「住みここちが良い街」ランキングが発表! 街との相性を決める大きな要素とは?

大東建託株式会社が先日、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<首都圏版>」を発表。街の住みここちについて、大東建託賃貸未来研究所の宗 健さんにお話を伺いました。

【3月7日(木)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、寺岡歩美)】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190307093600


■首都圏145の自治体、約6万人のデータを分析

総合トップは広尾、2位は市ヶ谷、3位は神奈川県の北山田、4位は南阿佐ヶ谷、5位は千葉県の柏の葉キャンパスという結果でした。

:首都圏145の自治体の約6万人の実際に住んでいる方に「あなたの街の住みここちはどうですか?」と5段階で答えていただきまして、それを平均してランキングを作りました。
サッシャ:学術的に手順を踏んでいるそうですね?
:「私はこう思う」というのも大事ですが、今回は私の意見は一切入っていなくて、6万人のデータを適切に統計処理をして順番を付けた、客観性に気をつけたランキングになっています。


■「住みここち」とは街との相性のよさ

「住みここち」とは、どんな観点で判断されているのでしょうか。

:「あなたの街の住みここちは?」と訊いていますが、ひと言で言うと相性です。ライフスタイルとか家族構成とか考え方、車の有無などと街が合っているかが一番強い要素だと思います。
サッシャ:相性を決める要因はどういうものになっていますか?
:結論として8個の因子を抽出しまして、一番影響が大きかったのが「(街や街に住む人の)親しみやすさ」です。2番目が「静かさ、治安」、3番目に「交通利便性」、4番目に「生活利便性」この4つの因子が非常に強く出ています。

今回上位になった広尾、市ヶ谷などが選ばれた理由を訊きました。

:一番大きいのは、広尾も市ヶ谷も古くからのすごく良い住宅地なんです。もともと静かで治安もいい。交通利便性がよく、生活利便性があり、しかも緑もきれいというバランスのよさが評価されたのだと思います。
サッシャ:市ヶ谷は以外だなと思いました。
:番町といわれるエリアが市ヶ谷に含まれていて、皇居の近くには立派なマンションがありますし、半蔵門の方も市ヶ谷に近くて、そういった場所も市ヶ谷に含まれています。


■3位の北山田は親の目線で見ても良い街

今回の調査で上位に入った意外な街が、3位の神奈川県の北山田です。

:「これはどこ?」と結構言われました。横浜市のセンター北駅の隣の駅です。実際に行ってみると駅のすぐ側に公園があって、マンションも駅のすぐ側から広がっていて。土日は子どもたちがいっぱいて、緑が芽吹くときれいだろうなという良い場所です。
サッシャ:港北ニュータウンは自然も豊かですし良い場所ですよね?
:道路と分離された遊歩道が整備されているんです。
サッシャ:親の目線で見ても、子どもが遊びに行っても安全なんですね?
:老夫婦の方が手を繋いで散歩している姿も見られますね。

データを見ると、物価、価格の安さよりも品質を優先している傾向が強いということが分かったり、待機児童が多い場所は子育てに向いていて人が集まる、という逆説的な仮設も見えてきたとも明かしました。

今回の調査で1224の駅を調べた結果、住みここちが0点以下の駅は10個しかなかったそうで、「首都圏ほぼ全部がどこに住んでも大丈夫」ということも分かりました。一方で、上位の街はあくまで相性が合う人のパーセンテージが高かっただけで、宗さんは「たくさんある選択肢の中から自分に合った街を見つけてほしい」とアドバイスしました。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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