J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。6月19日(火)のオンエアでは、女優の井上真央さんが登場。話題の映画『焼肉ドラゴン』の舞台裏を伺いました。
■関西弁で熱演!「発散させるような攻撃的な役」
井上さんは、2011年に映画『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、同じく2011年、連続テレビ小説『おひさま』のヒロイン、舞台もNODA・MAP『逆鱗』の出演など幅広く活躍してきました。内に秘めた役どころの多い井上さんですが、今回の映画『焼肉ドラゴン』ではクリスも「清々しさをとおり越してて痛々しいほどあっけらかんとした役どころ」という感想。
クリス:ご自分ではどうでしたか? 楽しかったですか?
井上:楽しかったですね。あれだけ発散させるような攻撃的な役は久しぶりというか、なかなかないことだったので。関西弁だったので苦労しましたけど、関西弁だからこそ強く言える部分があったりとかして。
『焼肉ドラゴン』は1970年代の日本を舞台にした、ある家族の物語です。2008年に、新国立劇場と韓国ソウルアートセンターが合同で制作した舞台がもとになっています。この舞台は話題を呼び、数々の演劇賞を受賞しました。今回の映画では、舞台版で作・演出をつとめた鄭 義信さんが初監督をつとめています。
舞台は高度成長にわく昭和45年の日本。関西の地方都市にある焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦と3姉妹&一人息子の6人家族が、時代の波に翻弄されながらも、強い絆で結ばれ生き抜いていく姿を描きます。。出演は大泉洋さん、真木よう子さん、桜庭ななみさんら日本人の俳優のほか、韓国出身の俳優も数多く出演しています。井上さんに、撮影の様子を訊きました。
井上:韓国チーム、日本チームで、アプリとかを使ってお互いの言葉を学びながら、一生懸命コミュニケーションをとって撮影していました。関西弁は地方によってイントネーションも違いますし、畳み掛けるように言わなければならないので、頭で考えつつ気持ちを重視しなければいけない……という意味でごっちゃになってきたりとか。頭ではわかっても感情が乗っちゃうと、やはり語尾が上がってしまうとかがあったので、それはけっこうみんな苦労しました。
クリス:感情が言葉に出て、言葉に出る前に手に出るような、人と人がすごくぶつかり合う、最近そういうのって少ないのかなと思うんですがどうですか?
井上:ちょうど「あの時代よかったな」とみんなが思う時代なのかな。今回の家族もそうですけど、言いたいことを言うというか、相手の気持ちをくみ取るといった纖細なことではなくて、感情表現、愛情表現を思いっきり出すというのが、今回の家族の魅力なのかなと思います。
監督の鄭さんは、在日の人たちのことを日本では知ることは多くても、韓国ではあまり知らない人も多く、(舞台を作った)当初はウケないかもと思ったそうですが、結果的に韓国でも舞台はチケットの争奪戦になるほど大きな反響でした。鄭さんとの仕事についてお訊きすると……。
井上:現場に行って突然「これをやってみて」というのはありましたね。台本に書かれていないこととか。私に関していえば「大泉さんにこういう罵声を浴びせてみて」とか(笑)。けっこう「これを蹴飛ばしてみて」とか現場でありましたけど、でもやっぱり鄭監督が作品の生みの親なので、この作品を書いて作品にする人が現場にいるというのは、すごく安心感がありました。
『焼肉ドラゴン』は6月22日(金)から公開されます。公開日には、TOHOシネマズ 紙兎ロペのLINE LIVEも。井上さんはじめ、真木さん、大泉さん、桜庭さん、大谷亮平さんらも出演します。こちらもぜひチェックしてみてください!
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■関西弁で熱演!「発散させるような攻撃的な役」
井上さんは、2011年に映画『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、同じく2011年、連続テレビ小説『おひさま』のヒロイン、舞台もNODA・MAP『逆鱗』の出演など幅広く活躍してきました。内に秘めた役どころの多い井上さんですが、今回の映画『焼肉ドラゴン』ではクリスも「清々しさをとおり越してて痛々しいほどあっけらかんとした役どころ」という感想。
クリス:ご自分ではどうでしたか? 楽しかったですか?
井上:楽しかったですね。あれだけ発散させるような攻撃的な役は久しぶりというか、なかなかないことだったので。関西弁だったので苦労しましたけど、関西弁だからこそ強く言える部分があったりとかして。
『焼肉ドラゴン』は1970年代の日本を舞台にした、ある家族の物語です。2008年に、新国立劇場と韓国ソウルアートセンターが合同で制作した舞台がもとになっています。この舞台は話題を呼び、数々の演劇賞を受賞しました。今回の映画では、舞台版で作・演出をつとめた鄭 義信さんが初監督をつとめています。
舞台は高度成長にわく昭和45年の日本。関西の地方都市にある焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦と3姉妹&一人息子の6人家族が、時代の波に翻弄されながらも、強い絆で結ばれ生き抜いていく姿を描きます。。出演は大泉洋さん、真木よう子さん、桜庭ななみさんら日本人の俳優のほか、韓国出身の俳優も数多く出演しています。井上さんに、撮影の様子を訊きました。
井上:韓国チーム、日本チームで、アプリとかを使ってお互いの言葉を学びながら、一生懸命コミュニケーションをとって撮影していました。関西弁は地方によってイントネーションも違いますし、畳み掛けるように言わなければならないので、頭で考えつつ気持ちを重視しなければいけない……という意味でごっちゃになってきたりとか。頭ではわかっても感情が乗っちゃうと、やはり語尾が上がってしまうとかがあったので、それはけっこうみんな苦労しました。
クリス:感情が言葉に出て、言葉に出る前に手に出るような、人と人がすごくぶつかり合う、最近そういうのって少ないのかなと思うんですがどうですか?
井上:ちょうど「あの時代よかったな」とみんなが思う時代なのかな。今回の家族もそうですけど、言いたいことを言うというか、相手の気持ちをくみ取るといった纖細なことではなくて、感情表現、愛情表現を思いっきり出すというのが、今回の家族の魅力なのかなと思います。
監督の鄭さんは、在日の人たちのことを日本では知ることは多くても、韓国ではあまり知らない人も多く、(舞台を作った)当初はウケないかもと思ったそうですが、結果的に韓国でも舞台はチケットの争奪戦になるほど大きな反響でした。鄭さんとの仕事についてお訊きすると……。
井上:現場に行って突然「これをやってみて」というのはありましたね。台本に書かれていないこととか。私に関していえば「大泉さんにこういう罵声を浴びせてみて」とか(笑)。けっこう「これを蹴飛ばしてみて」とか現場でありましたけど、でもやっぱり鄭監督が作品の生みの親なので、この作品を書いて作品にする人が現場にいるというのは、すごく安心感がありました。
『焼肉ドラゴン』は6月22日(金)から公開されます。公開日には、TOHOシネマズ 紙兎ロペのLINE LIVEも。井上さんはじめ、真木さん、大泉さん、桜庭さん、大谷亮平さんらも出演します。こちらもぜひチェックしてみてください!
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番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
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