佐藤さん。

3:眠りはじめの3時間は中断せずにまとめて寝ること。
3:夜中の3時には眠っていること。
7:1日のトータル睡眠時間は7時間を目指すこと。

佐藤:成長ホルモンは、眠りはじめの3時間に集中して分泌されることがわかっています。夜の10時から夜中の3時頃までは最も分泌されやすくなる時間です。最近の研究では、7時間睡眠が理想とされています。アメリカ・コロンビア大学の論文では睡眠時間が7時間の人に比べて、5時間の人は肥満率が52パーセント高く、4時間では73パーセントも高いという結果が出ています。

佐藤さんの著書『ダイエット外来の寝るだけダイエット』(経済界)も参考にしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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