J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』（ナビゲーター：クリス智子）。7月11日（水）のオンエアでは、ウェブや映像の最前線で活躍する人気クリエイター、中村勇吾さんが登場。現在開催中の「AUDIO ARCHITECTURE：音のアーキテクチャ展」について訊きました。
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■「音楽のデザイン、音楽の構築性」をテーマにした展示会
ウェブデザイナー、インターフェースデザイナー、映像ディレクターなどの肩書きでも知られる中村さん。国内外で数々の賞を受賞し、ユニクロ、無印良品、ニューヨーク近代美術館の展覧会のウェブサイトなどに関わっています。現在、東京ミッドタウン内21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「AUDIO ARCHITECTURE：音のアーキテクチャ展」ではディレクターを務めています。会場では、小山田圭吾さん（Cornelius）の書き下ろしの新曲『AUDIO ARCHITECTURE』が流れています。
中村：展覧会のテーマが「音楽のデザイン、音楽の構築性」といったことなので、この1曲を無限にループしているんです。
クリス：映像もあるし、小山田さんたちの演奏風景もあるんですけど、いろいろな映像に関わる方が作った作品を前にしながらなので、ループが気持ちいいというのはありますよね。
中村：音楽のループをしている中で、9人の作家が色々な解釈をして、それをビジュアライズしているんですけど、そのビジュアライズによって音楽の聴かれ方がちょっとずつ変わっていく、そんな体験があるかなと思いますね。
クリス：小山田さんの音楽と映像の相性のよさも感じました。
中村：そうですね。小山田さんはこの展覧会のイメージにすごくピッタリな人で、音楽って全体から細部まで細かく構築されているものだというのが展覧会の趣旨なんですけど、小山田さんの音楽はそういうことが、はっきりと明快に伝わるような感じかなと思います。
クリス：そもそも『AUDIO ARCHITECTURE』という発想、言葉というのはどういうふうに生まれたんですか？
中村：これは僕が考えたんじゃなくて、近所の本屋で『GINZA』という女性向けファッション誌を立ち読みしていて、そこでショーン・レノンさんが、小山田さんがアルバム『Mellow Waves』を出したときの感想を、「彼の音楽は音の建築のようだ」みたいに書いていて「めっちゃいい言葉やん」って。メモして3日後に「これで展覧会いきましょう」という感じですね。音楽をテーマにするということは考えていたんですけど、広すぎるじゃないですか。キーワードにして絞れるような言葉があって「ショーン・レノンさんありがとう」と思いながら帰りました（笑）。
■9組のクリエイターの作品が連動する空間
クリス：今回9組のクリエイターの方たちが、小山田さんの曲にあわせて、それぞれの解釈での映像作品を出しているんですけど、9組をディレクションしたのは中村さんですか？
中村：僕が単純に好きな人なんですけど、ひとつの音楽をいろいろな観点から解釈して可視化するということで、映像をみることで音楽の聴こえ方が違ってくる、バリエーションが生まれるような人々にお願いした感じですね。
その映像についてこんな話も。
クリス：9組のクリエイターの方が（作品を）あげてきたときの中村さんのご感想は？
中村：全てを通して観たのが前日とかで。あまり言うことをきかなそうな人たちなので、何も言わないでガッと集めてドキドキしながらみたんですけど、思ったより面白かったです。「ちゃんとみんなバラバラだ。みんな違ってみんないい」みたいな金八先生みたいな気持ちになりました。打ち上げでその話をしたらみんなすごい嫌な顔しましたね（笑）。「なんだそのしょうもないコメントは」と（笑）。
クリス：（笑）。
最後に、展覧会の見どころについて中村さんに訊きました。
中村：ひとつの楽曲を軸に、全てが連動して動き続ける空間を作ったんです、普通に展覧会で立ちすくんでみるというよりは、本当に作品の中に入ってもらったり、上に登って立っていただいても寝転んでいただいても、インスタ映えでもなんでもしていただいて。あそこで撮るとカッコよくみえるんです。
「AUDIO ARCHITECTURE：音のアーキテクチャ展」は、10月14日（日）まで21_21 DESIGN SIGHTで開催中です。展覧会の期間中には「参加作家によるリレー・トーク 第1回」が7月28日（土）、「梅田宏明 ダンスパフォーマンス」が8月11日（土・祝）といった関連イベントも開催されます。詳細は21_21 DESIGN SIGHTのオフィシャルサイトをチェックしてください！
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【番組情報】
番組名：『GOOD NEIGHBORS』
放送日時：月・火・水・木曜 13時－16時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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■「音楽のデザイン、音楽の構築性」をテーマにした展示会
ウェブデザイナー、インターフェースデザイナー、映像ディレクターなどの肩書きでも知られる中村さん。国内外で数々の賞を受賞し、ユニクロ、無印良品、ニューヨーク近代美術館の展覧会のウェブサイトなどに関わっています。現在、東京ミッドタウン内21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「AUDIO ARCHITECTURE：音のアーキテクチャ展」ではディレクターを務めています。会場では、小山田圭吾さん（Cornelius）の書き下ろしの新曲『AUDIO ARCHITECTURE』が流れています。
中村：展覧会のテーマが「音楽のデザイン、音楽の構築性」といったことなので、この1曲を無限にループしているんです。
クリス：映像もあるし、小山田さんたちの演奏風景もあるんですけど、いろいろな映像に関わる方が作った作品を前にしながらなので、ループが気持ちいいというのはありますよね。
中村：音楽のループをしている中で、9人の作家が色々な解釈をして、それをビジュアライズしているんですけど、そのビジュアライズによって音楽の聴かれ方がちょっとずつ変わっていく、そんな体験があるかなと思いますね。
クリス：小山田さんの音楽と映像の相性のよさも感じました。
中村：そうですね。小山田さんはこの展覧会のイメージにすごくピッタリな人で、音楽って全体から細部まで細かく構築されているものだというのが展覧会の趣旨なんですけど、小山田さんの音楽はそういうことが、はっきりと明快に伝わるような感じかなと思います。
クリス：そもそも『AUDIO ARCHITECTURE』という発想、言葉というのはどういうふうに生まれたんですか？
中村：これは僕が考えたんじゃなくて、近所の本屋で『GINZA』という女性向けファッション誌を立ち読みしていて、そこでショーン・レノンさんが、小山田さんがアルバム『Mellow Waves』を出したときの感想を、「彼の音楽は音の建築のようだ」みたいに書いていて「めっちゃいい言葉やん」って。メモして3日後に「これで展覧会いきましょう」という感じですね。音楽をテーマにするということは考えていたんですけど、広すぎるじゃないですか。キーワードにして絞れるような言葉があって「ショーン・レノンさんありがとう」と思いながら帰りました（笑）。
■9組のクリエイターの作品が連動する空間
クリス：今回9組のクリエイターの方たちが、小山田さんの曲にあわせて、それぞれの解釈での映像作品を出しているんですけど、9組をディレクションしたのは中村さんですか？
中村：僕が単純に好きな人なんですけど、ひとつの音楽をいろいろな観点から解釈して可視化するということで、映像をみることで音楽の聴こえ方が違ってくる、バリエーションが生まれるような人々にお願いした感じですね。
その映像についてこんな話も。
クリス：9組のクリエイターの方が（作品を）あげてきたときの中村さんのご感想は？
中村：全てを通して観たのが前日とかで。あまり言うことをきかなそうな人たちなので、何も言わないでガッと集めてドキドキしながらみたんですけど、思ったより面白かったです。「ちゃんとみんなバラバラだ。みんな違ってみんないい」みたいな金八先生みたいな気持ちになりました。打ち上げでその話をしたらみんなすごい嫌な顔しましたね（笑）。「なんだそのしょうもないコメントは」と（笑）。
クリス：（笑）。
最後に、展覧会の見どころについて中村さんに訊きました。
中村：ひとつの楽曲を軸に、全てが連動して動き続ける空間を作ったんです、普通に展覧会で立ちすくんでみるというよりは、本当に作品の中に入ってもらったり、上に登って立っていただいても寝転んでいただいても、インスタ映えでもなんでもしていただいて。あそこで撮るとカッコよくみえるんです。
「AUDIO ARCHITECTURE：音のアーキテクチャ展」は、10月14日（日）まで21_21 DESIGN SIGHTで開催中です。展覧会の期間中には「参加作家によるリレー・トーク 第1回」が7月28日（土）、「梅田宏明 ダンスパフォーマンス」が8月11日（土・祝）といった関連イベントも開催されます。詳細は21_21 DESIGN SIGHTのオフィシャルサイトをチェックしてください！
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