J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。11月20日(火)のオンエアでは、DAOKOとのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、11月25日にデビュー40周年を迎えるシンガー・ソングライター、竹内まりやを特集。
【1回目】竹内まりや、デビュー当時の「本人が望んでいなかった」取り上げられ方とは
島根県出雲市出身のシンガー・ソングライター、竹内まりやさん。自身のヒット曲はもちろん、これまで提供してきた数々の曲も大ヒット。夫は山下達郎さんです。1日目は音楽キャリアのスタートから、デビュー3年目にして休養宣言したところまで紹介しました。今回はその続きから。
■休養を経て…山下達郎プロデュースで再開!
デビューから3年の間に5枚のフルアルバムをリリース。1981年夏に休養宣言をし、すべてのレコーディング、コンサート活動をストップした竹内さん。その後は作詞・作曲家としてのキャリアを本格的にスタートさせ、メディアへの露出もほぼなくなります。
ですが、休養宣言から2年と少しした1984年の4月にレーベルを移籍し、シングル『もう一度』と、アルバム『VARIETY』をリリース。この作品は全曲、竹内さんが作詞・作曲し、夫の山下達郎さんが全面プロデュースとアレンジを担当した最初のアルバムとなりました。これ以降、竹内さんのアルバムは基本的に山下さんが担当していくことになります。
藤田:(シングルの)タイトルが『もう一度』じゃないですか。まさにそういうことじゃないですか? 休養宣言をして、復活して、「もう一度」と歌う。この力強さよ、という感じがします。
DAOKO:「歌いたい」っていう気持ちは、どんどん強くなっていったのかもしれないですよね。その意思を感じる。
藤田:音楽活動を自分の手に取り戻す、そのためには一度「ちょっと待って」と言わなければいけないというね。納得!
デビュー時は3年で5枚のアルバムをリリースするというハイペースでしたが、ミュージシャンとしての活動を再開後、次のアルバムリリースは3年後の1987年でした。オリジナル曲に加え、セルフカバー曲などを含んだアルバム『REQUEST』はミリオンヒットを突破しロングセラーとなりました。
活動を再開した年に出産していた竹内さん。その後のインタビューでは、「ずっとキャリアを極め続けていたわけではなく、家庭にいる時間が長かった」と答えていました。
藤田:作詞・作曲は続けつつも、家族と過ごす時間もたくさん持てるようにバランスをとっていたのかもしれませんね。
■竹内まりやの楽曲は「声と歌詞が高めあっている」
改めて手にした音楽活動は、自分のペースでできるように。続くアルバム『Quiet Life』は5年後の1992年にリリースされました。このアルバムはその年の日本レコード大賞で「ベストアルバム賞」を受賞。その中に収録されている『告白』を聴いたDAOKOは……。
DAOKO:歌詞も素晴らしいんですけど、竹内まりやさんの歌声だからすごく突き刺さるというか、深みが増す……みたいな。声と歌詞がお互い高め合っている感じがしますね。私が歌ってもこの深みは出ないですよ、やっぱり。
2008年にリリースされたベストアルバム『Expressions』には、1曲ずつ竹内さんのコメントが付いているのですが、この『告白』について、「この頃、自分という歌手をひとつの素材に見立てて、様々なタイプの曲を書いてみることを楽しめるようになった」とコメントしています。ちなみにこの『告白』は、日本レコード大賞ポップス部門で作詩賞を受賞しています。表現力豊かな歌声と合わせて、ぜひ歌詞にも注目して聴いてみてください!
2日目はここまで。40周年を迎え、幅広い世代に支持される竹内さんですが、実は“あることをほとんどしていません。そのこととは……次回をお楽しみに!
【3回目】竹内まりや、今年もやってくる“あの歌”は18年も連続でCMソングに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、11月25日にデビュー40周年を迎えるシンガー・ソングライター、竹内まりやを特集。
【1回目】竹内まりや、デビュー当時の「本人が望んでいなかった」取り上げられ方とは
島根県出雲市出身のシンガー・ソングライター、竹内まりやさん。自身のヒット曲はもちろん、これまで提供してきた数々の曲も大ヒット。夫は山下達郎さんです。1日目は音楽キャリアのスタートから、デビュー3年目にして休養宣言したところまで紹介しました。今回はその続きから。
■休養を経て…山下達郎プロデュースで再開!
デビューから3年の間に5枚のフルアルバムをリリース。1981年夏に休養宣言をし、すべてのレコーディング、コンサート活動をストップした竹内さん。その後は作詞・作曲家としてのキャリアを本格的にスタートさせ、メディアへの露出もほぼなくなります。
ですが、休養宣言から2年と少しした1984年の4月にレーベルを移籍し、シングル『もう一度』と、アルバム『VARIETY』をリリース。この作品は全曲、竹内さんが作詞・作曲し、夫の山下達郎さんが全面プロデュースとアレンジを担当した最初のアルバムとなりました。これ以降、竹内さんのアルバムは基本的に山下さんが担当していくことになります。
藤田:(シングルの)タイトルが『もう一度』じゃないですか。まさにそういうことじゃないですか? 休養宣言をして、復活して、「もう一度」と歌う。この力強さよ、という感じがします。
DAOKO:「歌いたい」っていう気持ちは、どんどん強くなっていったのかもしれないですよね。その意思を感じる。
藤田:音楽活動を自分の手に取り戻す、そのためには一度「ちょっと待って」と言わなければいけないというね。納得!
デビュー時は3年で5枚のアルバムをリリースするというハイペースでしたが、ミュージシャンとしての活動を再開後、次のアルバムリリースは3年後の1987年でした。オリジナル曲に加え、セルフカバー曲などを含んだアルバム『REQUEST』はミリオンヒットを突破しロングセラーとなりました。
活動を再開した年に出産していた竹内さん。その後のインタビューでは、「ずっとキャリアを極め続けていたわけではなく、家庭にいる時間が長かった」と答えていました。
藤田:作詞・作曲は続けつつも、家族と過ごす時間もたくさん持てるようにバランスをとっていたのかもしれませんね。
■竹内まりやの楽曲は「声と歌詞が高めあっている」
改めて手にした音楽活動は、自分のペースでできるように。続くアルバム『Quiet Life』は5年後の1992年にリリースされました。このアルバムはその年の日本レコード大賞で「ベストアルバム賞」を受賞。その中に収録されている『告白』を聴いたDAOKOは……。
DAOKO:歌詞も素晴らしいんですけど、竹内まりやさんの歌声だからすごく突き刺さるというか、深みが増す……みたいな。声と歌詞がお互い高め合っている感じがしますね。私が歌ってもこの深みは出ないですよ、やっぱり。
2008年にリリースされたベストアルバム『Expressions』には、1曲ずつ竹内さんのコメントが付いているのですが、この『告白』について、「この頃、自分という歌手をひとつの素材に見立てて、様々なタイプの曲を書いてみることを楽しめるようになった」とコメントしています。ちなみにこの『告白』は、日本レコード大賞ポップス部門で作詩賞を受賞しています。表現力豊かな歌声と合わせて、ぜひ歌詞にも注目して聴いてみてください!
2日目はここまで。40周年を迎え、幅広い世代に支持される竹内さんですが、実は“あることをほとんどしていません。そのこととは……次回をお楽しみに!
【3回目】竹内まりや、今年もやってくる“あの歌”は18年も連続でCMソングに!
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/