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脳は「ボーッとしているとき」のほうが活発に動いている!?

脳は「ボーッとしているとき」のほうが活発に動いている!?

「ボーッとしてしまった」というのは、どこかネガティブな意味で使われることもあります。しかし最近の脳科学の研究では、いいアイデアが浮かんだり、ひらめきを得たときの脳の状態は、ボーッとしているときの脳の状態とほぼ同じであることがわかっています。ひらめき力がアップする脳の法則について、精神科医の樺沢紫苑さんに訊きました。

【5月13日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190513063144


■ボーッとしているときの脳は、通常時の15倍エネルギーを消費!

アイデアが生まれやすい場所は、バスルーム、バー、バス、ベッド。「創造性の4B」と呼ばれています。

樺沢:この4つの場所での共通点は、リラックスしている、ボーッとしていることです。ボーッとしているときの脳は、“デフォルトモードネットワーク”が活発に稼働しています。これから起こることをシミュレーションしたり、過去の記憶や経験を整理したり、状況を分析したりと、脳がスタンバイ状態になっています。

ワシントン大学の研究から、ボーッとしてデフォルトモードネットワークの状態になっている脳内は、通常の脳の活動時の15倍ものエネルギーが消費されていることが分かっているそう。

樺沢:脳は、ボーッとしている状態のほうが重要なんです。デフォルトモードネットワークが稼働する時間が少ないと、脳の前頭前野の“物事を深く考える機能”が低下します。結果として、集中力、思考力、ひらめきなどの創造力の全てが低下して、脳の老化も進みやすくなります。

「いい案を考えなくちゃ!」と張り切りすぎるより、ボーっとする時間を持つことがいい結果をもたらすのかもしれませんね。より詳しく知りたい方は樺沢さんの著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』も参考にしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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