J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』（ナビゲーター：別所哲也）のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。6月13日（水）のオンエアでは、スペースをシェアして荷物を預かる、世界初のサービス「ecbo cloak（エクボ クローク）」に注目しました。
■コインロッカーには入らない荷物もOK！
このサービスは、ウェブ上で事前予約をして、街中のカフェや郵便局などのスペースを予約して荷物を預けることができるというものです。現在は全国で1000店舗が登録されていて、今年度までには10000店舗まで広げる予定だそうです。昨年1月から始まったサービスで急成長しています。カフェの裏などの空いたスペースに荷物を預けるサービスなので、スマートフォンと少しのスペースがあれば、すぐにサービスが始められます。現在は、TSUTAYA、紀ノ国屋（スーパーマーケット）、神社などで荷物を預かることができるようになっています。
サービスを立ち上げたのはecbo株式会社。代表取締役社長の工藤慎一さんによると、「ecbo」の“裏の意味”は、みんなを笑顔にする「エクボ」、“表の意味”は「Extra Cloud Box」の略だそうです。
別所：どんな荷物を預けるケースが多いですか？
工藤：300円のバッグサイズのプランと、600円のスーツケースサイズのプランがあって、8割近くの人がスーツケースを預けています。スーツケース以外にも、ベビーカーやスキー板、折りたたみ自転車や楽器なども預かっています。
別所：面白いですね！
工藤：コインロッカーに入らないような荷物を預かっている状態です。
日本のコインロッカーは、1964年の東京オリンピックの頃に誕生して以来、50年近く変わっていません。コインロッカーのサイズはいくつかありますが、入らないものが多いのも実情です。
工藤：コインロッカーは、8対2の割合で小型のほうが多いです。コインロッカーは日本人向けに作られたので、小さな荷物を入れたいときに使われていますが、最近は大きな荷物を持った外国人も多くなってきていて、なかなか足りないんじゃないかと考えています。
ecbo cloakのユーザーの7割は外国人で、口コミベースでどんどん広がっています。複数日預ける人が多く、東京をベースにして郊外に宿泊したいので、1、2泊分だけの荷物だけを持って行き、邪魔なものは預ける、という使われ方が増えているそうです。
■2025年には世界の500都市での展開を目指す
そもそも、ecbo cloakはどういったことから発想したのでしょう。
工藤：2016年の8月に渋谷を歩いていたときに、訪日の外国人に「スーツケースが入るコインロッカーが見つからない」と声をかけられて。一緒に探したんですけど、40分かかっても見つからなかったんです。たまたま入ったカフェの裏のスペースで預けられたら面白いな、という発想から作りました。
現在、「ecbo cloak」は75の国と地域の方が登録しています。現在は東京、大阪に集中しているものの、一方で愛媛や沖縄など地方でもかなり使われてるとか。「こんなところでも使われてるのか、と思うようなところでも、かなりたくさん使われています」と工藤さん。
別所：ビッグデータで、街づくりに関する新たな展開が見えてくるのでは？
工藤：どんな国籍の方がどこで荷物を預けているのか、どんな荷物を預けているのかが分かるため、データを活用することで、プロモーションにつなげたり、駅前だけでなく街の中に荷物を預けるようお客さんを誘導する……といったところでも役に立てたらと思っています。
飲食店に預けた場合、預けた人の3割がその場で飲食をしている、というデータもあるそうです。工藤さんは、2025年には世界の500都市でこのサービスを使えたら、と考えています。
工藤：テクノロジーは少し怖い印象があると思うんですけど、iPhoneをはじめ、生活を豊かにするものだと考えています。僕らとしても、難しいテクノロジーを皆さんに簡単に使ってもらえるように、いいサービスを提供していきたいと考えています。
使えるところが増えると、旅がラクになりそうです。今後の展開が楽しみですね！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時：月・火・水・木曜 6時－9時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
■コインロッカーには入らない荷物もOK！
このサービスは、ウェブ上で事前予約をして、街中のカフェや郵便局などのスペースを予約して荷物を預けることができるというものです。現在は全国で1000店舗が登録されていて、今年度までには10000店舗まで広げる予定だそうです。昨年1月から始まったサービスで急成長しています。カフェの裏などの空いたスペースに荷物を預けるサービスなので、スマートフォンと少しのスペースがあれば、すぐにサービスが始められます。現在は、TSUTAYA、紀ノ国屋（スーパーマーケット）、神社などで荷物を預かることができるようになっています。
サービスを立ち上げたのはecbo株式会社。代表取締役社長の工藤慎一さんによると、「ecbo」の“裏の意味”は、みんなを笑顔にする「エクボ」、“表の意味”は「Extra Cloud Box」の略だそうです。
別所：どんな荷物を預けるケースが多いですか？
工藤：300円のバッグサイズのプランと、600円のスーツケースサイズのプランがあって、8割近くの人がスーツケースを預けています。スーツケース以外にも、ベビーカーやスキー板、折りたたみ自転車や楽器なども預かっています。
別所：面白いですね！
工藤：コインロッカーに入らないような荷物を預かっている状態です。
日本のコインロッカーは、1964年の東京オリンピックの頃に誕生して以来、50年近く変わっていません。コインロッカーのサイズはいくつかありますが、入らないものが多いのも実情です。
工藤：コインロッカーは、8対2の割合で小型のほうが多いです。コインロッカーは日本人向けに作られたので、小さな荷物を入れたいときに使われていますが、最近は大きな荷物を持った外国人も多くなってきていて、なかなか足りないんじゃないかと考えています。
ecbo cloakのユーザーの7割は外国人で、口コミベースでどんどん広がっています。複数日預ける人が多く、東京をベースにして郊外に宿泊したいので、1、2泊分だけの荷物だけを持って行き、邪魔なものは預ける、という使われ方が増えているそうです。
■2025年には世界の500都市での展開を目指す
そもそも、ecbo cloakはどういったことから発想したのでしょう。
工藤：2016年の8月に渋谷を歩いていたときに、訪日の外国人に「スーツケースが入るコインロッカーが見つからない」と声をかけられて。一緒に探したんですけど、40分かかっても見つからなかったんです。たまたま入ったカフェの裏のスペースで預けられたら面白いな、という発想から作りました。
現在、「ecbo cloak」は75の国と地域の方が登録しています。現在は東京、大阪に集中しているものの、一方で愛媛や沖縄など地方でもかなり使われてるとか。「こんなところでも使われてるのか、と思うようなところでも、かなりたくさん使われています」と工藤さん。
別所：ビッグデータで、街づくりに関する新たな展開が見えてくるのでは？
工藤：どんな国籍の方がどこで荷物を預けているのか、どんな荷物を預けているのかが分かるため、データを活用することで、プロモーションにつなげたり、駅前だけでなく街の中に荷物を預けるようお客さんを誘導する……といったところでも役に立てたらと思っています。
飲食店に預けた場合、預けた人の3割がその場で飲食をしている、というデータもあるそうです。工藤さんは、2025年には世界の500都市でこのサービスを使えたら、と考えています。
工藤：テクノロジーは少し怖い印象があると思うんですけど、iPhoneをはじめ、生活を豊かにするものだと考えています。僕らとしても、難しいテクノロジーを皆さんに簡単に使ってもらえるように、いいサービスを提供していきたいと考えています。
使えるところが増えると、旅がラクになりそうです。今後の展開が楽しみですね！
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番組名：『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時：月・火・水・木曜 6時－9時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
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