9年間、フルーツだけで生きる男! 腸内には「赤ちゃんにしかいない菌」が…!?

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。11月13日(火)のオンエアでは、フルーツだけを食べて9年間過ごしている、元東大教員・フルーツ研究家の中野瑞樹さんに電話でお話を伺いました。


■水も飲まず99.9%の栄養をフルーツから摂取

中野さんは、水も一切とらず、99.9%はフルーツで暮らしています。残り0.1%は、ぬか漬けや梅干しなどから塩分を摂取しているとのこと。この日の朝は、みかん15個=1キロも食べたそうです。

1日に食べる食事の量と、フルーツだけを摂りつづける理由を訊きました。

中野:喉が乾いたら水分の多い果実をこまめに摂るので、朝ごはんや昼ごはんという概念はないです。
サッシャ:なぜフルーツだけの生活を始めたんですか?
中野:フルーツは糖が多いと思われていて、食べ過ぎてはダメと思っている人が多いですが、科学的な研究がないのです。「フルーツの食べ過ぎはダメ」というのはデータをもとに言っているワケではない。そこで、体を張って食べ続けています。
サッシャ:9年間、果物だけで過ごすとどうなるのですか?
中野:まず痩せます。食べ方にコツはあるのですが、ダイエットしたい人は積極的にフルーツを摂るのがいいです。
サッシャ:体重以外の変化はどうですか?
中野:肌がすべすべになります。お尻、背中、腰、太股は幼稚園児並みにベビースキンになっています。
サッシャ:データ的な変化はありますか?
中野:私の腸内フローラは、普通の方とは違うものになっています。今まさに調べている最中ですが、生まれたての赤ちゃんにしかない種類の菌がたくさんいます。赤ちゃんに1週間程度しかいない菌がたくさんいるんです。まだ理由はわかりませんが、果物は食物繊維が多いので、それをエネルギーにかえる菌はたくさんいると思います。

その他にも、こんなフルーツにはこんなメリットがあります。

・果物はビタミンCが豊富なので、風邪をひいても治る期間が短い
・みかんを食べ続けている時期は骨密度が平均値の3割以上も高い

特に閉経後の女性では、旬の時期のみかんを3〜4個摂ると骨密度が高くなり、骨粗しょう症のリスクが摂らない人と比べて92%低くなるというデータがある。みかんを食べている人は骨粗しょう症にほとんどならないのだとか。


■食後にフルーツを食べると…?

改めて「フルーツの食べ過ぎはよくない」というイメージの間違いについて訊きました。

中野:国連が説明をしているのですが、フルーツ、野菜、牛乳などに入っている糖に制限はないです。お菓子やジュースに添加されているものや、はちみつやシロップなど原材料に入っているもの、加工しているものには制限があります。
サッシャ:果物を摂るにはコツがあるとおっしゃいましたが、これはどういうことですか?
中野:普段フルーツを食べる人は「食後のデザート」みたいな位置づけですが、これはあまりおすすめできません。フルーツは発酵しやすく、お腹のなかで発酵してしまうからです。スポーツ選手が競技中にフルーツを食べることがありますが、あれは非常に消化がいいからなんです。基本的に、フルーツを食べるのは空腹時がいいでしょう。せめて食前にフルーツを摂る。あとに摂るのはNGです。

果物だけの生活について「何も支障がなければ一生涯、続ける予定です」と話していた中野さん。今のところ、他のものを食べたいという欲求もなく、ストレスがない生活を送っており、「もし私が死んだときは臓器を検査してほしい」と献体も希望。医学や研究に貢献したいと語りました。11月18日(日)には東京で「中野瑞樹フルーツトークライブ」も開催されます。気になる方はぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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