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『この世界の片隅に』を丸ごと体験! 当時の服も見られる企画展が開催中

『この世界の片隅に』を丸ごと体験! 当時の服も見られる企画展が開催中

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。8月15日(水)のオンエアでは、「昭和館で学ぶ『この世界の片隅に』」展をピックアップしました。


■すずや夫が着ていた当時の服を展示

今年の8月15日で終戦記念日も73回目。九段下にある昭和館では特別企画展として、「昭和館で学ぶ『この世界の片隅に』」が開催されています。

アニメ映画やドラマでも話題の『この世界の片隅に』。原作はこうの史代さんによる漫画で、昭和19年に広島県呉市の北條家に嫁いだ18歳の絵が好きな女性・すずを主人公に、終戦直後までの出来事を描いています。2009年に第13回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞を受賞しました。

今回、この企画展を2年かけて開催にこぎつけた、担当者の同館学芸員・鈴木一史さんにお話を聞きました。

鈴木:昭和館では「語り部育成事業」といって、戦中戦後を直接体験されてない方が、当時の出来事を後世に語り伝えていくという事業をやっています。その講師として、原作者のこうの史代先生をお呼びしようとしたことがあって、語り部育成事業ではなく、このような形で今回展示をすることになりました。

昭和館は、戦中戦後体験を戦後世代が語り伝えていく「語り部育成事業」を2016年から実施しています。そのつながりの中で、企画開始から出版社との交渉を経て、2年越しでこの企画展が実現したのだそうです。

この特別企画展では、こうのさんの漫画作品に描かれた当時の生活についての道具など、実物を展示しているのが特徴の一つです。

鈴木:この企画展はほぼ時代を追う形で、1章から4章の構成になっています。1章は家庭の暮らしということで、すずや夫が着ていた当時の服を、漫画のコマと一緒に展示しています。また「愛国イロハカルタ」という愛国心を養うかるたも戦時中に出されたんですが、『この世界の片隅に』にもそれを作者がアレンジして連載した回があって、その漫画と実物を一緒に見られるコーナーもあります。こうしたかるたを見ていくと、当時大変だった、苦しかったというのも一つの事実ではありますが、それだけではなくて、仕事を頑張って、皆で仲良くして、かるたで楽しんで……そういうのもあったということがわかったりします。人々の喜怒哀楽に寄り添うような形で、戦中戦後の生活を紹介しています。


■「自分ならどうだったか」考えてほしい

鈴木さんには、この企画展を通して考えてもらいたいことがあるそうです。

鈴木:この特別企画展では、見ていただくことで漫画の魅力を再発見していただくのはもちろんですが、実際に展示されているものを見て、当時何があったのか、ぜひもっと身近に感じてほしいです。作品には、単純に戦争で大変だっただけではなく、主人公が戦争に勝てる、勝たなきゃいけないと思っていたことも描かれています。自分だったら当時どう考えたか、どうしたか、自分に引きつけて考えてもらえると嬉しいです。

昭和館は、この夏丸ごと『この世界の片隅に』ということで、図書館では関連本、5階の映像音響室では広島や呉の写真や映像を見ることもできます。開催は9月9日(日)まで、特別企画展の入場料は無料です。ぜひ訪れてみてください。

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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月曜-木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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