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前田敦子、子育ての楽しさ語る「いろんなことに興味を持つ彼を見ていると…」

前田敦子、子育ての楽しさ語る「いろんなことに興味を持つ彼を見ていると…」

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。6月4日(火)のオンエアでは、AKB48卒業後は女優としての活躍がめざましい前田敦子さんが登場。6月14日(金)に公開の主演映画『旅のおわり世界のはじまり』の舞台裏についてお話を伺いました。


■靭帯をケガしたものの「痛くないんですよね」

まずは近況話から。

クリス:靭帯の怪我はもう大丈夫ですか?
前田:もう今は歩いちゃっているんですけど、本当はまだだよと言われていて。私は痛みが必要みたいで(笑)。「女性は痛みに強いなあ」って先生がおっしゃってましたね。痛くないんですよね。ケガした瞬間からぜんぜん痛くなくて。
クリス:本当に!? 家事をしているときに怪我したって読みましたが?
前田:家の中で転んでいて。常に何があるかわかんないな、って思い知らされました(笑)。
クリス:家にいるのにね(笑)。


■最新主演作はウズベキスタンでロケ!驚くほどステキな場所

6月14日(金)公開となる前田さんの最新主演映画『旅のおわり世界のはじまり』は、全編ウズベキスタンロケでした。



前田:本当に旅をして撮影していたので、不思議な感覚でしたね。みんなで旅して移動して、全部で4カ所ぐらい、ホテルなどいろいろな場所を点々とするというのをやりながら、映画の中でも実際、旅番組を撮っているという感じなので……。
クリス:映画がそういう話ですよね。「幻の怪魚がウズベキスタンにいる!」ということで、テレビクルーが訪ねるという。前田さんはレポーターの役ですね。生焼けの料理を出されても食べる、というような、バラエティ的な番組ですね。

撮影のために昨年4月頃、1カ月ほどウズベキスタンに滞在。その後、結婚、出産、育児休暇と経て、この映画の舞台あいさつで復帰となりました。

クリス:ガラッと人生も変わったところじゃないですか? ウズベキスタンも遠い話に……。
前田:そうなんですよ、濃いことがありますぎて(笑)。あはは。
クリス:宇宙に行って帰ってきた感じがあるだろうから(笑)。

ウズベキスタンは、撮影で初めて訪れました。

前田:どんな場所なのか、実は撮影するまで名前も知らなかったんです。
クリス:行かれてどうでしたか?
前田:ここ最近、日本でも本当に注目されていますよね。ビックリするぐらいいい場所で、なんで今までみんな旅行で行かなかったんだろうなって。これからすごく皆さん行かれるんでしょうね。映画を観ると、キレイな場所なんだとわかっていただけると思います。



クリス:建築も、街の雰囲気も、街の人の服装もステキですよね。映画ではあんなに走ってらして、それでも怪我しなかったのに(笑)。
前田:本当にそうなんですよ、一回もこけなかったのに(笑)。撮影だと気を張っているけど、最近はお休みモードだから、というのもあったのかもしれないです。


■仕事をセーブして出会った「新しい自分」

現在の前田さんは子育てを優先し、仕事はセーブしながら行う日々です。10代から第一線で走り抜けてきた前田さんにとって、「時間があるというのは初めて」の経験だそう。仕事とプライベートでモードが切り替わる自分に気づいたと語ります。

前田:今まではあまり感じなかったんですけど、「あるな」と結婚を機に感じましたね。出産をして子育て中で、仕事はセーブさせていただきながらなので、自分の時間がすごくあるんです。そうすると、「仕事に行くときと家にいるときで、自分はぜんぜん違うんだな」と。新しい自分との出会いでしたね。
クリス:これまでずっとお仕事をやってこられて、忙しかったから、というのもあるかもしれないですね。自分の時間はすごく楽しいんじゃないですか。
前田:時間があるというのは初めてだったので。1年くらい作品に参加せずいますけど……普通に朝起きて、眠くなったら寝るみたいな(笑)。すごく楽しませてもらってます。
クリス:大事ですよね。お子さん、まだ小さくて。もう、かわいい時期ですよね。
前田:もうすぐ首がすわるかな、どうかな、くらいですね。いろんなことに興味を持つ彼を見ていると、自分も小さいことも楽しめます。


■黒沢清監督の現場は「すごく心地がいい」

名曲『愛の賛歌』を、映画の中ではアカペラで歌っている前田さん。曲のアレンジには黒沢清監督自身も参加し、現代版の新たなものに仕上がっています。黒沢監督の現場は、今回で3回目。多くの俳優がヤミツキになる、魅力的な現場なのだとか。

前田:すごく心地がいいんですよね、黒沢さんの現場って。俳優さんは皆さん、一度お仕事するとヤミツキになって、必ずもう一度もう一度って口をそろえておっしゃるんですけど、それが本当によくわかります。黒沢さんから醸し出ている癒し効果というんですか? それがすごいんですよ。
クリス:そういう方なんですね。
前田:本当にいい方で、知的で、どんとしていらっしゃるので、みんなが黒沢さんのためにすべてをささげたいという気持ちになって一つにまとまっている現場なんです。そんな中で黒沢さんは明確にそれぞれの役割の方たちに一つひとつ思いを伝えてくれるので、わかりましたってみんなが真摯に向き合えるというか。
クリス:いい現場ですね。


■ウズベキスタンの観光大使に立候補

実は前田さん、2019年4月にウズベキスタン観光大使に就任しました。これは映画のロケで滞在中に自ら志願したのがきっかけでした。

前田:ウズベキスタンに行ったときに、まだ観光大使が決まってないという噂を聞いて、あちらの大臣にお会いしたときに「私、やりたいです!」と言って帰ったんです。そしたらそれが叶ってしまって(笑)。
クリス:立候補されたんですか? すごーい!
前田:それぐらいやっぱり素敵な場所で。これは日本人は絶対に好きだな、みんなに知ってほしいなという気持ちいっぱいで帰ったので、だからやらせてもらえて本当にうれしいです。自分から志願しました(笑)。

距離も近いウズベキスタン。ぜひ行ってみてほしい、とオススメしました。興味を惹かれた方は、まずは映画『旅のおわり世界のはじまり』を観て、ウズベキスタンへのイメージをふくらませてみてはいかがでしょうか。

映画『旅のおわり世界のはじまり』

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