J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー『MUSIC +1』。7月23日(月)は、南こうせつさんをお迎えして、エド・シーランほか、洋楽の話で盛り上がりました。。
■エド・シーランの面白さは?
日本を代表するフォークシンガーの南さんは、J-WAVEにはなんと初登場! サッシャが新幹線で偶然お会いして、南さんとエド・シーランの話をしたことがきっかけで「いつかJ-WAVEで、エド・シーランの話をしていただけませんか」とオファーしたそうです。
サッシャ:エド・シーランのライブをご覧になったんですよね?
南:前から気にはなってたんだけど、テレビでエルトン・ジョンと一緒に歌っているのを観たんです。我々の世代よりもとっても若いエド・シーランが我々世代と一緒に歌っているのを観ても違和感がなくて、むしろエド・シーランが客を巻き込んで引っ張っていってたんです。それで、来日したときに観に行ったんです。
サッシャ:こうせつさんは以前、「あのとき、真ん中に人がいるのが印象的だ」と言ってましたけど、どんな印象だったんですか?
南:ライブが、人間が真ん中にいるっていう感じがしたの。人間が真ん中にいて、ライブを盛り上げてる。“人間が真ん中にいる楽曲”がいっぱいある。その温かみですよね。これは本当に驚きました。それと、エド・シーランが面白いのは、アコースティックサウンドが豊富なんです。足下にループマシンを置くっていうのは、我々の世代には全くなかったです。僕たちの頃は他のミュージシャンがやってたけど、彼はドラムもベースもコーラスもシンセも全部一人でやっちゃうんです。レコーディングでは重ねるけど、ライブでやってることに驚きでした。
サッシャ:エドの中で好きな曲はありますか?
南:『Sing』は面白いよね。彼は歌いながら、突然ラッパーになったりするんですよね。あの滑舌がおじちゃんには新鮮で(笑)。
サッシャ:(笑)。アコースティックで弾きながらラップをしてしまうという。
南:彼はお父さんからの影響を受けつつ、自分なりの道を探ってるのかな。それが今、若い人に支持されてるっていうのは、そういうことかと思いました。あと詞の世界がすごいんです。60年代、70年代、ポール・サイモンとかニール・ヤングとか、ジョニ・ミッチェルとか、あのへんの歌詞の影響はすごくあると思います。(メッセージ性というよりは)小説的ですね。
サッシャ:小説的!
南:人の名前とか、道の名前とか、今のそのままの詞を書いているんです。このへんが、それまでのエルヴィス・プレスリーとかフランク・シナトラの、作詞家が書いた詞をぶち打ち破ったのがロッカーで、(吉田)拓郎さんも、井上陽水さんも、我々もぶち破ってきたんですけど、それと似てますね。
■南さんが気になったアーティストは…
さらに、スタジオではサンプラーを用意。南さんが気になったアーティストのボタンを押すとその曲が流れて、それを聴きながら感想を伺う企画を行いました。
南:用意していただいた9人のアーティスト中で、一番メロディアスなのは誰ですか?
サッシャ:今はどちらかというとメロディーが消されている時代ではあるんですけど、アリアナ・グランデとかですかね? (アリアナの曲を流しながら)歌い上げないんですよね。ディーバではあるんですけど。
南:いい感じ!
サッシャ:ビートが入って、 Aメロ、Bメロで盛り上がっていくスタイルではないのが今風なんですよ。
南:そうなんだ。でもいい声ですね。
サッシャ:歌はめちゃくちゃうまいですよね。
南:これはチェックだね。
続いて、ジャスティン・ビーバーについて語りました。
南:今話題になってるジャスティン・ビーバーって、結婚するとかしないとかって『ニューズウィーク』で見ました。(ここで『What Do You Mean』のアコースティック・バージョンをオンエア)。声質がいいね。すごくいい!
サッシャ:15歳でデビューしたときは少年の高い声だったんですけど、下がっても魅力的でハスキーです。どちらかというと、変わり者のイメージがあるんですけど、歌声にも悲哀があります。
南:いい声だなぁ。この声が大勢の人を惹きつけるんでしょうね。
サッシャ:もう一曲いきましょう。
南:不良っぽいのは誰ですか?
サッシャ:カーディ・Bです。この人すごいですよ。もともとストリッパーで、最近はラッパーの人と結婚して、妊娠してこれからママになります。ストリートギャングもやってたんじゃないかっていう説もあります(笑)。ただ、今一番人気のラッパーですね。みんなが一緒にやりたがっています。今、“ダウンビート”って呼ばれている、盛り上がらない感じが旬なんです。
南:すごく勉強になる!
サッシャ:普通はサビに向かって盛り上がりを作るんですけど、わざと盛り上がりを作らないんです。ずっと同じビートで永遠に続いていくんです。
南:僕も以前、若い子たちと、何回か一緒にクラブに行ったことがあるんですけど、大音響で凄いじゃないですか。そこに大勢の人が、足の踏み場もないほどいるんですよ。僕はそれよりも小川のせせらぎが聞こえる所に行きたいんですよ(笑)。
サッシャ:なるほど(笑)。
南:でも「なんでそこに人が集まるんだろう」と考えたら、お母さんの子宮の中にいる時と音が近いらしいんですって。だから惹かれるらしいんです。そうじゃないと、あんなうるさい所に惹かれませんよ(笑)。
初登場にして、音楽の話で大いに盛り上がった南さんでした。南さんは9月5日(水)に「東京フォークフェスティバル 2018」を開催します。要チェック!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■エド・シーランの面白さは?
日本を代表するフォークシンガーの南さんは、J-WAVEにはなんと初登場! サッシャが新幹線で偶然お会いして、南さんとエド・シーランの話をしたことがきっかけで「いつかJ-WAVEで、エド・シーランの話をしていただけませんか」とオファーしたそうです。
サッシャ:エド・シーランのライブをご覧になったんですよね?
南:前から気にはなってたんだけど、テレビでエルトン・ジョンと一緒に歌っているのを観たんです。我々の世代よりもとっても若いエド・シーランが我々世代と一緒に歌っているのを観ても違和感がなくて、むしろエド・シーランが客を巻き込んで引っ張っていってたんです。それで、来日したときに観に行ったんです。
サッシャ:こうせつさんは以前、「あのとき、真ん中に人がいるのが印象的だ」と言ってましたけど、どんな印象だったんですか?
南:ライブが、人間が真ん中にいるっていう感じがしたの。人間が真ん中にいて、ライブを盛り上げてる。“人間が真ん中にいる楽曲”がいっぱいある。その温かみですよね。これは本当に驚きました。それと、エド・シーランが面白いのは、アコースティックサウンドが豊富なんです。足下にループマシンを置くっていうのは、我々の世代には全くなかったです。僕たちの頃は他のミュージシャンがやってたけど、彼はドラムもベースもコーラスもシンセも全部一人でやっちゃうんです。レコーディングでは重ねるけど、ライブでやってることに驚きでした。
サッシャ:エドの中で好きな曲はありますか?
南:『Sing』は面白いよね。彼は歌いながら、突然ラッパーになったりするんですよね。あの滑舌がおじちゃんには新鮮で(笑)。
サッシャ:(笑)。アコースティックで弾きながらラップをしてしまうという。
南:彼はお父さんからの影響を受けつつ、自分なりの道を探ってるのかな。それが今、若い人に支持されてるっていうのは、そういうことかと思いました。あと詞の世界がすごいんです。60年代、70年代、ポール・サイモンとかニール・ヤングとか、ジョニ・ミッチェルとか、あのへんの歌詞の影響はすごくあると思います。(メッセージ性というよりは)小説的ですね。
サッシャ:小説的!
南:人の名前とか、道の名前とか、今のそのままの詞を書いているんです。このへんが、それまでのエルヴィス・プレスリーとかフランク・シナトラの、作詞家が書いた詞をぶち打ち破ったのがロッカーで、(吉田)拓郎さんも、井上陽水さんも、我々もぶち破ってきたんですけど、それと似てますね。
■南さんが気になったアーティストは…
さらに、スタジオではサンプラーを用意。南さんが気になったアーティストのボタンを押すとその曲が流れて、それを聴きながら感想を伺う企画を行いました。
南:用意していただいた9人のアーティスト中で、一番メロディアスなのは誰ですか?
サッシャ:今はどちらかというとメロディーが消されている時代ではあるんですけど、アリアナ・グランデとかですかね? (アリアナの曲を流しながら)歌い上げないんですよね。ディーバではあるんですけど。
南:いい感じ!
サッシャ:ビートが入って、 Aメロ、Bメロで盛り上がっていくスタイルではないのが今風なんですよ。
南:そうなんだ。でもいい声ですね。
サッシャ:歌はめちゃくちゃうまいですよね。
南:これはチェックだね。
続いて、ジャスティン・ビーバーについて語りました。
南:今話題になってるジャスティン・ビーバーって、結婚するとかしないとかって『ニューズウィーク』で見ました。(ここで『What Do You Mean』のアコースティック・バージョンをオンエア)。声質がいいね。すごくいい!
サッシャ:15歳でデビューしたときは少年の高い声だったんですけど、下がっても魅力的でハスキーです。どちらかというと、変わり者のイメージがあるんですけど、歌声にも悲哀があります。
南:いい声だなぁ。この声が大勢の人を惹きつけるんでしょうね。
サッシャ:もう一曲いきましょう。
南:不良っぽいのは誰ですか?
サッシャ:カーディ・Bです。この人すごいですよ。もともとストリッパーで、最近はラッパーの人と結婚して、妊娠してこれからママになります。ストリートギャングもやってたんじゃないかっていう説もあります(笑)。ただ、今一番人気のラッパーですね。みんなが一緒にやりたがっています。今、“ダウンビート”って呼ばれている、盛り上がらない感じが旬なんです。
南:すごく勉強になる!
サッシャ:普通はサビに向かって盛り上がりを作るんですけど、わざと盛り上がりを作らないんです。ずっと同じビートで永遠に続いていくんです。
南:僕も以前、若い子たちと、何回か一緒にクラブに行ったことがあるんですけど、大音響で凄いじゃないですか。そこに大勢の人が、足の踏み場もないほどいるんですよ。僕はそれよりも小川のせせらぎが聞こえる所に行きたいんですよ(笑)。
サッシャ:なるほど(笑)。
南:でも「なんでそこに人が集まるんだろう」と考えたら、お母さんの子宮の中にいる時と音が近いらしいんですって。だから惹かれるらしいんです。そうじゃないと、あんなうるさい所に惹かれませんよ(笑)。
初登場にして、音楽の話で大いに盛り上がった南さんでした。南さんは9月5日(水)に「東京フォークフェスティバル 2018」を開催します。要チェック!
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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