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くっきーが『情熱大陸』出演後、絵の依頼をしてきた先輩芸人とは

くっきーが『情熱大陸』出演後、絵の依頼をしてきた先輩芸人とは

J-WAVEで放送中の番組『NAMIKIBASHI CONNECTION』(ナビゲーター:千原徹也)。6月21日(金)のオンエアでは、お笑いコンビ・野生爆弾のくっきーさんが登場。アートや仕事について話しました。

【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月28日28時59分まで)】


■女性に扮する連載で、ゴスロリで漁船に乗る!

くっきーさんは、女性向け雑誌『bis』で、さまざまなジャンルの女性に扮し、乙女心を知るための“くっきースタイリング”を披露しています。千原はアートディレクターとして参加しています。毎回、撮影が終わる間際に、次回のアイデアをくっきーさんが出しているそうです。

千原:「女性自衛官」もやりましたよね。
くっきー:大きくてバッキバキの男性自衛官に抱きかかえられました。
千原:船にも乗りましたね。
くっきー:働く女性っていうていで、ゴスロリの格好をして漁船に乗りましたね。あれ、意味がわからなかったですよね。
千原:初めての撮影ではギャルの格好でしたよね。
くっきー:働くこととは関係ないですね。
千原:最初は「こういう女性になりたい」というテーマでした。キャバ嬢もやりましたよね。あれはよかった。
くっきー:よかったですね。
千原:ドンペリの瓶を手刀で切って、サラリーマンふたりがビックリしてました。
くっきー:いろいろとやりましたね。

撮影では衣装代にかなりのお金がかかるそうで、「衣装展を開いてお金をとって元を取りたい」と話すふたり。さらに、書籍化する話も出ているそうです。

千原:来週、本にしたいという打ち合わせがあるんです。あれは本にしたほうがいいです。
くっきー:すでにやったものを本にするなんて一番いいパターンですね。


■『情熱大陸』を観て絵の依頼「いやらしい!」

さまざまな本を刊行するくっきーさん。イチから本をつくるのは大変な労力です。

くっきー:ストレスがめっちゃたまるんです。『野生昔ばなし』(竹書房)は書き下ろしだし。
千原:人に絵も描いてるし、忙しいでしょ?
くっきー:「描きます」って言ってほったらかしが多いですよ。たむらけんじさんは、僕が『情熱大陸』(MBS)に出ていて、ニューヨークで絵が売れたのを観たとたんに「絵をくれ」って言い出したから、たむらさんの絵は描いてないです(笑)。観てから言ってくるところがいやらしい! 千原さんは仕事のアイデアを出すのが大変じゃないですか? 大きな企業と一緒にやってるじゃないですか。
千原:最近はH&Mとか。全店舗に広告を出したりして。
くっきー:千原さんって、そんなにすごい人だったんですか! 偶然に仕事がある人だと思ってました(笑)。
千原:偶然に偶然が重なっている感じで。
くっきー:それが実力っていうことですよ。
千原:でも、くっきーさんもすごいですよ。
くっきー:偶然、ニューヨークで評価されたっていうだけの話ですけどね。「見るべきアーティスト5人」に選ばれたけど、偶然ね(笑)。


■アートとデザインの違い

ふたりの出会いは、京都で行われたトークイベントで千原がくっきーさんをゲストに迎えたことでした。

くっきー:僕が出る前は、乃木坂46の元メンバーの伊藤万理華さんが出ていて、終わるとお客さんが何人か出ていきましたよね。
千原:あのあと、万理華さんが大阪でもう1本トークがあるっていうんで、みんなそっちに行くっていう。初めての出会いがそのトークでしたね。吉本の社員さんに電話したら「くっきー、行かせますよー」っていう感じでした。
くっきー:そんな軽い感じですか? 俺より年下やのに偉そうですね。ちょっと考えものですね。

その後、ふたりでパリにも行ったそう。

千原:香取慎吾さんの個展がやってましたよね。
くっきー:でっかい絵がたくさん飾られてましたよね。どこで描いてるんでしょうね。野原ですかね。
千原:映像があって、でっかいアトリエみたいなところで描いてました。
くっきー:千原さんって現代アートですよね。
千原:いえ、僕はいわゆる“商業デザイナー”ですから。
くっきー:デザインっていう時点でアートじゃないんですか?
千原:いやいや。くっきーさんはアートですよね。
くっきー:僕のは落書きみたいなものです。まあ、それが評価されたんですけどね!
千原:僕の場合は、企業に見合ったものをあてがっていく感じだけど、アートってそうじゃない。だから逆のことをやっている感じなんです。
くっきー:似てるようで逆なんですね。
千原:以前、アーティストが言っていたのは、アートはみんなに答えを求めるんですよ。作ったものに対して“みんなで考えて”っていうことなんですけど、デザインは答えのほうを作ってる感じなんです。でっかい企業の、H&Mさんとかでも、「こんな感じのキャンペーンを組んでください」っていうのが、まずお題としてありますから。
くっきー:それを形にできるのがデザインの仕事なんですね。
千原:キャスティングをしたりセットを考えたりとか。「誰を使います?」みたいな話もします。
くっきー:俺、声かかってないな。誰にするつもりですか?
千原:そのときはリリー・フランキーさんを考えてました。
くっきー:私、近いでしょ。ヒゲも蓄えているし。
千原:ごめんなさい、声をかけてなかったです(笑)。


■自作の漫画交換をしていた相手は…

くっきーさんは、伝統的なアートに抱く印象を千原に訊きました。

千原:まあまあ、どうでもいいわって思います。
くっきー:そうなんですか! 俺、めちゃめちゃ感動しましたよ。
千原:けっこう大量にあるから、だんだんよくわからなくなってくるんです。彫刻がたくさんありませんでした?
くっきー:基本的にはスルーですよ。際立ったものには感動してるけど。たしかに、すげえってなっても印象に残ってるっていうわけでもないか。あと、モナリザは小さすぎて。ハガキぐらいの大きさだったでしょ? 鼻先があたるくらい、めちゃめちゃ近くで見たんです。“鼻先があたるくらい”といっても、10メートルくらい離れてましたけど。
千原:僕はそういうのより、身近な漫画とかテレビとか映画とか、そういうのからインスピレーションを受けることが多いですね。
くっきー:漫画は何から影響を受けましたか?
千原:『キン肉マン』とか。
くっきー:僕もめちゃめちゃ好きです。
千原:めちゃめちゃ影響を受けてて、友情パワーが描かれてるから、あれを読んでなかったら、ほかの人のことを大事にできないくらいですよ。
くっきー:確かに友情パワーですね。
千原:デザインとか広告制作のインスピレーションにもなりますね。
くっきー:僕は原作のゆでたまご・嶋田隆司先生とお会いしたんですよ。「キン骨マン」(『キン肉マン』シリーズ登場人物)に、肉をつけて顔を描いてもらったんです。あれを持ってるのは僕だけですよ。「キン骨マン」の骨じゃない状態の顔。
千原:めちゃめちゃ自慢しますね(笑)。僕が小学生のときに“キン肉マン仲間”がいたんです。そいつと15ページぐらい描いて交換する「キン肉マン漫画 交換」をしたんです。自分が15ページ描いたら、その続きを友だちが15ページ描く。そいつ今、ゆでたまご先生のアシスタントをやってるんです。
くっきー:マジですか?! すごいですね! 千原さんも絵の仕事をしてるし。
千原:彼は『キン肉マン』を先生くらい上手に描いてますよ。
くっきー:すごいな!

意外な事実が明らかになったオンエアでした。くっきーさんとの話は次回、28日(金)に続きます。お楽しみに。

【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月28日28時59分まで)】
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【番組情報】
番組名:『NAMIKIBASHI CONNECTION』
放送日時: 毎週金曜22時-22時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/namikibashi/

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