「所作が美しい人」という印象をつけるには…3本の指を使って！

仕事相手に良い印象を持ってもらうと、自ずと自分も楽しく仕事ができます。信頼感や好感を持ってもらうための動作や所作とは？　ライフスタイリストの北條久美子さんに訊きました。

【5月9日（木）『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」（ナビゲーター：別所哲也）】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190509063205


■仕事が楽しくなる「見た目力」とは

相手に信頼感や好感を持ってもらうために必要なのが「見た目力」です。動作が上品に見せるためには、「3本の法則」があります。

北條：親指と人差し指と中指の3本の指で物を持って、薬指と小指は添えるようにすると美しく見えます。これを意識していると「所作がきれいだな」とうっとりされると思います。
別所：顔や装いだけでなく、手元や足元が重要ですよね。手元にはさっと目が行きますもんね。
北條：人は動くものに目が行きますから。手元は美しくしておきたいなと思います。

ただし、人を案内するために「こちらへどうぞ」と手で示す際は、5本の指を揃えましょう。また、重いものを持つときは無理せず全ての指を使ってください。


■よい余韻の残し方

別れ際は、余韻を残すことを意識してみてください。

北條：食事に後味があるように、最後のシーンはとても残るんです。「また会いたいな」と思ってもらえるように、最後の余韻をしっかりと残していくことが大事です。
別所：具体的に、エレベーターでのお見送りのマナーはありますか？
北條：エレベーターのホールまでお送りして、扉が閉まる直前で帰ってしまうと、「帰っちゃうんですね」と思われるので、閉まるところまでお辞儀してお見送りをするのが日本式ではないかと思います。
別所：会社やお店の前ではどうしたらいいですか？
北條：見えなくなるまでお辞儀をしたり立っているのは基本ですが、長い一本道で振り返ればずっと見ていると焦ってしまうので（笑）。1度振り返って「どうも」と会釈を相手の方がしてくれたら中に戻っていいと思うんです。バランスはとても重要かと思います。
別所：最後の表情が特に重要だと言いますが？
北條：「また会ってもらいたいな」という印象に残る表情が笑顔だと思います。笑ってお別れすると「次もあの人と笑って会いたい」と、笑顔が繋がっていくので最後の表情は大事です。

印象がアップするポイントとして、別れ際の会話も気をつけて。

北條：メリハリをつけるということです。仕事が終わってお見送りをするときに、ダラダラと仕事の話をするのではなく、「今日これからはどちらに行かれるんですか？」とか、金曜日なら「もうすぐ週末ですね。どんなご予定なんですか？」と世間話に切り替えて、メリハリをつけて姿勢を正してやわらかくご挨拶をして終わるのがいいと思います。

次回16日（木）の『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」は、仕事が楽しくなるための会話力について伺います。時間は朝の6時半ごろから。目覚めの時間に、どうぞチェックしてみてください。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名：『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時：月・火・水・木曜 6時－9時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/tmr