肌の構造、知ってる？ 外側の「角層」はラップと同じ薄さ！

肌の構造、知っていますか？　皮膚の最も外側にある“角層”について、六本木の美容皮膚科「アオハルクリニック」院長、小柳衣吏子さんが解説しました。

【3月18日（月）『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP！」(ナビゲーター：別所哲也)】

私たちの肌は、表面から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層からできています。表皮の最も外側は「角層」と呼ばれ、角層が、肌が外の世界と触れ合う最前線を守ってくれています。角層の厚さは僅か0.02ミリ。台所用品のラップと同程度の薄さです。

小柳：角層は、表皮の細胞の最終形の状態です。表皮の一番奥の部分で新しい表皮細胞が細胞分裂で生まれ、新しい細胞が既存の細胞を押し上げていきます。奥から押し上げられた細胞は少しずつ形を変え、最終的に垢となって剥がれ落ちます。この“皮膚の生まれ変わり”を「ターンオーバー」と呼びます。ターンオーバーの周期は40日から50日。つまり、表皮細胞は2ヶ月以内に全て入れ替わります。

ところが、この周期は加齢により長くなっていくそうです。

小柳：これがお肌の老化の原因の一つになります。表皮はスキンケアの影響をもろに受ける部分ですから、優しく丁寧にケアしてください。顔を洗うときに、角層の薄さをイメージしていただければ、優しく洗顔できると思います。保湿やUVケアなども念入りにしたくなりますよね。

強めに洗う習慣がある人も、「ラップと同じ薄さなんだ」と意識して、丁寧な手つきを心がけてみてください。

【番組情報】
番組名：『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時：月・火・水・木曜 6時－9時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/tmr