J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。7月16日(月)のオンエアでは、カーリング男子日本代表、SC軽井沢クラブ・両角公佑さんと、スポーツライターの竹田聡一郎さんをお迎えし、カーリングの魅力や現状について語っていただきました。
■カーリングの魅力とは?
カーリングの開幕戦にあたる「ADVICS CUP 2018」が、北海道・常呂町で行われました。まずはカーリングの魅力についてお訊きしました。
竹田:カーリングは、考える時間(シンキングタイム)がすごく長いんですね。ずっとプレーしているわけでなく、考えています。テレビ中継だと選手の声を拾うことができて、今年は「そだねー」が話題になりました。選手がプレーしながら、我々に何をしているのかを教えてくれるという魅力があります。「氷上のチェス」とも言われていて、選手がシャカシャカする「スウィープ」はハードなので、肉体と頭脳が一致しないと勝てないゲームなんです。だから、日本人に向いているゲームだと思います。
両角:相手の石を弾き出すという意味で言うと、「石を弾き飛ばせばいいのに、なんで前においたんだろう」、「相手の石を全部はじき出して強いのを取ればいいのに」といった戦術的な深みがあるんです。最後の最後に司令塔の指示で逆転して「あの石が生きてきたんだ!」というところが魅力です。
スウィープをするためのブラシを持参してくれた両角さん。別所が持ってみると、その軽さに驚きます。ブラシは300グラムほどの重さで、ヘッドはオックスフォード素材でできています。
別所:女子カーリングは、ソチと平昌オリンピックを比較して、どうでしょう?
竹田:ソチのときよりも平昌は熱狂や感動がありました。単純にソチより平昌のほうが、記者が増えましたね。プレーにフォーカスした記事が、新聞やテレビでみられましたので、戦術の面白さが浸透してきたのかなと思います。
■男子カーリングの現状
続いて、男子カーリングの現状について、両角さんはこのように語ります。
両角:今までだと、ファンクラブの活動費が足りなくて、ファンクラブを募って年間の活動費を助けていただいてました。オリンピック前は、ファンクラブ人数が200人前後だったんですけど、オリンピック後は3~4倍に増えました。オリンピックは大きいものだと感じています。
■カーリングの注目ポイント
4年後の北京冬季オリンピックについて伺いました。
竹田:今シーズンは選手の大胆な移動や移籍、チーム、ポジション変更が「ADVICS CUP」で試されていて、今は過渡期なので、ここから応援していくと、4年後は通を気取れるメリットがあります(笑)。
SC軽井沢クラブは4年後に向けて準備中です。両角さんは「ファンクラブも増えて、スポンサーからも応援してもらっているので、4年後の北京を目指したいです」と意気込みを語りました。
また、カーリングの課題について、竹田さんはこのように話します。
竹田:日本はカーリング場が増えていて、環境は整ってきています。男子の注目も増えてきていますが、もっと企業がサポートしてくれると、カーリングに集中できて、結果がでるのではないかと思います。
最後に、両角さんからメッセージをいただきました。
両角:カーリングは難しく見えるんですけど、1時間くらい体験してみると、僕らと同じ距離でゲームができちゃうんです。軽井沢に来たら、カーリング場のアイスの上で涼んでください。オリンピック選手もたまにいるので、一緒に触れ合いながらプレーできたらうれしいです。
すでにシーズンが始まっているカーリング。4年後の北京オリンピックに向けて、みなさんも今から応援してみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時ー9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html
■カーリングの魅力とは?
カーリングの開幕戦にあたる「ADVICS CUP 2018」が、北海道・常呂町で行われました。まずはカーリングの魅力についてお訊きしました。
竹田:カーリングは、考える時間(シンキングタイム)がすごく長いんですね。ずっとプレーしているわけでなく、考えています。テレビ中継だと選手の声を拾うことができて、今年は「そだねー」が話題になりました。選手がプレーしながら、我々に何をしているのかを教えてくれるという魅力があります。「氷上のチェス」とも言われていて、選手がシャカシャカする「スウィープ」はハードなので、肉体と頭脳が一致しないと勝てないゲームなんです。だから、日本人に向いているゲームだと思います。
両角:相手の石を弾き出すという意味で言うと、「石を弾き飛ばせばいいのに、なんで前においたんだろう」、「相手の石を全部はじき出して強いのを取ればいいのに」といった戦術的な深みがあるんです。最後の最後に司令塔の指示で逆転して「あの石が生きてきたんだ!」というところが魅力です。
スウィープをするためのブラシを持参してくれた両角さん。別所が持ってみると、その軽さに驚きます。ブラシは300グラムほどの重さで、ヘッドはオックスフォード素材でできています。
別所:女子カーリングは、ソチと平昌オリンピックを比較して、どうでしょう?
竹田:ソチのときよりも平昌は熱狂や感動がありました。単純にソチより平昌のほうが、記者が増えましたね。プレーにフォーカスした記事が、新聞やテレビでみられましたので、戦術の面白さが浸透してきたのかなと思います。
■男子カーリングの現状
続いて、男子カーリングの現状について、両角さんはこのように語ります。
両角:今までだと、ファンクラブの活動費が足りなくて、ファンクラブを募って年間の活動費を助けていただいてました。オリンピック前は、ファンクラブ人数が200人前後だったんですけど、オリンピック後は3~4倍に増えました。オリンピックは大きいものだと感じています。
■カーリングの注目ポイント
4年後の北京冬季オリンピックについて伺いました。
竹田:今シーズンは選手の大胆な移動や移籍、チーム、ポジション変更が「ADVICS CUP」で試されていて、今は過渡期なので、ここから応援していくと、4年後は通を気取れるメリットがあります(笑)。
SC軽井沢クラブは4年後に向けて準備中です。両角さんは「ファンクラブも増えて、スポンサーからも応援してもらっているので、4年後の北京を目指したいです」と意気込みを語りました。
また、カーリングの課題について、竹田さんはこのように話します。
竹田:日本はカーリング場が増えていて、環境は整ってきています。男子の注目も増えてきていますが、もっと企業がサポートしてくれると、カーリングに集中できて、結果がでるのではないかと思います。
最後に、両角さんからメッセージをいただきました。
両角:カーリングは難しく見えるんですけど、1時間くらい体験してみると、僕らと同じ距離でゲームができちゃうんです。軽井沢に来たら、カーリング場のアイスの上で涼んでください。オリンピック選手もたまにいるので、一緒に触れ合いながらプレーできたらうれしいです。
すでにシーズンが始まっているカーリング。4年後の北京オリンピックに向けて、みなさんも今から応援してみてください。
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