「座っている時間が世界一長いのは日本人」という調査結果があります。そこで、体に負担をかけない新しい座り方“ゼロポジ座り”を、専門家が解説します。話してくれたのは、中村格子さん。アスリートを支えるかたわら、スポーツと医療の懸け橋となり、人々の健康で美しい人生をサポートしています。
【3月20日(水)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190320063202
■無理のない座り姿勢
「ゼロポジ座り」とは「ゼロポジション座り」の略です。
中村:「ゼロポジション」は、医学的にはニュートラル、最も理想的な位置という意味です。人間の体は前後左右、筋肉が骨格を引っ張ったり、押したりして支えて、姿勢を保っています。前後左右の筋肉の力が均等にかかって、一番無理のない状態が「ゼロポジション」です。
悪い姿勢で座っていると、ひとつの筋肉が疲れたり、緊張が高まったりして、腰痛や肩こりの原因に。しかし、ゼロポジションで座れば疲れにくく、最も空気が入る姿勢であるため、代謝が上がると言います。
中村:代謝が上がると、呼吸のもとになる横隔膜もきちんと動きます。横隔膜は、お腹の中の腹横筋というインナーマッスルや、骨盤底筋という筋肉と一緒に動いています。呼吸は1分間に15~20回、1日2万回ほどしているため、いい呼吸をしていると、ダイエットに効果的といえます。
「いい座り方」といえば、股関節と膝を90度に曲げて、背筋を伸ばした座り方、いわゆる「直角座り」をイメージしますが、中村さんによると、それは疲れる座り方だそうです。
■ゼロポジ座りを実践!
そこで、中村さんがゼロポジ座りの方法を、レクチャーしました。
・両足を地面にしっかりと置く。膝は、こぶし1個分ほど開く。
・膝と足の付け根の高さは、膝のほうが5~10センチほど低くなるように調節する。※膝のほうが高くなる場合は、椅子を上げるか、クッションなどを使う。
・膝と股関節の位置が決まったら、上半身をしっかりと立てていく。
・腰骨を触って前後に揺らし、しっかりと骨盤を立てる。立てる感覚がわからない場合は、長いパンツを履くようなイメージで立ててみる。※骨盤の横のラインと太ももの縦のラインを、横から見て、角度が110度くらいになるのが理想。
・骨盤が立ってきたら、猫背にして鼻から息を吸う。このときの空気の量を覚えておく。
・息を吐いて、耳が肩の上にくるようにして、つむじをしっかりと伸ばす。ここで再度息を吸う。※猫背のときと比べて、息が多く入ってくるのがわかる。
肋骨が最も広がって空気が入りやすくなれば、ゼロポジ座りの完成です。みなさんも、さっそく試してみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
【3月20日(水)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
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■無理のない座り姿勢
「ゼロポジ座り」とは「ゼロポジション座り」の略です。
中村:「ゼロポジション」は、医学的にはニュートラル、最も理想的な位置という意味です。人間の体は前後左右、筋肉が骨格を引っ張ったり、押したりして支えて、姿勢を保っています。前後左右の筋肉の力が均等にかかって、一番無理のない状態が「ゼロポジション」です。
悪い姿勢で座っていると、ひとつの筋肉が疲れたり、緊張が高まったりして、腰痛や肩こりの原因に。しかし、ゼロポジションで座れば疲れにくく、最も空気が入る姿勢であるため、代謝が上がると言います。
中村:代謝が上がると、呼吸のもとになる横隔膜もきちんと動きます。横隔膜は、お腹の中の腹横筋というインナーマッスルや、骨盤底筋という筋肉と一緒に動いています。呼吸は1分間に15~20回、1日2万回ほどしているため、いい呼吸をしていると、ダイエットに効果的といえます。
「いい座り方」といえば、股関節と膝を90度に曲げて、背筋を伸ばした座り方、いわゆる「直角座り」をイメージしますが、中村さんによると、それは疲れる座り方だそうです。
■ゼロポジ座りを実践!
そこで、中村さんがゼロポジ座りの方法を、レクチャーしました。
・両足を地面にしっかりと置く。膝は、こぶし1個分ほど開く。
・膝と足の付け根の高さは、膝のほうが5~10センチほど低くなるように調節する。※膝のほうが高くなる場合は、椅子を上げるか、クッションなどを使う。
・膝と股関節の位置が決まったら、上半身をしっかりと立てていく。
・腰骨を触って前後に揺らし、しっかりと骨盤を立てる。立てる感覚がわからない場合は、長いパンツを履くようなイメージで立ててみる。※骨盤の横のラインと太ももの縦のラインを、横から見て、角度が110度くらいになるのが理想。
・骨盤が立ってきたら、猫背にして鼻から息を吸う。このときの空気の量を覚えておく。
・息を吐いて、耳が肩の上にくるようにして、つむじをしっかりと伸ばす。ここで再度息を吸う。※猫背のときと比べて、息が多く入ってくるのがわかる。
肋骨が最も広がって空気が入りやすくなれば、ゼロポジ座りの完成です。みなさんも、さっそく試してみてください。
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