J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。6月26日(水)のオンエアでは、女優の藤山直美さんが登場。7月3日(水)から上演が始まる舞台「笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜」について訊きました。
■父の死をきっかけに女優の道へ
松竹新喜劇で活躍した役者の藤山寛美さんを父に持つ、藤山直美さん。2歳半のときに日舞の舞台に初めて上がり、3歳でテレビドラマに出演しました。中学校に入学するまでは子役として活動したものの、そこで一度区切りを付け、高校卒業後も「アルバイト女優」としてたまにテレビや舞台に出演する程度でした。
「普通に結婚して家庭を持つつもりだった」と話す藤山さんですが、31歳のときに父の藤山寛美さんが亡くなって人生が変わります。
藤山:父が60歳で亡くなるとは思ってなくて、みんなが予定外でした。
クリス:そこから「舞台をやっていこう」という気持ちが芽生えたんですか?
藤山:「うちの家業やから、誰かがやらなあかんのと違う?」って周りを見たら、みんなが私の方を向いてたっていう感じです。
クリス:(笑)。ご姉妹もいらっしゃるけど、直美さんだけが演技をしてたんですもんね?
藤山:用具も全部揃って置いてあるのに「これ誰がやるの?」みたいな。「え、私?」みたいな(笑)。おじいちゃんからずっと役者をやってましたからね。
お父さんが亡くなったときに、「予定は思うようにいかないと学んだ」と話す藤山さん。「自然に任せなしゃーないな」という想いで役者を続け、現在まで続いてきたそうです。
■吉本せいは、考えられないような苦労もしてきた
「吉本」の創始者、吉本せいさんの波乱万丈の人生を描いた舞台「笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜」。もともとは、吉本せいの夫が興行師を始めたのですが急逝し、吉本せいはその遺志を継いで「吉本」を築き上げました。
クリス:家業を継いだという意味では想いが近しいところもありますか?
藤山:こういう方は本当に、神様に遣わされたような方ですから。私らなんかとは全然違います。でも、自分の子どもさんを亡くされたりとか、子どもがいない私が経験することがないような、考えられないような苦労もされています。すごい一生懸命頑張って、大変で、強い方やったんやなと思いますね。
この舞台は、松竹と吉本興業のコラボレーション作品です。
クリス:松竹と吉本興業は双璧っていう感じがしますけど、仲が良いんですか? ライバルっていう感じなんですか?
藤山:「仲が悪い?」とか「ライバル?」とか訊かれますけど、全然そんなことないです。父は松竹新喜劇で、吉本新喜劇っていうのもありますけど、全然関係ないです。
藤山さんはこの舞台の見どころについて、「登場人物全員の人生がちゃんと描かれている」と話しました。
藤山:ひとりだけがセンターに立ってニコッと笑っている芝居じゃなくて、全員がマーブルのような交わり方をして、皆さんの人生がちゃんと描かれていると思います。
クリス:その中でも「吉本せい」という女性はどのような存在だったんですか?
藤山:今は吉本の方がたくさんご活躍されています。これってこの時代のときはわからなかったけれども、きっと先の方から見たら、「こういうことが今世の中にあるために、この方は頑張られたんやな」っていうような方なんでしょうね。神様に遣わされた方やなと思います。「あの方が生きてこられたんは、本日このためにもあるんやな」っていうのが表せたらいいなと思っています。
クリス:タイトルの通りですけど、笑ってないとやってられないですよね。
藤山:笑ってないとしんどいですよ。ずーっと中間試験の前みたいな顔して歩いててもね。
クリス:(笑)。
「笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜」は、7月3日(水)から27日(土)まで、新橋演舞場で上演されます。ぜひチェックしてみてください!
番組では、藤山さんがセレクトした矢沢永吉さんの『背中ごしのI LOVE YOU』を流しました。「この曲は今月の私のブームで、先月は(矢沢さんの)『YES MY LOVE』でした(笑)」と話していました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■父の死をきっかけに女優の道へ
松竹新喜劇で活躍した役者の藤山寛美さんを父に持つ、藤山直美さん。2歳半のときに日舞の舞台に初めて上がり、3歳でテレビドラマに出演しました。中学校に入学するまでは子役として活動したものの、そこで一度区切りを付け、高校卒業後も「アルバイト女優」としてたまにテレビや舞台に出演する程度でした。
「普通に結婚して家庭を持つつもりだった」と話す藤山さんですが、31歳のときに父の藤山寛美さんが亡くなって人生が変わります。
藤山:父が60歳で亡くなるとは思ってなくて、みんなが予定外でした。
クリス:そこから「舞台をやっていこう」という気持ちが芽生えたんですか?
藤山:「うちの家業やから、誰かがやらなあかんのと違う?」って周りを見たら、みんなが私の方を向いてたっていう感じです。
クリス:(笑)。ご姉妹もいらっしゃるけど、直美さんだけが演技をしてたんですもんね?
藤山:用具も全部揃って置いてあるのに「これ誰がやるの?」みたいな。「え、私?」みたいな(笑)。おじいちゃんからずっと役者をやってましたからね。
お父さんが亡くなったときに、「予定は思うようにいかないと学んだ」と話す藤山さん。「自然に任せなしゃーないな」という想いで役者を続け、現在まで続いてきたそうです。
■吉本せいは、考えられないような苦労もしてきた
「吉本」の創始者、吉本せいさんの波乱万丈の人生を描いた舞台「笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜」。もともとは、吉本せいの夫が興行師を始めたのですが急逝し、吉本せいはその遺志を継いで「吉本」を築き上げました。
クリス:家業を継いだという意味では想いが近しいところもありますか?
藤山:こういう方は本当に、神様に遣わされたような方ですから。私らなんかとは全然違います。でも、自分の子どもさんを亡くされたりとか、子どもがいない私が経験することがないような、考えられないような苦労もされています。すごい一生懸命頑張って、大変で、強い方やったんやなと思いますね。
この舞台は、松竹と吉本興業のコラボレーション作品です。
クリス:松竹と吉本興業は双璧っていう感じがしますけど、仲が良いんですか? ライバルっていう感じなんですか?
藤山:「仲が悪い?」とか「ライバル?」とか訊かれますけど、全然そんなことないです。父は松竹新喜劇で、吉本新喜劇っていうのもありますけど、全然関係ないです。
藤山さんはこの舞台の見どころについて、「登場人物全員の人生がちゃんと描かれている」と話しました。
藤山:ひとりだけがセンターに立ってニコッと笑っている芝居じゃなくて、全員がマーブルのような交わり方をして、皆さんの人生がちゃんと描かれていると思います。
クリス:その中でも「吉本せい」という女性はどのような存在だったんですか?
藤山:今は吉本の方がたくさんご活躍されています。これってこの時代のときはわからなかったけれども、きっと先の方から見たら、「こういうことが今世の中にあるために、この方は頑張られたんやな」っていうような方なんでしょうね。神様に遣わされた方やなと思います。「あの方が生きてこられたんは、本日このためにもあるんやな」っていうのが表せたらいいなと思っています。
クリス:タイトルの通りですけど、笑ってないとやってられないですよね。
藤山:笑ってないとしんどいですよ。ずーっと中間試験の前みたいな顔して歩いててもね。
クリス:(笑)。
「笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜」は、7月3日(水)から27日(土)まで、新橋演舞場で上演されます。ぜひチェックしてみてください!
番組では、藤山さんがセレクトした矢沢永吉さんの『背中ごしのI LOVE YOU』を流しました。「この曲は今月の私のブームで、先月は(矢沢さんの)『YES MY LOVE』でした(笑)」と話していました。
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/