孤独な男性の歪んだ愛を描いた映画『アンダー・ユア・ベッド』で、主人公を演じた俳優・高良健吾さん。その『アンダー・ユア・ベッド』や自身の役作りなどについて訊きました。
【7月18日(木)J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】(2019年7月25日28時59分まで)
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190718083134
■クセのある役は久しぶり
高良さんが主演を務める映画『アンダー・ユア・ベッド』はオンエア日の翌日である19日から公開されています。
高良さん演じる孤独な男性の歪んだ愛が描かれた映画です。鑑賞した別所は「非常にクセのある役柄で、内容もパワフルで衝撃的だった」と感想を述べました。
別所:このお話を受けて、最初はどんな印象でしたか?
高良:「痛々しい話だな」というのが第一印象で、最初は「これを映像化したらどうなるんだろう」という興味がありました。
別所:このところは正統派の役が続いていたと思いますが、心に葛藤を抱えた歪んだ愛の姿を演じるのはどうでしたか?
高良:久しぶりですね。10代後半から20代中盤あたりまではそういう役が本当に多くて、「年に何本やらなきゃいけないんだろう」と思ってましたけど、今回は久しぶりでした。
別所:俳優として日常に引きずったりしないですか?
高良:今回は何が楽しみだったかというと、あまり言いたくないですけど、当時は役や作品の問題が自分の問題になりすぎていて、それがキツいと思うことが多かったんですけど、今回この話が来たときは、あまり自分の問題にし過ぎず、間にフィルターを入れられるんじゃないかなと思いました。それは、これからの30代には必要だと思っていて、そのなかで「こういう役を自分がやるとしたらどういう距離感かな」というのが楽しみでした。
■役作りで大事にしていること
『アンダー・ユア・ベッド』の監督・脚本を手掛けた安里麻里さんは、主人公に高良さんをイメージして描いたそうです。
高良:複雑なんですよね(笑)。役が役なんで、「役に合ってると思った」とか、僕自身はそれを言ってもらって複雑です。
別所:監督から何かアドバイスはあったのですか?
高良:監督とは「現場に行って考えましょう」という感じでした。今回はナレーションが特徴的だったと思いますが、ナレーションをクランクインの前に録っていたので、そこから何となく作っていった感じです。「ナレーションではここまで説明し過ぎなくていい。ここは芝居でやって行こう」という削っていく作業が多かったです。それがよかったのかもしれないです。
別所:登場人物が過激な行動をとるんだけど、本当はガラス細工のようなセンシティブな人たち。だから強烈なほうに傾いちゃう、という印象を受けました。事前にナレーションがあったのも手がかりだったと思いますが、こういう役に挑むときのアプローチはどうしてるんですか?
高良:準備だと思います。僕が役や作品を裁かないというか、白黒つけないというか、グレーゾーンが大事だと思います。
別所:決めつけないで、その空間で起きることに従順でありたいという?
高良:「そもそも白黒はないだろう」という感じですね。
別所:役作りで、ある女優さんならヒールの高さを変えたり、香水や聴く音楽を変える人もいますが、高良さんはどうしてますか?
高良:聴く音楽はあるかもしれないですね。「この現場はこの1曲」とたくさん聴いちゃう曲は、何かあったりします。
高良さんは、役作りのためのインプットとして、ひとり旅に出かけることがあるそうです。
高良:最近だとキューバは楽しかったですね。最高だったのが、ちょうどキューバでザ・ローリング・ストーンズがフリーライブをやっていて、地面が揺れていて、せっかくなのでけっこう前に行って、後ろを振り返ったら見たことのない人数がいて、40万人いたみたいです。こんなに人が1ヶ所に集まるとは思わないくらいでした。今年はベルギーを拠点に、色々なところに列車で行きやすいので、行こうと思っています。ひとりで息抜きで行こうと思います。
高良さん主演の映画『アンダー・ユア・ベッド』、ぜひ劇場に足を運んでチェックしてみてください!
番組では、高良さんが選曲したC.O.S.A. × KID FRESINOの『Route(Prod by RAMZA)』をオンエアしました。選曲の理由については「『朝っぽいな。気合いが入るかな』と思って選びました。今回の役とは1ミリもかすってないです......」と話しました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年7月25日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
【7月18日(木)J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】(2019年7月25日28時59分まで)
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■クセのある役は久しぶり
高良さんが主演を務める映画『アンダー・ユア・ベッド』はオンエア日の翌日である19日から公開されています。
高良さん演じる孤独な男性の歪んだ愛が描かれた映画です。鑑賞した別所は「非常にクセのある役柄で、内容もパワフルで衝撃的だった」と感想を述べました。
別所:このお話を受けて、最初はどんな印象でしたか?
高良:「痛々しい話だな」というのが第一印象で、最初は「これを映像化したらどうなるんだろう」という興味がありました。
別所:このところは正統派の役が続いていたと思いますが、心に葛藤を抱えた歪んだ愛の姿を演じるのはどうでしたか?
高良:久しぶりですね。10代後半から20代中盤あたりまではそういう役が本当に多くて、「年に何本やらなきゃいけないんだろう」と思ってましたけど、今回は久しぶりでした。
別所:俳優として日常に引きずったりしないですか?
高良:今回は何が楽しみだったかというと、あまり言いたくないですけど、当時は役や作品の問題が自分の問題になりすぎていて、それがキツいと思うことが多かったんですけど、今回この話が来たときは、あまり自分の問題にし過ぎず、間にフィルターを入れられるんじゃないかなと思いました。それは、これからの30代には必要だと思っていて、そのなかで「こういう役を自分がやるとしたらどういう距離感かな」というのが楽しみでした。
■役作りで大事にしていること
『アンダー・ユア・ベッド』の監督・脚本を手掛けた安里麻里さんは、主人公に高良さんをイメージして描いたそうです。
高良:複雑なんですよね(笑)。役が役なんで、「役に合ってると思った」とか、僕自身はそれを言ってもらって複雑です。
別所:監督から何かアドバイスはあったのですか?
高良:監督とは「現場に行って考えましょう」という感じでした。今回はナレーションが特徴的だったと思いますが、ナレーションをクランクインの前に録っていたので、そこから何となく作っていった感じです。「ナレーションではここまで説明し過ぎなくていい。ここは芝居でやって行こう」という削っていく作業が多かったです。それがよかったのかもしれないです。
別所:登場人物が過激な行動をとるんだけど、本当はガラス細工のようなセンシティブな人たち。だから強烈なほうに傾いちゃう、という印象を受けました。事前にナレーションがあったのも手がかりだったと思いますが、こういう役に挑むときのアプローチはどうしてるんですか?
高良:準備だと思います。僕が役や作品を裁かないというか、白黒つけないというか、グレーゾーンが大事だと思います。
別所:決めつけないで、その空間で起きることに従順でありたいという?
高良:「そもそも白黒はないだろう」という感じですね。
別所:役作りで、ある女優さんならヒールの高さを変えたり、香水や聴く音楽を変える人もいますが、高良さんはどうしてますか?
高良:聴く音楽はあるかもしれないですね。「この現場はこの1曲」とたくさん聴いちゃう曲は、何かあったりします。
高良さんは、役作りのためのインプットとして、ひとり旅に出かけることがあるそうです。
高良:最近だとキューバは楽しかったですね。最高だったのが、ちょうどキューバでザ・ローリング・ストーンズがフリーライブをやっていて、地面が揺れていて、せっかくなのでけっこう前に行って、後ろを振り返ったら見たことのない人数がいて、40万人いたみたいです。こんなに人が1ヶ所に集まるとは思わないくらいでした。今年はベルギーを拠点に、色々なところに列車で行きやすいので、行こうと思っています。ひとりで息抜きで行こうと思います。
高良さん主演の映画『アンダー・ユア・ベッド』、ぜひ劇場に足を運んでチェックしてみてください!
番組では、高良さんが選曲したC.O.S.A. × KID FRESINOの『Route(Prod by RAMZA)』をオンエアしました。選曲の理由については「『朝っぽいな。気合いが入るかな』と思って選びました。今回の役とは1ミリもかすってないです......」と話しました。
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