皆さんの親指の爪には縦スジが入っていませんか? もしかしたら、それは老化のサインかもしれません。漢方薬・生薬認定薬剤師の村上百代さんが、「二十四節季に合わせた食事」をテーマに解説。爪で分かる健康状態や、今の時期にとるべき食材を伝授しました。
2月26日(火)のオンエア:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)。
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190226063103
■体質改善は自分を知ることから
村上さんによると、季節に合わせた食材を摂ったり組み合わせることで、身体を整えることができるといいます。また、自分の体質に合った食材を用いれば、健康を保つことができるとも。まず、「二十四節季」について解説していただきました。
村上:日本の旧暦はお月様を中心に考えられています。それだと、1年に12週と11日ほど多くまわってしまいまい、季節がズレてきてしまいます。ですので、太陽を中心とした冬至から冬至までを24等分した、古来中国でできた二十四節季を取り入れて生活していました。
別所:なるほど。
村上:季節に合わせた食事や体調管理をすると、その季節を健やかに生活することができます。さらに、自分にとって調子が悪い季節が分かると、その季節の養生法を加えて生活していけば、体質改善も可能になります。
今の時期は「二十四節季」でいうと、どのような季節になるのでしょうか。
村上:2月4日から立春が始まり、2月19日から3月5日までは「雨水(うすい)」になります。雪も溶け、だんだんと暖かくなってくる頃です。
■爪の縦スジは、老化現象のサイン
「雨水」の季節、健康では爪に変化が現れることがあるそうです。その状態から、自身の健康について知ることが可能になります。
村上:爪をよく見ると、親指側から小指側に進行して、さまざまな変化が出てくることがあります。親指側に縦スジがある場合、それは老化現象です。それが親指から人差し指にかけて酷くなってくると、年不相応に老化が進んでいるかもしれません。
別所:そうなんですか!
村上:爪に縦スジがある場合は、若返りに役立つ大豆製品などを取り入れるとよいでしょう。縦スジだったらまだいいのですが、横にヘコんでいたり、針で刺したようなデコボコがある場合は、ストレスが原因です。親指だけにうねったような横波があるという人は、ストレスを抱えています。その場合は、レモンや梅干しなどの酸味を食べましょう。ですが、酸味も“いい塩梅”ですから、ほどほどが大切です。
■春には春の食材を
健康には二十四節季に沿った食生活が大事だと解説した村上さん。今の時期にとるべき食材としては、春キャベツ、ほうれん草、イチゴなどがオススメだと教えてくれました。
・春キャベツ
村上:春キャベツは甘みがあって、暑がりの人も、寒がりの人も食べていい食材です。ちなみに、ニンニクはすごくあたたまるので、ニキビがひどい時に食べるとさらに悪化します。春キャベツのように、暑がりや寒がりの皆さんが食べてもいいものがおすすめです。ダイエットにも、イライラの解消にも、消化促進にもいいです。栄養バランスが崩れがちな人は、キャベツをたくさん煮込んだスープを月に一度でも食べるといいと思います。
・ほうれん草
村上:“青い春”と書いて「青春」というように、春は青いものが高温を引き寄せます。青い野菜をたくさん食べると、冷え症の血行をよくしたり、肩こり、生理痛、便通にもいいです。
・イチゴ
村上:ビタミンCがたくさんあって、毛穴をキュッと引き締めて、美容効果もとても高いです。そもそも春は新しいことを始める時なので、やる気を起こす作用が酸味にあります。
より詳しく知りたい方は、村上さんの著書『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える…医者にも薬にも頼らない和の暮らし』(ダイヤモンド社)を手にとってみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr
2月26日(火)のオンエア:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)。
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190226063103
■体質改善は自分を知ることから
村上さんによると、季節に合わせた食材を摂ったり組み合わせることで、身体を整えることができるといいます。また、自分の体質に合った食材を用いれば、健康を保つことができるとも。まず、「二十四節季」について解説していただきました。
村上:日本の旧暦はお月様を中心に考えられています。それだと、1年に12週と11日ほど多くまわってしまいまい、季節がズレてきてしまいます。ですので、太陽を中心とした冬至から冬至までを24等分した、古来中国でできた二十四節季を取り入れて生活していました。
別所:なるほど。
村上:季節に合わせた食事や体調管理をすると、その季節を健やかに生活することができます。さらに、自分にとって調子が悪い季節が分かると、その季節の養生法を加えて生活していけば、体質改善も可能になります。
今の時期は「二十四節季」でいうと、どのような季節になるのでしょうか。
村上:2月4日から立春が始まり、2月19日から3月5日までは「雨水(うすい)」になります。雪も溶け、だんだんと暖かくなってくる頃です。
■爪の縦スジは、老化現象のサイン
「雨水」の季節、健康では爪に変化が現れることがあるそうです。その状態から、自身の健康について知ることが可能になります。
村上:爪をよく見ると、親指側から小指側に進行して、さまざまな変化が出てくることがあります。親指側に縦スジがある場合、それは老化現象です。それが親指から人差し指にかけて酷くなってくると、年不相応に老化が進んでいるかもしれません。
別所:そうなんですか!
村上:爪に縦スジがある場合は、若返りに役立つ大豆製品などを取り入れるとよいでしょう。縦スジだったらまだいいのですが、横にヘコんでいたり、針で刺したようなデコボコがある場合は、ストレスが原因です。親指だけにうねったような横波があるという人は、ストレスを抱えています。その場合は、レモンや梅干しなどの酸味を食べましょう。ですが、酸味も“いい塩梅”ですから、ほどほどが大切です。
■春には春の食材を
健康には二十四節季に沿った食生活が大事だと解説した村上さん。今の時期にとるべき食材としては、春キャベツ、ほうれん草、イチゴなどがオススメだと教えてくれました。
・春キャベツ
村上:春キャベツは甘みがあって、暑がりの人も、寒がりの人も食べていい食材です。ちなみに、ニンニクはすごくあたたまるので、ニキビがひどい時に食べるとさらに悪化します。春キャベツのように、暑がりや寒がりの皆さんが食べてもいいものがおすすめです。ダイエットにも、イライラの解消にも、消化促進にもいいです。栄養バランスが崩れがちな人は、キャベツをたくさん煮込んだスープを月に一度でも食べるといいと思います。
・ほうれん草
村上:“青い春”と書いて「青春」というように、春は青いものが高温を引き寄せます。青い野菜をたくさん食べると、冷え症の血行をよくしたり、肩こり、生理痛、便通にもいいです。
・イチゴ
村上:ビタミンCがたくさんあって、毛穴をキュッと引き締めて、美容効果もとても高いです。そもそも春は新しいことを始める時なので、やる気を起こす作用が酸味にあります。
より詳しく知りたい方は、村上さんの著書『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える…医者にも薬にも頼らない和の暮らし』(ダイヤモンド社)を手にとってみてください。
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番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr