花粉症なら、洗濯物は「午前11時」に取り込んで! その理由は…

まだまだ厳しい花粉のシーズン。ムズムズを少しでも緩和させるために、着るモノにも注意しましょう。アレルギー科を専門とする、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫さんに、花粉症対策を訊きました。

【4月1日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190401063020


■服はツルツルした素材を選んで

大谷さんによると、身につけるものはツルツルした素材のものがいいそうです。

大谷:ウール素材の帽子や服は、毛羽立っているため花粉がつきやすく、一度ついてしまうと落としにくくなります。綿や化学繊維やレザーのツルツルした素材を選びましょう。衣料品の素材による花粉の付着度の差は8倍から9倍にも上るため、侮れません。帰宅したときは、うがい、手洗いと同時に、顔を洗って花粉を落としましょう。


■洗濯物は午前中に取り込もう

洗濯物を外で干す場合は、朝のうちに干して、午前11時ごろまでに取り込んでください。

大谷:杉の林から花粉が飛び出して数時間が経過すると都会に届きます。都会の花粉のピークは正午です。午後にいったん落ち着くのですが、街を人が歩くことによって地面に落ちた花粉が舞い上がってしまい、夕暮れ時もピークとなるのです。よって、洗濯物は午前中に干して11時には取り込むのがベストというわけです。


■99パーセントの花粉を防ぐマスク

花粉症対策には、「インナーマスク」も効果的。環境省は、このマスクの付け方で99パーセントの花粉が除去できるとしています。

<つくり方>
1.市販のマスクと、10センチ角に切ったガーゼを2枚用意する。
2.化粧用コットンを丸めて1枚のガーゼにくるむ。
3.市販のマスクに、もう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる。
4.鼻の下に先ほどコットンをくるんだガーゼをあてて、その上からマスクを装着する。

大谷:ポイントは、鼻の脇や顎に隙間ができないようにフィットさせることです。

最後に、鼻が通りやすくなる方法を伝授しました。

大谷:まずは姿勢をよくして、肩の力を抜いて、胸を開いてほんの少し顎を上に向けると、呼吸が通りやすくなります。

より詳しく知りたい方は、大谷さんの著書『「呼吸力」でマイナス5歳 見た目も中身も若返る超シンプル健康法』(毎日新聞出版)を手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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