J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：藤田琢己）。3月12日（火）のオンエアでは、DAOKOとのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURETOPICS」。この週は、イギリスのエレクトロ・ロックバンド、ザ・プロディジーを特集しています。
先日、フロントマンのキース・フリントが49歳で亡くなったというニュースが、世界中を駆け巡り、ミュージシャンや音楽ファンにショックを与えました。90年代にロックとダンスミュージックを融合した、革新的なサウンドを生み出したザ・プロディジー。昨年リリースされた『No Tourists』までの7枚のアルバムは、世界で通算3000万枚以上のセールスを記録しています。キース・フリントはその独特のファッションや、オーディエンスの感情を煽っていくエモーショナルなパフォーマンスで、バンドのアイコン的存在として絶大な人気を得ていました。
1日目は、デビュー前から、2ndアルバム『Music for the Jilted Generation』がヒットし、ハードでアグレッシヴなブレイクビーツサウンドで、アンダーグラウンドから一躍、メジャーシーンにのし上がったところまでお伝えしました。2日目はその続きから。
【1回目】キース・フリントが逝去…ザ・プロディジーの歴史を振り返る
■「子どもが怯える」MVがBBCで放送禁止に
初期のザ・プロディジーのボーカル部分はすべてサンプリングを使用しており、リアム以外のメンバーであるキース・フリント、マキシム、リロイ・ソーンヒルは、ライブでのMC＆ダンサーとしてのパフォーマンスに徹していました。そのため1st、2ndアルバムの2枚は、実質的にはトラックメイカーであるリアムのソロ作品に近いものでした。
しかし、ここまでダンサーだったメンバーが、自分たちも歌ってみたい！ ということでボーカルを担当。ここからザ・プロディジーの第2章が始まります。そして1997年に発表されたのが、ダンスミュージックの金字塔的アルバム『The Fat of the Land』。ここに収録されている『Firestarter』で、キースは初めてリードボーカルを務めます。
ロンドンの地下鉄で撮影された『Firestarter』のモノクロMVは、当時「子どもが怯える」と親たちからクレームが殺到。BBCで放送禁止になったというエピソードも。イギリスの子どもたちを震え上がらせた、過激なキースのビジュアル。ぜひチェックしてみてください。
■ザ・プロディジーは胎教にいい？
3rdアルバム『The Fat of the Land』は、世界22カ国で初登場1位を獲得。全世界で1000万枚以上を売り上げるメガヒットとなりました。当時、インディーダンスレーベルだった「XLレコーディングス」が、アメリカのポップチャートで1位になるようなアルバムを送り出したのは、音楽史上で画期的なことでした。
この世界的な大ヒットを受け、ダンスアクトとして初めてイギリスのグラストンベリー・フェスティバルのトリを務めました。さらにモスクワの赤の広場で20万人のロシア人ファンを集めた無料ライブを開催。そして日本では、伝説となっている第1回フジロックに出演する予定だったのですが、台風のため中止に。リベンジをかけた翌年1998年、2回目のフジロックでヘッドライナーとして出演しました。オンエアでは、そのときの貴重なライブ音源をお届けしました。
DAOKO：プロディジーはやっぱライブパフォーマンスも、果てまで行ききっているというか。
藤田：その一番のアジテーターがキースだったわけですよね。
DAOKO：やっぱりライブパフォーマンスが行ききっている人が好きだなぁ。音もビヨビヨいってるし、ブレイクビーツだし。私、絶対、子どもがおなかにいるときに聴かせる音楽はプロディジー！
藤田：胎教音楽（笑）。
DAOKO：絶対、スピーカーをお腹に当てる！ 絶対これ健康にいいもん（笑）。
90年代最大のエポックメイキング的作品となった3rdアルバム『The Fat ofthe Land』を生み出したザ・プロディジーは、このあと2年間に渡る世界ツアーを敢行します。
【3回目】ザ・プロディジー、“手抜きなDJ”に痛切な批判も…EDMシーンに叩きつけたアルバムとは？
【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURETOPICS」。この週は、イギリスのエレクトロ・ロックバンド、ザ・プロディジーを特集しています。
先日、フロントマンのキース・フリントが49歳で亡くなったというニュースが、世界中を駆け巡り、ミュージシャンや音楽ファンにショックを与えました。90年代にロックとダンスミュージックを融合した、革新的なサウンドを生み出したザ・プロディジー。昨年リリースされた『No Tourists』までの7枚のアルバムは、世界で通算3000万枚以上のセールスを記録しています。キース・フリントはその独特のファッションや、オーディエンスの感情を煽っていくエモーショナルなパフォーマンスで、バンドのアイコン的存在として絶大な人気を得ていました。
1日目は、デビュー前から、2ndアルバム『Music for the Jilted Generation』がヒットし、ハードでアグレッシヴなブレイクビーツサウンドで、アンダーグラウンドから一躍、メジャーシーンにのし上がったところまでお伝えしました。2日目はその続きから。
【1回目】キース・フリントが逝去…ザ・プロディジーの歴史を振り返る
■「子どもが怯える」MVがBBCで放送禁止に
初期のザ・プロディジーのボーカル部分はすべてサンプリングを使用しており、リアム以外のメンバーであるキース・フリント、マキシム、リロイ・ソーンヒルは、ライブでのMC＆ダンサーとしてのパフォーマンスに徹していました。そのため1st、2ndアルバムの2枚は、実質的にはトラックメイカーであるリアムのソロ作品に近いものでした。
しかし、ここまでダンサーだったメンバーが、自分たちも歌ってみたい！ ということでボーカルを担当。ここからザ・プロディジーの第2章が始まります。そして1997年に発表されたのが、ダンスミュージックの金字塔的アルバム『The Fat of the Land』。ここに収録されている『Firestarter』で、キースは初めてリードボーカルを務めます。
ロンドンの地下鉄で撮影された『Firestarter』のモノクロMVは、当時「子どもが怯える」と親たちからクレームが殺到。BBCで放送禁止になったというエピソードも。イギリスの子どもたちを震え上がらせた、過激なキースのビジュアル。ぜひチェックしてみてください。
■ザ・プロディジーは胎教にいい？
3rdアルバム『The Fat of the Land』は、世界22カ国で初登場1位を獲得。全世界で1000万枚以上を売り上げるメガヒットとなりました。当時、インディーダンスレーベルだった「XLレコーディングス」が、アメリカのポップチャートで1位になるようなアルバムを送り出したのは、音楽史上で画期的なことでした。
この世界的な大ヒットを受け、ダンスアクトとして初めてイギリスのグラストンベリー・フェスティバルのトリを務めました。さらにモスクワの赤の広場で20万人のロシア人ファンを集めた無料ライブを開催。そして日本では、伝説となっている第1回フジロックに出演する予定だったのですが、台風のため中止に。リベンジをかけた翌年1998年、2回目のフジロックでヘッドライナーとして出演しました。オンエアでは、そのときの貴重なライブ音源をお届けしました。
DAOKO：プロディジーはやっぱライブパフォーマンスも、果てまで行ききっているというか。
藤田：その一番のアジテーターがキースだったわけですよね。
DAOKO：やっぱりライブパフォーマンスが行ききっている人が好きだなぁ。音もビヨビヨいってるし、ブレイクビーツだし。私、絶対、子どもがおなかにいるときに聴かせる音楽はプロディジー！
藤田：胎教音楽（笑）。
DAOKO：絶対、スピーカーをお腹に当てる！ 絶対これ健康にいいもん（笑）。
90年代最大のエポックメイキング的作品となった3rdアルバム『The Fat ofthe Land』を生み出したザ・プロディジーは、このあと2年間に渡る世界ツアーを敢行します。
【3回目】ザ・プロディジー、“手抜きなDJ”に痛切な批判も…EDMシーンに叩きつけたアルバムとは？
【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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