J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。3月28日(木)のオンエアでは、新宿に海外初の常設店がオープンした、アメリカ・ポートランド発クラフトフードの専門店「The Meadow」をピックアップしました。
「The Meadow」のオーナーはマーク・ビターマンさん。オレゴン州のポートランドを拠点に展開していて、NYにも店舗を構えています。今年3月、アメリカ以外で初の常設店が新宿にオープンしました。
■旅先で出会った塩が原点
ポートランドの1号店は2006年にオープン。人と自然をつなぐものづくり、クラフトの存在は街のアイデンティティにもなっています。13年前はまだクラフトが知られはじめた頃でした。
マークさんは旅をとおしてクラフトと出会いました。ある旅先で出会ったステーキの美味しさに驚き、使われていた手作りの塩にのめり込んでいったそうです。のちにマークさんは、クラフトフードの世界でも権威ある存在になっていきますが、塩の奥深さや素晴らしさを作り手と交流した背景と共に提案したのがお店の始まりです。そして、お店の塩が評判を呼びポートランドを代表する店になります。「The Meadow」が提供する塩について訊きました。
マーク:われわれが選んでいる塩は、そもそも選ぶこと自体が難しいんです。私が求める塩はあらゆる伝統、異なる地形、経済システム、さまざまな食文化から生まれているもので、全てが影響しますし、だからこそ特別でユニークなものになっていくんです。塩を探すときに大事にしていることは、原点に立ち返って「どの塩が私たちが求めている塩なのか」を見るようにしています。小さな家族経営の農場で作られたものなのか、海洋保護地で作られたものなのか、優れた技術で魂を込めて作られたものなのか。そういうことをまず確認してから、はじめて美味しいかどうかを確かめるんです。全てをクリアしたら購入して、お客さんたちと共有するようにしています。
「The Meadow」には塩の他にも、チョコレート、リキュール、ワイン、カットフラワーなどが並んでいて、環境に配慮したストーリーと共にお客さんとシェアしています。
■創作のインスピレーションや物語を共有
「The Meadow」では、どのようにクラフトの商品を探しているのでしょうか。
マーク:このプロジェクトの面白いところは、どこに行っても新しい人、素晴らしいモノに出会うことです。先日、河口湖に行ったときに、少量生産で素晴らしい焙煎コーヒーを作っている人に出会いました。そういう出会いがこの仕事を続ける喜びであり、生きている喜びになっていると実感できています。
マークさん自身が旅をとおして作り手に出会いに行くだけでなく、作り手のほうからもマークさんの元を訪ねてくれることもあるそうです。
マーク:新しい出会いにおいて常に大事にしていることは、見た目が美しいのはもちろん、その裏にある、人に伝えたくなるような素晴らしいコンセプトです。ほとんどの作り手は、個々の創作のインスピレーションや物語を持っているので、僕たちはそれらを共有することが一番の目的です。その制作に至るストーリーこそが私たちと新しい作り手をつなげるものです。
新宿の「The Meadow」では、日本のクラフトフードも紹介しています。店内ではワークショップも定期的に行い、お客さんと作り手の交流の場にもなっています。
最後にマークさんはクラフトフードの魅力について、「人によって作られているものであること」「作り手自身の発想力と技術によるものであること」、そして「自然、作り手、我々が共存関係にあることが見えること」の3つを挙げました。「モノと人の美しい関係性を失いつつある今、クラフトにこそ自然と私たちの関係性を健全に戻してくれるものがあると考えています」とも語りました。「The Meadow」、ぜひチェックしてみてください。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
「The Meadow」のオーナーはマーク・ビターマンさん。オレゴン州のポートランドを拠点に展開していて、NYにも店舗を構えています。今年3月、アメリカ以外で初の常設店が新宿にオープンしました。
■旅先で出会った塩が原点
ポートランドの1号店は2006年にオープン。人と自然をつなぐものづくり、クラフトの存在は街のアイデンティティにもなっています。13年前はまだクラフトが知られはじめた頃でした。
マークさんは旅をとおしてクラフトと出会いました。ある旅先で出会ったステーキの美味しさに驚き、使われていた手作りの塩にのめり込んでいったそうです。のちにマークさんは、クラフトフードの世界でも権威ある存在になっていきますが、塩の奥深さや素晴らしさを作り手と交流した背景と共に提案したのがお店の始まりです。そして、お店の塩が評判を呼びポートランドを代表する店になります。「The Meadow」が提供する塩について訊きました。
マーク:われわれが選んでいる塩は、そもそも選ぶこと自体が難しいんです。私が求める塩はあらゆる伝統、異なる地形、経済システム、さまざまな食文化から生まれているもので、全てが影響しますし、だからこそ特別でユニークなものになっていくんです。塩を探すときに大事にしていることは、原点に立ち返って「どの塩が私たちが求めている塩なのか」を見るようにしています。小さな家族経営の農場で作られたものなのか、海洋保護地で作られたものなのか、優れた技術で魂を込めて作られたものなのか。そういうことをまず確認してから、はじめて美味しいかどうかを確かめるんです。全てをクリアしたら購入して、お客さんたちと共有するようにしています。
「The Meadow」には塩の他にも、チョコレート、リキュール、ワイン、カットフラワーなどが並んでいて、環境に配慮したストーリーと共にお客さんとシェアしています。
■創作のインスピレーションや物語を共有
「The Meadow」では、どのようにクラフトの商品を探しているのでしょうか。
マーク:このプロジェクトの面白いところは、どこに行っても新しい人、素晴らしいモノに出会うことです。先日、河口湖に行ったときに、少量生産で素晴らしい焙煎コーヒーを作っている人に出会いました。そういう出会いがこの仕事を続ける喜びであり、生きている喜びになっていると実感できています。
マークさん自身が旅をとおして作り手に出会いに行くだけでなく、作り手のほうからもマークさんの元を訪ねてくれることもあるそうです。
マーク:新しい出会いにおいて常に大事にしていることは、見た目が美しいのはもちろん、その裏にある、人に伝えたくなるような素晴らしいコンセプトです。ほとんどの作り手は、個々の創作のインスピレーションや物語を持っているので、僕たちはそれらを共有することが一番の目的です。その制作に至るストーリーこそが私たちと新しい作り手をつなげるものです。
新宿の「The Meadow」では、日本のクラフトフードも紹介しています。店内ではワークショップも定期的に行い、お客さんと作り手の交流の場にもなっています。
最後にマークさんはクラフトフードの魅力について、「人によって作られているものであること」「作り手自身の発想力と技術によるものであること」、そして「自然、作り手、我々が共存関係にあることが見えること」の3つを挙げました。「モノと人の美しい関係性を失いつつある今、クラフトにこそ自然と私たちの関係性を健全に戻してくれるものがあると考えています」とも語りました。「The Meadow」、ぜひチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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