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すべての客室を千利休の茶室に見立てた「泊まれる茶室」 こだわりは?

すべての客室を千利休の茶室に見立てた「泊まれる茶室」 こだわりは?

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。3月13日(水)のオンエアでは、新型カプセルホテル「hotel zen tokyo」をピックアップしました。


■茶室がコンセプト

人形町に4月上旬にオープンするこのカプセルホテルは「泊まれる茶室」がコンセプト。すべての客室を千利休の茶室に見立てています。かつての日本の茶人たちが理想の茶室としていた「大都会の喧騒の中に、自然のような静けさを作る」というコンセプトをテーマにしたホテルです。

ホテルを手がけた建築家の各務太郎さんに話を訊きました。

各務:エレベーターを降りると、建物の中ではありますが、茶室としては外にあたります。そこは砂利が敷かれていて、茶室と入り口との間の路地と言われる道が昔から日本の茶室にはあるんですが、それを再現しています。屋外の空間を歩きながら自分のベッドの前に来る。ベッド自体が茶室というイメージです。



部屋に入るときは、にじり口で頭をさげて入ります。これもお茶室と同じ所作で、茶の体験ができます。

ホテルは、千利休の茶室「妙喜庵」を、21世紀型に再解釈した和の空間。妙喜庵は、お茶、生け花、掛け軸に視線が向くようにシンプルなデザインで設計されています。そこを今回は、貴重品を入れるロッカーだったり、どうしたら一番快適に寝られるベッドが置けるかなど、機能面を茶室から寝室に再解釈していく作業を行なったそう。

中に入ると、狭いながらも落ち着く空間はまさに茶室。各客室、天井は2メートル以上あって、ミニマルだけど圧迫感はありません。


■クリエイターとコラボ

さらにこのホテルは、ファッション、アート、飲食体験を、日本の伝統を次世代に引き継ぐ活動をしているクリエイターたちと作り上げています。ルームウェアは日本の染物技術を使い、シルエットは着物にインスパイアされつつ現代的なデザインになっています。また、各部屋違う自然をモチーフにした日本画が飾られています。1年を通じて禅のスピリットを伝えられるようにとのことでした。

バーラウンジは宿泊しなくても利用でき、日本酒や野菜を中心とした料理を楽しめます。「hotel zen tokyo」は日比谷線人形町駅から徒歩1分です。78の客室があり、お値段は6000円から。ぜひチェックしてみてください。



【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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