J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。9月20日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお送りしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、くるりを特集! 最終日は、ニューアルバム『ソングライン』に注目しました。
【1回目】くるり、CDデビュー20周年! “変幻自在ぶり”を、アルバムごとに振り返る
【2回目】くるりは「何千年も楽しまれる音楽を作っている感じ」その歴史を追う
■くるりは「常に変化していくバンド」
くるりは京都出身のロックバンド。今年、CDデビュー20周年を迎え、9月19日(水)にはおよそ4年ぶりとなるアルバム『ソングライン』をリリースしたばかりです。
水野:常に変化していくバンドであるので、どのタイミングでのくるりが好きかというのも、ファンによって違うんじゃないかと思います。
藤田:まさに新しい作品を出すたびに違う作品を見せてくれて、リスナーをビックリさせて楽しませてくれます。
前作のアルバム『THE PIER』からの4年間に、くるりにはさまざまなことがありました。2015年にはファンファンさんが産休に入りました。2016年には結成20周年を迎えて、過去のアルバムの再現ライブを行なったほか、20年の歴史を網羅したオールタイムベスト『くるりの20回転』をリリース。結成当時のメンバー、岸田 繁さん、佐藤征史さん、森 信行さんの3人でのライブも開催しました。
水野:岸田さんは交響曲も書いてましたもんね。交響曲第一番を2016年に制作して、今年の12月に第二番が初演される予定です。岸田さんは、いろんなところにアンテナを張って、勉強をして、自分に取り込んだものを、すぐにアルバムや自分の音楽に反映して、新陳代謝がすごく早いです。それがアーティストとしての魅力に繋がってるんだと思います。
産休中だったファンファンさんも本格復帰しました。再び3人でライブ活動を行って、今年の2月には「くるりライブツアー『線』」を敢行。このツアーは、今回のアルバム『ソングライン』に収録される曲を、たくさん披露していたツアーでした。
■メンバーからメッセージ
番組では、佐藤さんとファンファンさんから届いたコメントを紹介しました。
佐藤:J-WAVEは、雨が降ったら『ばらの花』をかけていただいたりとか、季節感に合わせてたまにかけていただいています。『ソングライン』は前作から4年経って何が変わったかというと、ファンファンはお母さんになりましたね。
ファンファン:家族がひとり増えました。
佐藤:昨年の7月くらいにファンちゃんが復帰して、そのあたりから、ちょくちょくとレコーディングを始めて、今年の1月ぐらいからエンジンがかかってきて、アルバムの全体像が見え始めて、春先ぐらいまでに一気に作った感じはありますね。全体として、わりと長いことレコーディングしてたなぁという実感はあります。
ファンファン:そういう印象ですよね。
佐藤:リリースされていた古い曲は2年前とかにできてたりするし、1年前の夏に数曲のベーシックを録音してたり、それをアルバムの骨格が見えたという時点で仕上げにかかって、このアルバムの色に染めたというか、そういうふうにしてアルバムができた気がしますね。
ファンファン:昔からの曲もありますからね。
佐藤:デビュー前に1回か2回だけライブやっていたような曲とか、デビューするかしないかのときに、ありものの曲をとりあえず録音しておこうと思って、デモテープだけを録音していた曲とかもあるんですけど、今回はわりと歌モノのアルバムがいいなということで、メロディーが強い曲を探してたときに、『忘れないように』とか『春を待つ』とか、20年以上前の曲なのに「そんな曲あったな」とか、「Aメロを歌ったら、みんなでサビが歌える」とか、歌ってすごいですね。20年後、30年後、孫の代まで続くというか、そういう歌が詰まったアルバムだと思います。
放送では、ファンファンさんのお気に入りの曲『どれくらいの』をオンエアしました。
佐藤:この曲の、どんなところがお気に入りですか?
ファンファン:めっちゃ個人的なことを言うと、久々に歌った曲なんです。
佐藤:サビで歌ったよね(笑)。この曲はライブでも何度か歌ったんですけど、サビになるときに岸田さんがオクターブ上で張った声で「ぎゃー」と歌ってたのを、レコーディングのときにファンファンちゃんが緩やかに歌って、岸田さんがオクターブ下で歌ったら、めちゃめちゃふざけてるなぁという感じで、楽しく笑いながら歌ってたんですけど、作品になると妙にマッチングしていて、逆にシリアスになりましたよね。
おもしろいエピソードを披露してくれたおふたり。この機会に、みなさんもぜひ『ソングライン』をチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、くるりを特集! 最終日は、ニューアルバム『ソングライン』に注目しました。
【1回目】くるり、CDデビュー20周年! “変幻自在ぶり”を、アルバムごとに振り返る
【2回目】くるりは「何千年も楽しまれる音楽を作っている感じ」その歴史を追う
■くるりは「常に変化していくバンド」
くるりは京都出身のロックバンド。今年、CDデビュー20周年を迎え、9月19日(水)にはおよそ4年ぶりとなるアルバム『ソングライン』をリリースしたばかりです。
水野:常に変化していくバンドであるので、どのタイミングでのくるりが好きかというのも、ファンによって違うんじゃないかと思います。
藤田:まさに新しい作品を出すたびに違う作品を見せてくれて、リスナーをビックリさせて楽しませてくれます。
前作のアルバム『THE PIER』からの4年間に、くるりにはさまざまなことがありました。2015年にはファンファンさんが産休に入りました。2016年には結成20周年を迎えて、過去のアルバムの再現ライブを行なったほか、20年の歴史を網羅したオールタイムベスト『くるりの20回転』をリリース。結成当時のメンバー、岸田 繁さん、佐藤征史さん、森 信行さんの3人でのライブも開催しました。
水野:岸田さんは交響曲も書いてましたもんね。交響曲第一番を2016年に制作して、今年の12月に第二番が初演される予定です。岸田さんは、いろんなところにアンテナを張って、勉強をして、自分に取り込んだものを、すぐにアルバムや自分の音楽に反映して、新陳代謝がすごく早いです。それがアーティストとしての魅力に繋がってるんだと思います。
産休中だったファンファンさんも本格復帰しました。再び3人でライブ活動を行って、今年の2月には「くるりライブツアー『線』」を敢行。このツアーは、今回のアルバム『ソングライン』に収録される曲を、たくさん披露していたツアーでした。
■メンバーからメッセージ
番組では、佐藤さんとファンファンさんから届いたコメントを紹介しました。
佐藤:J-WAVEは、雨が降ったら『ばらの花』をかけていただいたりとか、季節感に合わせてたまにかけていただいています。『ソングライン』は前作から4年経って何が変わったかというと、ファンファンはお母さんになりましたね。
ファンファン:家族がひとり増えました。
佐藤:昨年の7月くらいにファンちゃんが復帰して、そのあたりから、ちょくちょくとレコーディングを始めて、今年の1月ぐらいからエンジンがかかってきて、アルバムの全体像が見え始めて、春先ぐらいまでに一気に作った感じはありますね。全体として、わりと長いことレコーディングしてたなぁという実感はあります。
ファンファン:そういう印象ですよね。
佐藤:リリースされていた古い曲は2年前とかにできてたりするし、1年前の夏に数曲のベーシックを録音してたり、それをアルバムの骨格が見えたという時点で仕上げにかかって、このアルバムの色に染めたというか、そういうふうにしてアルバムができた気がしますね。
ファンファン:昔からの曲もありますからね。
佐藤:デビュー前に1回か2回だけライブやっていたような曲とか、デビューするかしないかのときに、ありものの曲をとりあえず録音しておこうと思って、デモテープだけを録音していた曲とかもあるんですけど、今回はわりと歌モノのアルバムがいいなということで、メロディーが強い曲を探してたときに、『忘れないように』とか『春を待つ』とか、20年以上前の曲なのに「そんな曲あったな」とか、「Aメロを歌ったら、みんなでサビが歌える」とか、歌ってすごいですね。20年後、30年後、孫の代まで続くというか、そういう歌が詰まったアルバムだと思います。
放送では、ファンファンさんのお気に入りの曲『どれくらいの』をオンエアしました。
佐藤:この曲の、どんなところがお気に入りですか?
ファンファン:めっちゃ個人的なことを言うと、久々に歌った曲なんです。
佐藤:サビで歌ったよね(笑)。この曲はライブでも何度か歌ったんですけど、サビになるときに岸田さんがオクターブ上で張った声で「ぎゃー」と歌ってたのを、レコーディングのときにファンファンちゃんが緩やかに歌って、岸田さんがオクターブ下で歌ったら、めちゃめちゃふざけてるなぁという感じで、楽しく笑いながら歌ってたんですけど、作品になると妙にマッチングしていて、逆にシリアスになりましたよね。
おもしろいエピソードを披露してくれたおふたり。この機会に、みなさんもぜひ『ソングライン』をチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/