姿勢が悪いと脳の働きが落ちる…そのワケは? 専門家がそのメカニズムを解説!

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。9月10日(月)のオンエアでは、「姿勢が悪いと脳の働きが落ちる理由」を、世界的脳神経外科医の林 成之先生が解説しました。


■人間の「基盤」は背中にある!

林さんは長年にわたり、脳のパフォーマンスを引き上げる方法について研究しており、オリンピック日本代表やトップアスリートに、「勝つための脳」の指導も行っています。林さんに「姿勢が悪いと脳の働きが落ちる」理由を解説してもらいました。

理由1:「空間認知脳」が正確に機能しないから

:脳には「空間認知脳」という中枢があります。地球の重力に対して機能しており、姿勢が悪いと空間認知脳が正確に機能しません。“名人”と呼ばれている人は、座っていても、立っていても、姿勢が美しいです。

理由2:背中に基盤があるから

:人間には、あるポイントを意識すると運動に失敗しません。そのポイントの位置は、手を動かす基盤となる肩甲骨の顆炎(かえん)と背骨が交わった点。ここが人間の体を正確に動かす稼働基盤となっています。ここを意識すると、ほとんどの人間は動くことに失敗しないと言えます。

さらに、背中の姿勢を意識することが重要である理由について解説しました。

:人間は物を判断するときに、ふたつのことを同時にできないのです。ひとつは目で見えない背中に基盤を置いているからなんです。したがって、姿勢を正しながら毎日座ったり、歩いたり、走ったりすることを心がけると、運動能力は必ず素晴らしいものになってきます。これが人間の脳の素晴らしい仕組みといってもいいと思います。

より詳しく知りたい方は、林さんの著書 『図解 脳に悪い7つの習慣』(幻冬社)を手にとってみてください。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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