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日本の「キャッシュレス化」はどうなる!? 今しておくと得すること

日本の「キャッシュレス化」はどうなる!? 今しておくと得すること

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。11月19日(月)のオンエアでは、これから到来する“キャッシュレス社会”について、『お金のミライは僕たちが決める』の著者でライターの我妻弘崇さんにお訊きしました。


■世の中は、これからキャッシュレス社会?

我妻:皆さんは“フィンテック“とか難しい言葉でお金を紐解こうとしますが、僕ら消費者視点からすると「言葉が難しすぎて分からない」と思います。そこで、現金か、現金じゃないか、というところで区切るのが分かりやすいです。日本はクレジットカードや、交通系の電子マネーが使えるので、もともとキャッシュレスではあったんです。
別所:なるほど!
我妻:ここにきて、中国や北欧の新しい形の決済が増えてきたので、日本もそこに追随していこうと。例えば、QRコードをスマホで読み取るだけで、自分の銀行口座やクレジットカードに紐付いて、キャッシュレスで購入できます。

こうしたシステムが最も進んでいるのは中国です。

我妻:例えば、中国の屋台にもQRコードがあり、店主と会話をせずに、QRコードをスマホで読み取るだけで買うことができます。
別所:現金を数えてる場合じゃないですね!
我妻:ただ中国でも現金はまだ意外に使えますよ。

また、北欧は国をあげてキャッシュレス化をすすめています。

我妻:中国は企業が力を持っていて、自然に寡占状態が作り出されて広がりましたが、スウェーデンの場合は、銀行と政府が現金の取引を減らすというアドバルーンを上げています。そこに、国民も一緒になって協力しているという状況です。


■日本はどうなの?

一方で、日本はガラパゴス化目前の状況だといいます。

我妻:“群雄割拠”といえば聞こえはいいですが、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済があり、QRコードだけでも5社ぐらいあるため、どれを選んでいいのかわからないんです。
別所:あと、ポイント制度は日本独自のような気がしませんか?
我妻:世界にもポイントのサービスはありますが、ここまで過剰なサービスをするのは日本だけだと思います。ただし、総務省の公表では、使われずに失効しているポイントが年間で1200億円分あるというんです。ポイントを全然使ってないんです。本当だったら使われて、経済がまわってたんですけど。


■まずは試してみること

別所:キャッシュレス社会に向けて、私たちはどんなことをしておくとお得ですか?
我妻:世界の潮流として、キャッシュレスは避けられません。僕らは選べる状況にあります。事業者の中には手数料ビジネスを毛嫌いして、クレジットカードの導入を避けていた人もいると思います。ところが、今は期間限定で手数料ゼロになるサービスも出てきたので、自分で使ってみて、これは使える、意外と使えないという判断ができます。
別所:海外だとそんなに選べないんですか?
我妻:「コレだ!」というものがだいたい決まってます。
別所:日本はガラパゴスで遅れているものの、多様性はあるということですね。
我妻:あります。そこで、TPOによって変えるとか、もしくはポイントが好きな方であれば、最もポイントがたまりやすいクレジットカードをスマホのモバイル決算に紐づけて使うなどして、自分にとってストレスのない決済方法をおすすめします。

もっと詳しく知りたい方は、我妻さんの著書『お金のミライは僕たちが決める』(星海社新書)を手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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