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自分の声を録音すると、「いつもと違う声」に聞こえるのはナゼ?【豆知識】

自分の声を録音すると、「いつもと違う声」に聞こえるのはナゼ?【豆知識】

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。10月29日(月)のオンエアでは、人間の器官のひとつで、高音と低音を聞き分ける「蝸牛(かぎゅう)」の役割に注目しました。


■「聞こえ方」にも種類がある

順天堂大学医学部教授の坂井建雄さんによると、音を感知する場所「蝸牛」は耳の奥にあり、カタツムリの形にそっくりなのだそうです。

坂井:螺旋(らせん)状で入口が太く、奥の方が狭くなっていて、内部は非常に精密にできています。内部には音波を感知する感覚細胞がびっしりと並んでいます。感覚細胞は、音の高さによって反応する位置が違い、蝸牛の入口付近では高い音に反応し、奥にいくほど低い音に反応します。高い音は手前で、低い音は奥で聞いているんです。音が音階で聞こえるのは、このように耳がそれぞれの音を聞き分けているからです。

坂井さんによると、他人の声が聞こえる時の音の伝わり方は「空気伝導」。自分の声は、頭の骨に直接響いて伝わる「骨伝導」です。そのため、録音した声と違って聞こえるのだとか。

別所は「人間はすごい仕組みなんですね!」と感心。より詳しくしりたい方は、坂井さんの著書『想定外の人体解剖学』(エイ出版社)を手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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