J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「RECRUIT THE WORK SHIFT」。4月30日(月)のオンエアでは、「コ・クリエイション(価値共創)スペース」を生み出す空間として、小田急線・参宮橋駅から徒歩3分の場所にオープンした「Atlyaアトリア」に注目しました。
■女性が社会で感じる“壁”
「Atlyaアトリア」は、カフェラウンジスタイルのコ・クリエイションスペース。基本的にメンバーシップ制です。運営しているのは、ソーシャルデザイン、ブランディング、プラットフォームデザイン事業を手掛ける、株式会社エモーヴ。代表取締役・井尾さわこさんに、開設に至った経緯などをお訊きしました。
井尾:メンバー自身が行っている活動や仕事を、メンバーと有機的につながってコ・クリエイションすることが、「Atlya」の中心にあります。子育て、ライフイベントのサポートを、メンバー同士が見守り合えるスペースです。機能としては、 会議室やサロン、アトリエ、撮影スペース、キッズスペースを併設しているので、いろいろな形にカスタマイズして空間を使うことができます。
エモーヴは「Atlya」をはじめ、女性と社会の関係について、さまざまな形で発信をしています。こうした活動をスタートした理由には、井尾さん自身が社会の中で感じた“壁”があったそうです。
井尾:会社自体は、私がひとりのデザイナーとして、デザインの仕事を請け負うというスタンスで創業しました。ところが、私が社会で活躍し続けることの難しさを感じて、自社事業として“女性の活躍”をテーマにしたイベントを行ってきました。当時は、女性の活躍推進ということが全く言われていない時代だったんです。女性の上司が少ないことや、働きながら子育てをするイメージを持ちづらい社会だと感じました。
当時は「コワーキングスペース」という言葉もなく、友だちに働き方、お金、ライフワークなどの問題を打ち明ける機会もなく、「自分だけなのかな」と感じていたそうです。
そんな思いを持って活動をする中、井尾さんの目にとまったのが、「出産」や「子育て」を理由に、それまでの職場で働き続ける事が難しくなり、フリーランスを選ばざるを得なかった女性たちの存在です。
井尾:フリーランスになるプロセスの中で、女性が働きづらい会社組織という体質がどこかにあるんです。フリーランスになりたくてなった人以外にも、フリーランスを選ばざるを得なかった人がたくさんいます。フリーランスの方々が繋がってコ・クリエイションする場所が、コワーキングスペースの中でも見当たらなかったので、自分たちで作ってみようという話になりました。
■「子育て」と「仕事」を切り離さない
井尾さん自身が子育てをするようになり、行政や国による支援がたくさん行われていることがわかったそうです。
井尾:逆に、会社から離れてしまって、仕事を漸進させる機会を失っている方が多いこともわかってきて、その漸進という部分でのサポートは、なかなか企業であっても行政であってもみえていない。追いついていないところなのかなと思います。まずは自分たち自身でサポートし合って、コ・クリエイションしていけたらと思っています。
「Atlya」は、女性たちが集まり、「コ・クリエイション(価値共創)」を生みだしながら、「子育て」と「仕事」を切り離す事なく活動できるスペースです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html
■女性が社会で感じる“壁”
「Atlyaアトリア」は、カフェラウンジスタイルのコ・クリエイションスペース。基本的にメンバーシップ制です。運営しているのは、ソーシャルデザイン、ブランディング、プラットフォームデザイン事業を手掛ける、株式会社エモーヴ。代表取締役・井尾さわこさんに、開設に至った経緯などをお訊きしました。
井尾:メンバー自身が行っている活動や仕事を、メンバーと有機的につながってコ・クリエイションすることが、「Atlya」の中心にあります。子育て、ライフイベントのサポートを、メンバー同士が見守り合えるスペースです。機能としては、 会議室やサロン、アトリエ、撮影スペース、キッズスペースを併設しているので、いろいろな形にカスタマイズして空間を使うことができます。
エモーヴは「Atlya」をはじめ、女性と社会の関係について、さまざまな形で発信をしています。こうした活動をスタートした理由には、井尾さん自身が社会の中で感じた“壁”があったそうです。
井尾:会社自体は、私がひとりのデザイナーとして、デザインの仕事を請け負うというスタンスで創業しました。ところが、私が社会で活躍し続けることの難しさを感じて、自社事業として“女性の活躍”をテーマにしたイベントを行ってきました。当時は、女性の活躍推進ということが全く言われていない時代だったんです。女性の上司が少ないことや、働きながら子育てをするイメージを持ちづらい社会だと感じました。
当時は「コワーキングスペース」という言葉もなく、友だちに働き方、お金、ライフワークなどの問題を打ち明ける機会もなく、「自分だけなのかな」と感じていたそうです。
そんな思いを持って活動をする中、井尾さんの目にとまったのが、「出産」や「子育て」を理由に、それまでの職場で働き続ける事が難しくなり、フリーランスを選ばざるを得なかった女性たちの存在です。
井尾:フリーランスになるプロセスの中で、女性が働きづらい会社組織という体質がどこかにあるんです。フリーランスになりたくてなった人以外にも、フリーランスを選ばざるを得なかった人がたくさんいます。フリーランスの方々が繋がってコ・クリエイションする場所が、コワーキングスペースの中でも見当たらなかったので、自分たちで作ってみようという話になりました。
■「子育て」と「仕事」を切り離さない
井尾さん自身が子育てをするようになり、行政や国による支援がたくさん行われていることがわかったそうです。
井尾:逆に、会社から離れてしまって、仕事を漸進させる機会を失っている方が多いこともわかってきて、その漸進という部分でのサポートは、なかなか企業であっても行政であってもみえていない。追いついていないところなのかなと思います。まずは自分たち自身でサポートし合って、コ・クリエイションしていけたらと思っています。
「Atlya」は、女性たちが集まり、「コ・クリエイション(価値共創)」を生みだしながら、「子育て」と「仕事」を切り離す事なく活動できるスペースです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。