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SING LIKE TALKING・佐藤竹善、デビュー30周年を迎えた現在の心境は?

SING LIKE TALKING・佐藤竹善、デビュー30周年を迎えた現在の心境は?

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー『SAWAI SEIYAKU WONDERFUL LIFE』。8月16日(木)のオンエアでは、今年でデビュー30周年を迎えるSING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんが登場。現在の心境や、8月22日に発売されるアルバムについて伺いました。


■来た仕事を拒まず、そのうえで…



今年デビュー30周年を迎えたSING LIKE TALKING。最近では徐々に活動に対するスタンスが変わってきました。

クリス:今年、30周年イヤーのSING LIKE TALKING。今後のお話はみなさんでするんですか?
佐藤:昔はよくしましたけどもね、「来年はどうしようか?」みたいな。最近はあまりしないですね。とりあえず目の前にあることをしっかりやれば、それをこなし終わった頃には、次にやることが自然にだんだん見えてくるというか。そういうのを積み重ねの経験の中で味わってきていますので、流れに任せてもいいんじゃないかなっていう感じにはなっています。この前も、葉加瀬太郎の50歳のお祝いライブで、打ち上げでいろんなミュージシャンたちと話しましたけど、やっぱりみんなそうなってきてますね。
クリス:うんうん。
佐藤:「来た仕事は拒まず」みたいな。目の前にあることを一生懸命やれば、それを見ている人がまた次の仕事をもってきてくれる、みたいなね(笑)。自然の流れで乗っていっていい年齢なんじゃないかな、というふうに思ってますけど。とはいいつつ、自分たちの中で「こういう音楽は作ってみたい」とか、自分個人でも「次はこういう音楽性にチャレンジしたい」っていうのは常にあるので、そういうのをやる時間は必ず確保しなければいけないなという思いはずっとキープしています。


■出会いやつながりの中で生まれる音楽

年齢とともに、自然の流れに乗っていくという考え方になったという佐藤さん。様々な人々との出会いや、つながりの中から、音楽が生み出されているそうです。

クリス:つながりの中で生まれる仕事は、音楽にとってすごい大事な要素なんですかね。
佐藤:すごく大事ですね。僕がSING LIKE TALKING、3人だけにこだわらないようにどんどんなっていったのも、そこの部分が大きいですね。思いもかけない出会いとか。特に僕はジャズから何から、いろんなジャンルをなるべく飛び越えて、迎え入れてくれる場所には行くようにしています。そうすると、自分の中の既成概念がどんどん壊れていって、それによってまた思いもしない発想が生まれたりしますね。ポップスシーンでやってるだけでは出会えないものもあるので。お互いがアイデアを出し合って面白いことができたりとか、それがまたどんどん膨らんで自分の創作にも戻ってきたりとか……あっちこっちいろんなものが繋がって、新しいものが生まれていく。それが結局、自分の今までの音楽の歴史だなと、すごく思いますね。


■佐藤さんとってのワンダフルライフとは?

デビュー30周年を向かえ、充実した日々を送っている様子の佐藤さん。そんな佐藤さんは、「音楽が生活の1つになっている」という今の状態を明かしました。

クリス:佐藤竹善さんにとってのワンダフルライフとは何でしょう?
佐藤:あのですね、もう日々、穏やかに暮らしていけるっていうことが、すごくワンダフルライフだなと思うんですよね。当たり前のことなんですけど。なんかね、音楽がね、どんどん生活の1つになっていくんですよ、感覚として。ご飯を食べて寝てっていうことと同じ。若い頃は生活があって、そして創作っていう、なんかこう、どこかに力みがあったりとか。
クリス:「別のものをやるぞ!」っていう?
佐藤:うん、「やるぞ!」っていう。または「仕事だぞ!」とか。「作品を生み出すぞ!」的な。じゃなくて、どんどんいろんなことを、ウエーブをね(笑)、経験してきた上で感じるのは、生活の1つになっていることが、すごく穏やかで嬉しいというかね。心が健康で穏やかな状態から生まれてくるメロディとか言葉とか歌い方とか、アレンジの発想とかが、「こんなにも違うものなんだ」と。若いときにいろんな葛藤を経ているから言えるんだろうとは思いますけど、そこを超えてここに来れたっていうのは、すごく幸せだなと思っていて。一番のワンダフルライフだなと思っています。

8月22日には、SING LIKE TALKINGのデビュー30周年記念ベストアルバム『3rd REUNION』をリリース、9月24日からは『SING LIKE TALKING 30th Anniversary Live Amusement Pocket “FESTIVE”』が予定されています。

佐藤:僕らはCDではね、作品ではもうホントに自由に好きなように作ってこれたので。コンサートは逆に、「今の僕らの音楽性が云々……」というより、お客さんが楽しめるものを100パーセントやるって決めてるんですよ。なので、30周年は特にアルバムプロモーション的な、今回のアルバムの作品性をなんとなく漂わす通常のツアーとかとも違うので、もう完全に30年分の代表曲だけをやって、僕らも楽しんで、お客さんも楽しめればいいなと思っているんですけどね。

ぜひ、足を運んでみてください。

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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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